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大雪山国立公園
北海道にある国立公園 ウィキペディアから
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大雪山国立公園(だいせつざんこくりつこうえん)は、北海道にある国立公園。
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概要
北海道で最も歴史ある国立公園の一つであり、阿寒国立公園[2]、日光国立公園[3]、中部山岳国立公園[4]、阿蘇国立公園(現在の阿蘇くじゅう国立公園)[2]とともに指定された[5]。大雪火山群、十勝岳連峰、石狩岳連峰を有する山岳公園であり、山頂部の標高は2,000メートルほどながら高緯度に位置していることから本州の3,000メートル級の山岳に匹敵する自然環境があり、雪渓や永久凍土の層が存在している[6]。大雪山は1971年(昭和46年)に国の天然記念物に指定され[7]、1977年(昭和52年)に特別天然記念物に指定変更されている[8]。ウスバキチョウやダイセツタカネヒカゲなどの高山蝶やクマゲラ、イヌワシ、シマフクロウなどの鳥類が種として天然記念物に指定されているほか、1951年(昭和26年)に羽衣の滝が北海道の名勝に指定され、然別湖の「ミヤベイワナ」(オショロコマの亜種)が1968年(昭和43年)に北海道の天然記念物に指定されている[8][9]。
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歴史
自然
要約
視点
大雪山国立公園では高山植物が見られ[12]、250種類以上が記録されている[13]。また、290種以上の植物と60種以上のRDB種(高等植物のみ)が指定されている[14][15]。鳥類は140種類以上が記録されており[16]、その中には日本国内で初めて繁殖が確認されたギンザンマシコや希少種のミユビゲラ、クマゲラ、シマフクロウ、キンメフクロウ、個体数の減少が危惧されているエゾライチョウも含まれている[16]。冬鳥として、アオシギ、キレンジャク、ツグミ、ワタリガラスなども見られる[17]。高山蝶は北海道で5種(ウスバキチョウ、カラフトルリシジミ、アサヒヒョウモン、ダイセツタカネヒカゲ、クモマベニヒカゲ)が分布しているが大雪山にはそのすべてが生息しており[18]、3,000種を越える昆虫が記録されている[19]。動物ではヒグマ、キタキツネ、タヌキ、エゾイタチ、エゾクロテン、エゾオコジョ、エゾユキウサギ、エゾナキウサギ、エゾシマリス、エゾモモンガ、エゾリス、エゾシカ、ネズミ類、トガリネズミ類などが生息している[20]。
大雪山国立公園を構成する山岳一覧
大雪山国立公園は北大雪、表大雪、東大雪、十勝連峰の4つの山域に分けられて2,000メートル級の山々が連なっている[21]。北海道内で最高峰となる旭岳(2,291メートル)があり全体的になだらかな山並みが続いているが、気象条件や緯度によって森林限界が1,500メートルと低く、高山帯が広く展開しているのが特徴になっている[21]。登山シーズンは6月下旬から10月初旬までの短い期間であり、7月上旬でも残雪多く、9月中旬頃に初冠雪を迎える[21]。
大雪山(イワウメなど)、沼の平(サンカヨウなど)、十勝岳(イワブクロなど)、富良野岳(ハクサンイチゲなど)が花の百名山に選定され[22]、黒岳(チョウノスケソウなど)、小泉岳(ジンヨウキスミレなど)、白雲山(ナガバキタアザミなど)が新・花の百名山に選定されている[23]。
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観光地・景勝地
集団施設地区・ビジターセンター
参考資料
- “大雪山国立公園管理計画書” (PDF). 北海道地方環境事務所 (2007年). 2016年8月19日閲覧。
脚注
関連項目
外部リンク
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