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木下拓哉

日本のプロ野球選手 ウィキペディアから

木下拓哉
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木下 拓哉(きのした たくや、1991年12月18日 - )は、高知県高知市出身[3]プロ野球選手捕手)。右投右打。中日ドラゴンズ所属。

概要 中日ドラゴンズ #35, 基本情報 ...
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経歴

要約
視点

プロ入り前

私立高知高校では2年春から正捕手の座を掴み、2年の夏に第90回全国高等学校野球選手権記念大会、3年の夏に第91回全国高等学校野球選手権大会に出場した。2年の夏の甲子園は、キャッチャーになりたてで、大会までに仕上がるかの不安が大きく必死だったので、試合自体の印象は残っていない、と木下が語っている[4]。3年の夏の甲子園は、初戦が2試合連続で雨のためノーゲームとなった。2試合目には本塁打を打ったが、ノーゲームとなったため記録に残らなかった[5]。野球部の同期には公文克彦がいた。

法政大学に進学すると、3年秋に東京六大学リーグベストナインに選出された。大学では1学年先輩の三嶋一輝、1学年後輩の石田健大とバッテリーを組んだ。リーグ通算で47試合に出場し、121打数23安打、打率.190、2本塁打、14打点を記録した。

トヨタ自動車では1年目から正捕手となり、日本選手権優勝に貢献した[6]

2015年プロ野球ドラフト会議では、中日ドラゴンズから3位指名を受け[3]、12月4日に契約金6500万円、年俸1000万円で契約した(金額は推定)[6]。背番号は35[7]

中日時代

2016年は、8月7日の対横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)で初の先発出場を果たし、初本塁打を記録した[8]。しかし、一軍の捕手は杉山翔大桂依央利でほぼ固定されており、僅か9試合の出場にとどまった。

2017年は、6月17日の対埼玉西武ライオンズ戦(バンテリンドームナゴヤ)で先制犠飛、適時二塁打を放ち、初のお立ち台に上がった[9]。この年は前年より出場機会が増え、51試合に出場した。

2018年は、自身の故障に加え、松井雅人や、北海道日本ハムファイターズからFAで加入した大野奨太が起用されたため、16試合の出場にとどまった。

2019年は、開幕一軍スタートとなったが、シーズン中に左膝を故障し、離脱した。その間に正捕手には加藤匠馬が起用され、最終的に39試合の出場に終わった。

2020年は、前年に続き開幕一軍を掴んだ。開幕スタメンこそ加藤に譲ったものの、シーズン後半から出場機会を増やし、終盤にはレギュラーとして定着した。10月23日からの東京ヤクルトスワローズ三連戦(明治神宮野球場)では、2度お立ち台に立った[10]。最終成績は、88試合の出場で打率.267、6本塁打、32打点で、守備面では両リーグトップとなる盗塁阻止率.455を記録し[11]、3度の月間最優秀バッテリー賞および年間最優秀バッテリー賞を受賞するなど[12][11]、攻守において活躍した。

2021年は、開幕から正捕手を担い、自己最多の123試合に出場[13]規定打席には届かなかったものの、打率.270、チーム日本人最多の11本塁打、43打点を記録[13]。守備でも12球団トップのチーム防御率3.22を記録した投手陣を引っ張った[14]

2022年は、7月6日に同年のオールスターゲームのメンバーに、ファン投票で選出されたことが発表された[15]。この年はチームは6年ぶりの最下位で終わったものの自身初の規定打席到達を果たし、中日の捕手が規定打席に到達するのは2012年の谷繁元信以来10年ぶりとなった。また、この年のシーズンでは両リーグ通じて唯一の捕手の規定打席到達者だった[注 1]。11月27日には2000万円アップの推定年俸6800万円で2023年シーズンの契約を更改した[16]

2023年も正捕手として開幕から出場を続け、交流戦期間中には7試合連続安打を記録するなど調子を上げていたが、6月14日の千葉ロッテマリーンズ戦(バンテリンドーム)で守りの際に右手甲にボールが直撃し、右大菱形骨骨折と診断され、翌15日に登録抹消となった[17]。8月中旬に一軍復帰し、最終的に89試合出場、打率.237、5本塁打、26打点の成績を残すも、いずれも前年の数値を下回る結果となった。オフの11月28日の契約更改では、球団が提示した複数年契約を断り、現状維持の単年6800万円(金額は推定)でサインした[18][19]

2024年は74試合に出場し、打率.228、3本塁打、9打点を記録[20]。11月11日に同年中に取得した国内フリーエージェント権の行使を表明したが[21]、11月26日に200万円増となる推定年俸7000万円の2年契約で残留することが発表された[20][2]

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選手としての特徴・人物

遠投120mの強肩で、打力も強い[22]。また、フレーミング技術に定評がある。捕球から二塁到達までのタイムは1.83秒を記録している[23]

愛称は木村拓哉の「キムタク」をもじった「キノタク[24][25]。または「ゴリけん(お笑い芸人のゴリけんと顔が似ていることから)」[26]

明るい性格でムードメーカーであり、ヒーローインタビューではたびたびファンやチームメイトを湧かせている[27]

2021年4月27日の阪神タイガース戦(バンテリンドームナゴヤ)同点で迎えた7回裏一死一・二塁の場面で自身が決勝点となる左前適時打を放ってチームは勝利。試合後には右肩の故障で離脱していた同姓のチームメイト・木下雄介にエールを込める意味で、木下雄の顔がプリントされたTシャツを着用してお立ち台に上がった[28]。しかし、同年8月に木下雄が急逝。以降は自身のキャッチャーミットに、これからも彼と共に戦い続けるという思いで「雄介」と記している[29]。また、2022年から使用するミットには親指部分に自身のロゴマークとその背景に木下雄の背番号「98」を刺繍している[30]。木下姓の選手は自身1人になったが、同年オフの契約更改で「引退するまで変えるつもりはないです。簡単な言葉では言い表せないけど、雄介の分までという気持ちです」と語り、翌年以降もスコアボードの表記を従来通り「木下拓」で貫くことを示唆した[14]

ミットバット、キャッチャー防具など野球用具はミズノ製品を使用[31]2022年からはミズノとブランドアンバサダー契約を結んでいる[30]

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詳細情報

年度別打撃成績

さらに見る 年 度, 球団 ...
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

さらに見る 年 度, 球 団 ...
  • 2024年度シーズン終了時[注 2]
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

記録

初記録
その他の記録

背番号

  • 35(2016年[7] - )

登場曲

代表歴

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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