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村国座
岐阜県各務原市にある農村歌舞伎舞台 ウィキペディアから
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村国座(むらくにざ)は、岐阜県各務原市各務おがせ町3-46にある芝居小屋・農村歌舞伎舞台。各務の舞台(かがみのぶたい)とも呼ばれる。

村国神社の境内にある。2023年(令和5年)時点で、村国神社奉納歌舞伎は子供歌舞伎として存続しており[1]、毎年10月第2土曜日・日曜日に行なわれている。各務原市の条例での名称は「国指定重要有形民俗文化財各務の舞台」である[2]。
歴史
1866年(慶応2年)、美濃国各務郡各務村の庄屋である長縄八左衛門が発起人となり、村国座の建設が計画された[3]。1877年(明治10年)に完成し、1882年(明治15年)10月26日にこけら落しが行われた[1]。
1974年(昭和49年)11月19日、「各務の舞台」として国指定重要有形民俗文化財に指定された[4][5]。
2000年代に入ってから、建物全体の老朽化が進行していることや、大きく傾いていることが判明し、建物全体の修復や基礎工事、耐震補強工事を含めた「平成の大修理」が計画された[3][6]。2006年(平成18年)10月には修復工事を開始し[6]。2009年(平成21年)3月8日には修復工事が完了して竣工式が行なわれた[7]。
平成の大修理の際に新たな楽屋の建物(S造2階建)が完成している[8]。修復前は奈落内に楽屋が設置されていた。大修理後は本格的な舞台照明や音響設備が設置され、歌舞伎以外の公演にも使用されている[3]。2011年(平成23年)には倉庫が完成した[8]。
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建築
切妻造。廻り舞台、仮花道、太夫座、奈落を備えている。桟敷席は1階と2階にある。
桁行22.26m、梁間12.1m[5]。建物の延床面積は576.35m2[8]。
- 境川から村国座を望む
- 村国座と村国神社
- 平土間席から舞台を望む
- 廻り舞台
- 花道
- 桟敷席1階
- 天井
- 廻り舞台操作場
- 堀道
- 奉納歌舞伎開催時
- 奉納歌舞伎(子供歌舞伎)
- 奉納歌舞伎(子供歌舞伎)
利用案内
- 利用時間
- 休館日
- 交通アクセス
岐阜県の芝居小屋や農村歌舞伎舞台
岐阜県(美濃国・飛騨国)は地芝居が盛んな地域であり、江戸時代から20世紀前半に建設された芝居小屋や農村歌舞伎舞台が現存する。
脚注
外部リンク
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