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大庄南生涯学習プラザ
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尼崎市立大庄南生涯学習プラザ(あまがさきしりつおおしょうみなみしょうがいがくしゅうぷらざ)は、兵庫県尼崎市大庄地区にある尼崎市立生涯学習プラザ。かつては旧大庄村役場、旧大庄公民館の建物であった。国の登録有形文化財[1]。
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概要
鉄筋コンクリート造、地上3階・地下1階の建築物で、完成当時は役場として使用されていた。生涯学習プラザとなった現在の内部には、ホール、実習室、学習室(旧貴賓室含む)、和室、図書コーナーなどがある。
また旧貴賓室には、歴代大庄村長の肖像が掲げられている[2]。
分館
市内に計2館所在する。
- 大庄南分館 - 武庫川町一丁目25番地
- 稲葉荘分館 - 稲葉荘一丁目3番26号
設計
阪神間モダニズムを代表する建築家である、村野藤吾の設計による。その作風から、以下の点などに特徴が見られる[2]。
- 南側遠景
- 外壁南面
- 外壁西面 1階は、建築当時の水路に沿った曲面となっている。
- 塔屋・オリーブの木のレリーフ 天井部には星や雲のレリーフもある。
沿革
本建築物は当初、村の建築技師が設計を担当していたが、1934年(昭和9年)の室戸台風による高潮被害で計画が一時中止。1936年(昭和11年)の再設計にあたり、村野藤吾が依頼を受けた。ちなみに建物に装飾された鳩やオリーブの木は、村野が水害からの復興を旧約聖書の「ノアの方舟[注 1]」になぞらえたものと推測されている[3]。
建築後半世紀近くを経て行われた建物の全面改修後も、外壁タイルは建築当時の材料が忠実に再現され、旧貴賓室には当初のベニヤ板張りの内装が現存している[3]。
なお、2020年代初頭に耐震補強工事は完了したが、タイル張りの外壁は修復が難しく老朽化が課題になっている[4]。2023年6月には台風の接近により大雨となり雨漏りが発生した[4]。
年表

- 1937年(昭和12年)- 建物竣工
- 1942年(昭和17年)2月 - 尼崎市の大庄村併合を受けて、大庄出張所(後の大庄支所)となる
- 1969年(昭和44年)11月10日 - 大庄公民館として開館
- 1986年(昭和61年)3月12日 - 全面改修完了
- 2003年(平成15年)12月1日 - 市内建築物として初めて[3]、国の登録有形文化財に登録される[1]
- 2019年(平成31年/令和元年)4月1日 - 市営から民営化になる。[6]施設名を「大庄南生涯学習プラザ」に改名。
- 2021年4月1日 - 耐震等補強工事のため2022年4月30日まで休館[7]。
- 2022年5月 - 耐震等補強工事が完了し、開館。
アクセス
脚注
参考文献
関連項目
関連施設
外部リンク
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