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山田温泉 (北海道)
北海道河東郡鹿追町にあった温泉 ウィキペディアから
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山田温泉(やまだおんせん)は、北海道河東郡鹿追町北瓜幕にある温泉である。然別湖から北へ約2km進んだ原生林の中に立地する。
泉質
温泉地
歴史
- 1931年(昭和6年)山田角太が、この地の権利を譲受された事から、この地の歴史が始まる。同年6月、当時の帯広営林区署長より権利譲渡を許可され、1933年(昭和8年)落成し、温泉開業する。なお、然別湖(旧道・白雲橋)までの道路完成は1932年(昭和7年)のこと[5]である。
- その後、軍隊舎に接収されたり、1948年(昭和23年)火災消失、十勝沖地震による源泉不調[6]などあったものの、山田はこの地でヤンベツ川の水を引き然別湖のオショロコマの繁殖を、1950年(昭和25年)より3か年かけ成功させている[6]。
- 終戦直後は、然別湖で車を下車後然別湖北岸まで船で渡り、その後「十一町[7]余り」の移動を要したという[6]。その後、1967年(昭和42年)になり北海道道85号鹿追糠平線幌鹿峠が開通する。
- その山田角太は、1972年(昭和47年)10月に没する。現在、山田温泉本館前にある「然別湖のぬし 山田角太を顕彰す」碑は、没後の翌1973年(昭和48年)10月、山田の、殊にオショロコマの人工繁殖を初めて成功させた功績を讃え、元・北海道知事町村金吾揮毫により建立された。
- その後、1976年(昭和51年)になって、ホテル福原に経営が移ることになる。しかし、年間の半分を雪に閉ざされる国立公園の特別地域という特殊性から、施設の修繕の難しさとの兼ね合いが続くことになる。2006年(平成18年)には、浴室が積雪により倒壊[8][9] 、建物老朽化への対応を打開するため、2016年地元自治体に施設を譲渡した[10]。
アクセス
- 車利用の場合
- 公共交通利用の場合
アクセスする上での注意事項
- 「然別湖ホテル福原 別館 山田温泉」のホームページ上で、当地にアクセスするにあたり注意事項を上げていた。「特に、初めて来られる方は必ずご一読下さい」としていた事項である。
道路事情 ・然別湖畔温泉から5Kmの区間は、センターラインのない細く見通しの悪いカーブ道が続きます。 ぬかびら源泉郷から来る場合、センターセインはありますが、峠越えのカーブが続く道を走行することになります。 いずれから来る場合も、常時ライトを点灯して走行することをお勧めします。 ・鹿などの動物が道路にいたり飛び出したりすることがありますのでご注意下さい。(中略) ・冬期間の11月~4月までの間、然別湖湖畔温泉からぬかびら源泉郷までの区間は道路が通行止めとなります。 携帯電話 ・然別湖湖畔温泉からぬかびら源泉郷までの区間は、携帯電話が圏外となり使用できません。 ・交通量も少ない道なので、ガス欠などで走行不能とならないようご注意下さい。 ガソリンスタンド ・山田温泉から鹿追町方面のガソリンスタンドまで20Km、ぬかびら源泉郷方面上士幌町のガソリンスタンドまで39Kmあります。 ・三国峠を越える場合、100Km以上ガソリンスタンドはありませんのでご注意下さい。[13]
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その他
- かつて、この地に「山田温泉ユースホステル」が所在した。1957年(昭和32年)開業、1978年(昭和53年)8月解約[14]。現在山田温泉裏の廃墟として残る。
- 2016年現在、山田角太の子孫は、然別湖畔で唯一の土産物店を経営している。「湖月園」営業時から経営していた模様。
脚注
関連項目
外部リンク
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