トップQs
タイムライン
チャット
視点
大相撲平成28年1月場所
ウィキペディアから
Remove ads
大相撲平成28年1月場所(おおずもうへいせい28ねん1がつばしょ)は、2016年1月10日から1月24日まで両国国技館で開催された大相撲本場所。
場所前の話題など
番付・星取表
Remove ads
優勝争い
前場所優勝の横綱日馬富士は2日目に金星を配給し、横綱鶴竜も3日目に金星を配給して、それぞれ1敗。日本出身力士では最も番付の高かった大関稀勢の里は初日に土が付いて黒星発進となった。他の大関陣も照ノ富士と豪栄道はともに3日目で初黒星となったが、休場明けの琴奨菊だけは大関陣でただ一人全勝を守り、同じく全勝の横綱白鵬と並走する展開となった。7日目に平幕の髙安が敗れた後はこの2人だけが連勝を続けた。
2人だけとなった全勝力士は11日目に直接対決となり、押し出しで琴奨菊が勝利。福岡県柳川市出身の琴奨菊が単独トップとなったことで、日本出身力士の10年ぶりの優勝が次第に現実味を帯びてきた。2日目に金星を配給した後は勝ち続けていた1敗の日馬富士も12日目に琴奨菊と対戦して敗れたことで、この時点で自力優勝の可能性がある力士は琴奨菊だけになった。琴奨菊は9日目に鶴竜にも勝っているため、平成3年1月場所の霧島以来となる3日連続の横綱戦勝利となった。琴奨菊は翌13日目に2敗の平幕豊ノ島に敗れて1敗に後退し白鵬と並んだが、白鵬は14日目と千秋楽に連敗し、一方の琴奨菊は連勝で14勝1敗とし、自身初めての幕内最高優勝を果たすとともに、日本出身力士としては10年ぶりの優勝となった。優勝次点は12勝3敗の横綱日馬富士、白鵬、平幕豊ノ島の3人だった。また、大関の地位での優勝は、それぞれ横綱昇進場所であった日馬富士(平成24年9月場所)、鶴竜(平成26年3月場所)以来である。
三賞は、殊勲賞にはこの場所優勝した琴奨菊に唯一の黒星を付けて自身も優勝次点の豊ノ島が、敢闘賞には新入幕で10勝を挙げた正代が、それぞれ受賞した。技能賞は該当者がいなかった。
各段優勝・三賞
Remove ads
トピック
- この場所は、2015年11月23日付で北の湖部屋を山響親方(元幕内・巌雄)が継承し、山響部屋が発足してから初の本場所となった[3]。
- この場所の新入幕力士のうちの1人である輝は、高田川親方(元関脇・安芸乃島)が2009年8月に高田川部屋を継承して以降で初めての幕内力士となった[4]。
- この場所は休場した関取(後に再出場した者を含む)が10人となり、平成17年7月場所以来、約11年ぶりの多さになった[5]。
- この場所3日目の横綱鶴竜戦に勝った安美錦は、新入幕から93場所目での金星獲得となり、寺尾(89場所)の記録を抜いて史上1位となった[6]。
- この場所5日目の幕内取組(NHKテレビ生中継)において、2016年1月2日・3日の第92回箱根駅伝競走で往路・総合共に大会2連覇を達成した、青山学院大学陸上競技部・長距離ブロック監督の原晋が、特別ゲストとして初出演する[7]。
- この場所8日目の大関稀勢の里と大関琴奨菊の取組は幕内通算58回目の対戦で、史上最多記録(武蔵丸と貴ノ浪の58回)に並んだ[8]。
- この場所10日目に横綱白鵬が10勝目を挙げたことで横綱としての2桁白星が通算50場所目となり、北の湖(49場所)の記録を抜いて史上1位となった[9]。
- この場所12日目に元幕内の幕下大道が現役を引退し、年寄・小野川を襲名した[10]。
- この場所13日目に元幕内の三段目土佐豊が現役を引退し、年寄・安治川を襲名した[11]。
- この場所後に日本相撲協会の役員候補選挙が実施され、新しい協会内部理事10人と副理事3人の候補者が決定した[12]。
Remove ads
脚注
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads