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大島沙緒里

日本の女性総合格闘家 ウィキペディアから

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大島 沙緒里(おおしま さおり、1994年11月14日 - )は、日本女性総合格闘家柔道家。リバーサルジム新宿Me,We所属。2020年にDEEP女子ミクロ級(-44.0kg)王座、2021年にDEEP JEWELSアトム級(-47.6kg)王座、2024年DEEP JEWELSミクロ級王座を獲得。夫は柔道家大島優磨旧姓安達(あだち)[2]島根県出身。

概要 基本情報, 通称 ...
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来歴

要約
視点

柔道

3歳の時に弥栄柔道教室で柔道を始める[2]出雲第一中学2年の時には全国中学校柔道大会44kg級の決勝で市場中学2年の森下麻衣に判定で敗れた[2]。3年の時には16歳以下の世界一を決める世界カデに出場して、40kg級で3位となった[3]

2010年に阿蘇中央高校へ進学すると、同期には後に78㎏級で世界チャンピオンとなる梅木真美、1年後輩には土井雅子がいた[2]。2年の時には全日本ジュニアの決勝で世界ジュニアチャンピオンである大成高校2年の濵田早萌に0-3の判定で敗れて2位だった[4]。なお、この当時は部内で色々な問題が持ち上がり、一部の生徒は他校へ転向すると、安達自身も東大阪大敬愛高校へ転向した[2][5][6]

2013年には東海大学へ進学すると、2年の時には全日本ジュニアの決勝で室蘭柔道連盟の堤詩保を技ありで破って優勝したが、世界ジュニア代表には選ばれなかった[2][4]。4年の時には国体成年女子の部に大阪府の一員で出場して準々決勝で愛媛県と対戦すると、今大会が引退試合となる元世界チャンピオンの浅見八瑠奈に有効で勝利する金星を挙げたが、チームは敗れて5位だった[7][8]

卒業後の2017年には日本エースサポートの所属となった[9]。2018年にはKichijoji fit名義でサンボの全日本選手権48kg級に出場して、今大会3連覇を達成した[10]

24歳の時に柔道家大島優磨と入籍し、双子の娘を出産する[11]。結婚・出産を機に競技を離れる。

柔道家である夫や東海大学柔道部で同級生だった本野美樹英語版の活躍に触発され[12]、本野のプロデビュー戦を観戦後に総合格闘技転向を決意。2019年4月、女子選手の育成で指導力の高いAACCの門を叩くと、3ヶ月後のアマチュア修斗関東選手権で優勝。9月に行われた全日本アマチュア修斗選手権では、一本勝ちの連続で優勝し、総合格闘技のトレーニングを始めて半年でプロへ昇格[13]

総合格闘技

2020年1月26日より開始した修斗の「女子初代スーパーアトム級(50.0kg)王座決定トーナメント」に出場し、総合格闘家としてプロデビュー。1回戦で小生由紀にパウンドでTKO勝利し、5月31日に行われた準決勝では黒部三奈のパウンドで3回TKO負け[14]

2020年7月23日、DEEP JEWELS 29で欠場した川西茉夕の代役出場としてさくらと49.0kg契約で対戦し、2Rにキムラロックで一本勝ち[15]

2020年9月20日、DEEP 96 IMPACTのDEEPミクロ級(44.0kg)王座決定戦でにっせーと対戦し、1R小内刈りでテイクダウンし、袈裟固めからパウンドを打ちながらのアメリカーナで一本勝ち。王座を獲得した[16]

2020年12月19日、DEEP JEWELS 31でパク・シウとアトム級(47.6kg)契約で対戦し、0-3の判定負け[17]

2021年3月7日より開始したDEEP JEWELSのアトム級グランプリに出場。1回戦で富松恵美と対戦し、1Rにキムラロックで一本勝ち。6月20日に行われた準決勝ではパク・シウと再戦し、1Rに裏十字固めで一本勝ち[18]。決勝戦で青野ひかるに判定勝利。王座を獲得した[19]

2021年10月24日にRIZINが開催したRIZIN.31浅倉カンナと49.0kg契約で対戦し、スプリット判定で勝利[20]。翌月のSHERDOGアトム級世界ランキングで2位となった[21]

2022年3月12日、DEEP JEWELS 36でHIME英語版と49.0kg契約で対戦し、判定負け[22]

2022年5月9日、DEEP JEWELS 37のDEEPJEWELSアトム級タイトルマッチで挑戦者の須田萌里と対戦し、1Rにキムラロックによる一本勝ちで王座を初防衛[23]

2022年7月2日、RIZIN.36山本美憂と対戦し、スプリット判定で勝利[24]

2022年11月12日、DEEP 110 IMPACTのDEEPミクロ級タイトルマッチで挑戦者の古瀬美月と対戦し、1Rにアメリカーナによる一本勝ち。同級王座を初防衛[25]

2023年2月4日に韓国スウォンで開催された韓国の総合格闘技大会『Black Combat 5』で行われたDEEP×BLACK COMBAT対抗戦にDEEP代表選手として出場。先鋒戦でホン・イェリンと対戦し、3Rに裏十字固めで一本勝ち[26]。2023年3月付でSHERDOGの女子世界アトム級ランキングで6位にランキングされる[27]

2023年6月24日、RIZIN.43パンクラス ストロー級クイーン・オブ・パンクラシストのソルトと対戦し、1Rに首投げからVクロスアームロックで一本勝ち[28][29]

2023年9月18日にDEEPが開催した『DEEP 115 IMPACT』で行われたDEEP JEWELSアトム級およびBLACK COMBATアトム級のダブルタイトルマッチとしてBLACK COMBATアトム級王者のパク・シユンと対戦し、判定負け。

2024年2月24日、RIZIN LANDMARK 8でクレア・ロペスと対戦し、2Rに裏十字固めで一本勝ち[30]。なお、この試合は浜崎朱加の負傷欠場による代役として出場した。

DEEP・DEEP JEWELSミクロ級王座統一

2024年5月26日に開催された『DEEP JEWELS 45』で行われたDEEP 女子およびDEEP JEWELS ミクロ級ダブルタイトルマッチでDEEP JEWELSミクロ級王者の村上彩と対戦し、1回にパウンド連打でTKO勝利[31]。これによりミクロ級におけるDEEP 女子とDEEP JEWELSの統一王者となった[32]。勝利者マイクでは、「今日無事勝てたのでアメリカのInvicta(FC)にこれから挑戦します」「Invictaで実力を証明して日本で戦いたいと思います」などと語った[32]

2024年6月28日にInvicta FCに出場し、アンドレッサ・ロメロに判定負け[33][34]

2025年5月5日、DEEP 125 IMPACTでイ・イェジと対戦し、判定負け。この試合よりリバーサルジム新宿Me,We所属となった。

2025年9月15日に開催された『DEEP 127 IMPACT』で須田萌里と再戦し、判定勝利[35]。勝利者マイクでは、「ここ1カ月は育児を放棄して毎日練習してきました」「私はまださいたまスーパーアリーナで試合をしたことがないので、こんな試合で申し訳ないですけど、伊澤選手と試合できるのであれば、もっと強くなるので挑戦させてください」と話し、RIZINスーパーアトム級王者の伊澤星花に対戦を要求した[35]。同大会のU-NEXT中継の解説席についていた伊澤は「私がやってやりましょうかね[注 1]」「いつでもどこでもやりますよ」などとコメントした[35]。なお、伊澤は同年7月の『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』での試合後インタビューで「大島さんか萌里ちゃんか、勝った方とやりたいなっていう感じですね」と発言していた[35]

2025年9月19日、『RIZIN LANDMARK 12 in KOBE』の追加対戦カード発表記者会見が行われ、伊澤星花とのRIZINスーパーアトム級タイトルマッチを行うことが発表された[37]。会見では、伊澤戦が実現したことについて「ずっと欲しかったこのチャンスだったので、試合をさせてもらえるのであれば今回挑戦させていただきたいと思いました」などと語った[37]

