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村田夏帆

日本のヴァイオリニスト ウィキペディアから

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村田 夏帆(むらた なつほ、2007年平成19年〉5月24日[1][2] - )は、日本ヴァイオリニスト。7歳から日本国内外の複数のコンクールで優勝・入賞し、11歳からは日本国内外のオーケストラとの共演や音楽祭に出演、「天才」「世界的ヴァイオリニストの金の卵」と称される[7][8][9]。2025年時点で東京音楽大学付属高等学校器楽専攻(ヴァイオリン)3年に特別特待奨学生として在学[10]

概要 むらた なつほ村田 夏帆, 生誕 ...
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経歴

要約
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日本国茨城県水戸市生まれ。神尾真由子ドキュメンタリー番組の視聴をきっかけに[11]、3歳半から[12]地元茨城で川又くみこのてほどきでヴァイオリンを始める。7歳から原田幸一郎に師事[3]

2014年、「第24回日本クラシック音楽コンクール」ヴァイオリン部門小学校低学年の部第3位(1位2位なし)[13]

2016年、「第1回白寿こどもヴァイオリンコンクール」小学生の部カテゴリー2(小学校3、4年生部門)第1位[14]

2017年、「第71回全日本学生音楽コンクール」東京大会、同全国大会小学生の部第1位[15]、併せて兎束賞[16]、東儀賞[17]を受賞[18]

2018年、サン・ヴィート・アル・タリアメントイタリア)で開催された「イル・ピッコロ・ヴィオリーノ・マジコ国際コンクール」第1位、最年少出場賞、聴衆賞受賞、GEWA賞、Artonus賞を受賞[19][20][3][21][22]

同年11歳で東京交響楽団と共演、ソリストとしてデビューする[4][23]モスクワロシア)で開催された国際音楽祭「モスクワ・ミーツ・フレンズ」のオープニングセレモニーで、ウラディーミル・スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥオージと共演、ヴィエニャフスキスケルツォ・タランテラを演奏[2][24]

同年、モスクワで開催された「若い音楽家のためのシェルクンチク(くるみ割り人形)国際コンクールロシア語版」弦楽器部門第1位「金のシェルクンチク賞」受賞[25][12]、同コンクールの審査員であるザハール・ブロンからスイスに招かれ、以後もたびたび指導を受ける[3][26] [27]

2019年からは神尾真由子に師事する[3][7]

同年4月カーネギー・ホールで開催された「AADGT(American Association for the Development of the Gifted and Talented)25周年記念コンサート」に出演[3]

5月、モントリオールカナダ)で開催された「CMIM(モントリオール国際音楽コンクール)2019 ミニ・ヴィオリーニ(ヴァイオリン)」リサイタル[28]/コンサート[29]に出演[30]ピエール・アモイヤルから講評を受ける

12月、「第20回 シェルクンチク国際コンクール・開会式」(モスクワ)でアントン・シャブロフ(Антон Шабуров)指揮モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団と共演、チャイコフスキーヴァイオリン協奏曲・第3楽章を演奏[31][32]

2020年、「シェルクンチク国際コンクール受賞者によるガラ・コンサート」(サンクトペテルブルク)でアレクサンドル・チェルヌシェンコロシア語版指揮サンクトペテルブルク・カペラ交響楽団と共演、モーツァルトヴァイオリン協奏曲第3番を演奏[33]

2022年には「アルゲリッチ&フレンズ」公演に抜擢され、マルタ・アルゲリッチと同じ舞台に立つ[34][35]

同年、シオン (スイス)で開催された「ティボール・ジュニア国際ヴァイオリンコンクール」最年少出場で第1位[36][37][38][39]ローマのシンクロニア音楽協会特別賞受賞[4][40][41][42]

2023年5月、横山奏指揮東京21世紀管弦楽団と共演、ベートーヴェンヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番 を演奏[43] [44]

11月、アンドレア・バッティストーニ指揮東京フィルハーモニー交響楽団と共演、シベリウスヴァイオリン協奏曲を演奏[45] [46] [47]

12月、ミコラ・ジャジューラウクライナ語版指揮ウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団英語版ウクライナ語版と共演、メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲ホ短調を演奏[48] [49] [50] [51] [52] [53]

2024年5月、茨城交響楽団と共演、サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調作品61を演奏。

6月、大井駿指揮群馬交響楽団と共演、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調を演奏。

8月、「第20回クロスター・シェーンタール国際ヴァイオリンコンクール」(ドイツ)第1位、及び 全部門の最高演奏者に贈られる ラインホルト・ウルト(Reinhold Würth)賞、Munteanu賞、GEWA賞受賞。

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使用楽器

株式会社日本ヴァイオリンから特別貸与されたフェルディナンド・ガリアーノ英語版を使用 [54] [5] [29][55]

2024年時点はアマティを使用 [6]

評価

ピエール・アモイヤル

モントリオール、ミニ・ヴィオリーニ2019・コンサートでの審査員ピエール・アモイヤルの講評(英語から和訳)[11][56]

そして一番に言いたいのは、私は今日初めてあなたの演奏を聞きましたが、 もし20年後に再びあなたの"音"を聴いたとしても、私はすぐにあなただとわかるでしょう。

それは最も素晴らしい"しるし"(特徴)なのです。

現代は、ハイフェッツ先生やオイストラフ先生、ミルシテイン先生のような過去の巨匠たちとは対照的に、誰もが標準的な演奏法を求めているように思えます。

しかし、あなたのヴァイオリンの"声"は特別だ。

あなたが弦の上に弓を置いた最初の瞬間から、私にはそれが聴こえたのです。

本当におめでとう。

参考文献

  • 小倉多美子「ザ・ライジング・スター-ヴァイオリンの新星たち 村田夏帆 音を聴いて自分だとわかる演奏家を目指す」『音楽の友』2020年5月号、音楽之友社、2020年5月1日、84頁、ASIN B086FY1LX。「ザハール・ブロンに「すぐにスイスに来なさい」といわれ、スイスのインターラーケンへ。「山に囲まれた自然が美しいところで教えてもらっています」と喜んでいる。《中略》昨年は憧れの神尾真由子にも師事でき、「曲に対する考えかたに衝撃を受けた」という。《中略》「いま、ベートーベンソナタコンチェルトに夢中です。力強く哀しいところが好き。パーヴォ・ヤルヴィと共演するのが夢です。音を聴いたら私だとわかる演奏家になりたい」とイメージは明快だ。」

参考動画

要約
視点

(撮影年代順)

  • Tibor Junior Competition 2022 - REPLAY」『sion-violon-musique.ch』1of 4(August 30th, 1st round)[46:46] A. Pärt, Passacaglia pour 2 violons et orchestre、[01:07:35] A. Vivaldi, Concerto pour violon en fa mineur, Op. 8 n°4, RV 297, dit L’Hiver、N. Paganini / R. Schumann, Caprice n°11、2of 4(2nd round)[01:04:52]F. Schubert, Rondo pour violon et cordes en la majeur, D438、M. Weinberg,oncertino pour violon et cordes, Op. 42, I. Allegretto cantabile、U. Brener, Danse Macabre pour violon et orchestre de chambre
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脚注

外部リンク

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