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忠臣蔵 刃傷篇 復讐篇
日本の映画作品 ウィキペディアから
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『忠臣蔵 刃傷篇 復讐篇』(ちゅうしんぐら にんじょうへん ふくしゅうへん)は、1934年(昭和9年)製作・公開、伊丹万作原作・脚本、伊藤大輔監督、伊丹万作・尾崎純応援監督による日本の長篇劇映画、剣戟映画である[1][2][3][4]。
略歴・概要
本作は、当時日活と提携関係にあった片岡千恵蔵プロダクションの脚本家・映画監督であった伊丹万作のオリジナルシナリオを採用し、日活京都撮影所の監督・伊藤大輔とともに、伊丹が日活の尾崎純とともに「応援監督」として演出に関わった作品である[1][2][3][4]。同撮影所の時代劇部・現代劇部のスター総出演による『忠臣蔵』である[3]。本作はオールトーキー作品で、録音方式は「W.E式」(ウェスタン・エレクトリック)を採用した[3]。「矢場の女 お吉」の役で夏川静江が出演しているが、本作を最後に日活を退社した[3][5]。同年5月17日、東京・有楽町の日本劇場を中心に公開したが[1][2][3]、田中純一郎の『日本映画発達史 II 無声からトーキーへ』によれば、同年同月20日に封切ったという説もある[3]。全25巻、217分(3時間37分)にも及ぶ長尺の大作であった[1][2][3]。
2013年(平成25年)1月現在、東京国立近代美術館フィルムセンターも、マツダ映画社も、本作の上映用プリントを所蔵しておらず、現存していないとみなされるフィルムである[6][7]。本作の脚本については、1961年(昭和36年)11月15日に発行された『伊丹万作全集 第3巻』(筑摩書房)に収録されていない[8]。
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スタッフ・作品データ
キャスト
- 高勢実乗 - 土屋相模守
- 田中春男 - 伊達右京亮
- 中村吉次 - 吉良上野介
- 山本冬郷 - 用人左右田
- 鳥羽陽之助 - 片岡源五右衛門
- 阪東勝太郎 - 梶川与惣兵衛
- 磯川勝彦 - 切腹御上司
- 藤川三之祐 - 原惣右衛門
- 尾上桃華 - 倉橋伝助
- 浅香新八郎 - 堀部安兵衛
- 雲井龍之介 - 神崎与五郎
- 市川百々之助 - 前原伊助
- 杉山昌三九 - 赤垣源蔵
- 沢田清 - 萱野三平
- 三桝豊 - 偽大臣御堂八郎太
- 澤村國太郎 - 大高源吾
- 実川延一郎 - 小野寺十内
- 中村寿郎 - たあ坊
- 寺島貢 - 大石三平
- 芝田新 - 吉良の附人頭 横地大角
- 南條龍之助 - 吉良の附人頭 永見東伍
- 山口佐喜雄 - 寝ている侍
- 山本礼三郎 - 土屋主税
- 片岡左近 - 茶坊主対中
- 尾上助三郎 - 小姓頼母
- 高松文麿 - 間十次郎
- 清川荘司 - 近松勘六
- 尾上華丈 - 杉野十平太
- 小山田光 - 佐藤城右衛門
- 林幸次郎 - 堀瀬充十郎
- 春日陽二郎 - 吉良の仁勢丹尼
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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