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戦績

プロ総合格闘技

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勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
伊澤星花試合前RIZIN LANDMARK 12
【RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ】
2025年11月3日
須田萌里5分3R終了 判定3-0DEEP 127 IMPACT2025年9月15日
×イ・イェジ5分3R終了 判定0-3DEEP 125 IMPACT2025年5月5日
×アンドレッサ・ロメロ5分3R終了 判定0-3Invicta FC 55: Bernardo vs. Rubin2024年6月28日
村上彩1R 3:05 TKO(パウンド)DEEP JEWELS 45
【DEEP&DEEP JEWELSミクロ級ダブルタイトルマッチ】
2024年5月26日
クレア・ロペス2R 3:18 裏十字固めRIZIN LANDMARK 82024年2月24日
×パク・シユン5分3R終了 判定0-5DEEP 115 IMPACT〜DEEP vs BLACK COMBAT〜
【DEEP JEWELS&BLACK COMBATアトム級ダブルタイトルマッチ】
2023年9月18日
ソルト1R 1:16 VクロスアームロックRIZIN.432023年6月24日
ホン・イェリン3R 0:59 裏十字固めBlack Combat 5: Song of the Sword
【DEEP×BLACK COMBAT対抗戦】
2023年2月4日
古瀬美月1R 1:24 アメリカーナDEEP 110 IMPACT
【DEEPミクロ級タイトルマッチ】
2022年11月12日
山本美憂5分3R終了 判定2-1RIZIN.362022年7月2日
須田萌里1R 2:58 キムラロックDEEP JEWELS 37
【DEEP JEWELSアトム級タイトルマッチ】
2022年5月8日
×HIME英語版5分2R終了 判定0-3DEEP JEWELS 362022年3月12日
浅倉カンナ5分3R終了 判定2-1RIZIN.312021年10月24日
青野ひかる5分3R終了 判定5-0DEEP JEWELS 33
【DEEP JEWELSアトム級グランプリ決勝】
2021年6月20日
パク・シウ1R 2:28 裏十字固めDEEP JEWELS 33
【DEEP JEWELSアトム級グランプリ準決勝】
2021年6月20日
富松恵美1R 0:45 キムラロックDEEP JEWELS 32
【DEEP JEWELSアトム級グランプリ1回戦】
2021年3月7日
×パク・シウ5分3R終了 判定0-3DEEP JEWELS 312020年9月20日
にっせー1R 2:09 アメリカーナDEEP 96 IMPACT
【DEEPミクロ級王座決定戦】
2020年9月20日
さくら2R 2:10 キムラロックDEEP JEWELS 292020年7月23日
×黒部三奈3R 1:52 TKO(パウンドプロフェッショナル修斗 2020 Vol.3
【修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント準決勝】
2020年5月31日
小生由紀2R 3:15 TKO(パウンドプロフェッショナル修斗 2020
【修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント1回戦】
2020年1月26日
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柔道成績

44kg級での戦績

48kg級での戦績

  • 2014年 - 講道館杯 7位
  • 2016年 - 国体 成年女子の部 5位
  • 2016年 - 講道館杯 7位

(出典[2])。

獲得タイトル

アマチュア

  • 2018プーチン大統領杯第44回全日本サンボ選手権大会(48kg級)優勝・女子最優秀選手賞[38]
  • 第18回関東アマチュア修斗選手権大会 女子アトム級(47.6kg以下)優勝(2019年)[39]
  • 第26回全日本アマチュア修斗選手権大会 女子アトム級(47.6kg以下)優勝(2019年)[40]

プロ

  • 第2代DEEPミクロ級王座(2020年)
  • 第7代DEEP JEWELSアトム級王座(2021年)
  • 第3代DEEP JEWELSミクロ級王者(2024年)

脚注

関連項目

外部リンク

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