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札比内駅

かつて北海道樺戸郡月形町にあった北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから

札比内駅
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札比内駅(さっぴないえき)は、北海道樺戸郡月形町字札比内にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の廃駅)である。事務管理コードは▲130213[1]

概要 札比内駅, 所在地 ...

歴史

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1976年の札比内駅と周囲約500m範囲。下が札幌方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

所在地名より。現在の札比内川を指すアイヌ語に由来し、アイヌ語地名研究者の山田秀三は「乾く・小石の・川」を表す「サッピナイ(sat-pi-nay)」に由来する、と解釈している[8]。これは、乾季に水が干上がることからこの名がついたとされる[8]

なお、永田方正による解釈や、『駅名の起源』(1939年版)などでは、「サッピナイ(sat-pi-nay)」を「乾く・小さい・川(涸れたる小川)」と解釈しているが[8][9]、「小さい川」を「ピナイ(pi-nay)」と表す例はほかになく、北海道が設置した「アイヌ語地名普及会議」が1999年(平成11年)度にまとめた「アイヌ語地名リスト」では、山田の解が自然である、としている[8]

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駅構造

単式ホーム1面1線を有していた地上駅石狩当別駅が管理していた簡易委託駅であり、駅前の薬店で乗車券を扱っていた[新聞 6]。2017年より、隣の豊ヶ岡駅までの乗車券のみの販売となった[新聞 6]

駅の外観が似ていることから隣の晩生内駅と「兄弟駅」として知られていた[新聞 7]。1976年時点では晩生内駅と同じく島式ホーム1面2線だが、駅舎側は貨物積卸線であり、実質的には駅裏側のみ使用する単式ホームだった。後に貨物積卸線は新十津川側が寸断されて引込み線となり、貨物取扱廃止に伴い撤去された。

2020年5月7日の北海道医療大学駅 - 新十津川駅間の廃止にあたって、同日未明にホームに設置されていた駅名標および駅舎に掲げていた駅名板が撤去された[新聞 8]

2023年、月形町は事業案の公募を行い、審査の上で事業者に駅舎を譲渡する方針を発表[新聞 9]、11月には町内の解体業者「エイヴィス」への譲渡が決定、「ぽつんとある佇まいが好きで駅舎を残したい」との思いから譲渡に応募し2024年夏を目標に町内特産品などを販売する店舗を開業するとしている[新聞 1]

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利用状況

  • 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[報道 5]
  • 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は3.8人[報道 6]
  • 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は3.2人[報道 7]
  • 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は3.4人[報道 8]、乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[報道 9]
  • 2015 - 2019年(平成27 - 令和元年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は3.6人[報道 10]

駅周辺

小さい街がある。駅前には薬店(乗車券販売受託者)[新聞 6]。約700mほど南に行くと札比内小学校がある。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
札沼線(学園都市線)
豊ヶ岡駅 - 札比内駅 - 晩生内駅

脚注

関連項目

外部リンク

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