トップQs
タイムライン
チャット
視点
暁型駆逐艦
ウィキペディアから
Remove ads
暁型駆逐艦(あかつきかたくちくかん、英語: Akatsuki-class destroyers)は、大日本帝国海軍の駆逐艦の艦級[2]。第二期拡張計画に基づき、明治30年度計画でイギリスのヤーロウ社に2隻が発注され、1901年より順次に就役した[3]。
Remove ads
設計
基本的に、第一期拡張計画で建造された雷型の小改正型となっており、平甲板型の船型と艦首の亀甲型(タートルバック)形態も同様である[4]。第一期拡張計画での建造艦は、いずれも舵頭が水面上に露出する半釣合舵としていたが、これでは敵弾などで破壊される恐れがあることから、本型では釣合舵に改正された。これに伴い、排水量はわずかに増大し[2]、また石炭搭載量も減少している[3]。
ボイラーはヤーロウ式の石炭専焼式水管ボイラーで、蒸気性状は圧力17.6 kgf/cm2 (250 lbf/in2)、飽和温度であった。主機関は3段膨張4気筒レシプロ蒸気機関とされた。いずれも雷型と同構成だが、多くの点で改良が施されている[5]。
兵装は、雷型と同様、原型となったイギリス駆逐艦の構成が踏襲されており、艦砲としては40口径7.6cm砲(安式十二斤速射砲)1門と40口径5.7cm砲(保式六斤速射砲)5門が搭載された。ただし本級より装備要領が変更されており、40口径7.6cm砲は司令塔上、40口径5.7cm砲は上甲板後端に1門と両舷に2門ずつが設置された[6]。また後に、東雲型などと同様、司令塔上の5.7cm砲を7.6cm砲に換装するとともに、舷側の5.7cm砲も砲盾なしの山内式に換装された[3]。
魚雷については、従来と同様、上甲板後部の中心線上に2個の旋回台を設け、これに人力旋回式の45cm魚雷発射管を1門ずつ設置した[6]。
Remove ads
同型艦
暁(あかつき)
→詳細は「暁 (暁型駆逐艦)」を参照
霞(かすみ)
→詳細は「霞 (暁型駆逐艦)」を参照
Remove ads
出典
参考文献
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads