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水戸市

茨城県庁所在地 ウィキペディアから

水戸市map
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水戸市(みとし)は、茨城県県央地域に位置する。茨城県の県庁所在地で、中核市保健所政令市中枢中核都市に指定されている。1889年(明治22年)4月1日市制施行[1]

概要 みとし 水戸市, 国 ...
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概要

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水戸市中心部周辺の空中写真。市街地北方から東方へ那珂川が流れ、市街地西方に千波湖偕楽園がある。2022年4月8日撮影の70枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

御三家の一つ水戸徳川家所縁の地であり、水戸黄門徳川光圀)や偕楽園が知られている。毎年2月には水戸の梅まつりが、8月には水戸黄門まつり、9月には水戸萩まつりが開催される。明治時代以降は納豆(水戸納豆)の生産が盛んになった。

中心部を含む市域の大部分は旧茨城郡1878年より東茨城郡)であり、茨城県の名称は県庁が茨城郡水戸に置かれたことに由来する。市域の一部に旧那珂郡域を含む。県内最大の都市であるが、人口は県人口(約280万人)の1割に満たない。当市を中心とした水戸都市圏は、県内でつくば市土浦市を中心としたつくば都市圏に次ぐ規模である。

地理

要約
視点

関東平野の東側に位置し、茨城県の県央地域に区分される。

地形

那珂川の周辺は低地となっているが、それ以外は台地が広がっている。日本初の水道専用ダム楮川ダムがある。

気候

太平洋側気候の三陸・常磐型と東海・関東型の中間的な気候である。夏はオホーツク海気団からの北東気流の影響で最高気温は低めで、真夏日日数は38.0日と関東甲信越以西の県庁所在地では最も少なく、山形市より少ない。猛暑日になることもあまり無い。また、熱帯夜もほとんどない。

冬は晴天が続き、最高気温は関東以西の平均的な値で日中は暖かいが、大平野の中の都市のため放射冷却現象が強くなり易く、朝晩は冷え込みが厳しい。冬季の平均最低気温は東北南部の仙台市福島市より低い。強い寒気の元で南岸低気圧が通過すると雪になるが、関東地方の中では極端な大雪になりにくい方である。冬の朝晩の冷え込みが強い他は全国的に見ても穏やかな気候と言える。

さらに見る 水戸市金町(水戸地方気象台、標高29m)の気候, 月 ...
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人口

県内最大の都市であるが、人口は県人口の1割に満たない。各都道府県内における最大都市が占める人口の割合としては、東京都区部を一つの都市とした場合は全都道府県の中で最も低い。

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水戸市と全国の年齢別人口分布(2005年) 水戸市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 水戸市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
水戸市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 195,818人
1975年(昭和50年) 220,859人
1980年(昭和55年) 239,742人
1985年(昭和60年) 253,744人
1990年(平成2年) 260,456人
1995年(平成7年) 261,275人
2000年(平成12年) 261,562人
2005年(平成17年) 262,603人
2010年(平成22年) 268,750人
2015年(平成27年) 270,783人
2020年(令和2年) 270,685人
総務省統計局 国勢調査より

歴史

要約
視点

地名の由来

「水戸」の地名は、那珂川の舟運の河港として盛え、運の口とされていた事に由来する。いつから呼ばれていたかは定かではないが、西暦1400年ごろ(室町時代)には既にその名があったと言われている。那珂川の水運は近代まで存在していたが、陸上輸送に代わられた現在は残っておらず、地名だけが残っている。

年表

古代から律令時代まで

戦国時代から江戸時代まで

明治から第二次世界大戦まで

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県庁舎(三の丸庁舎)

第二次世界大戦後

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水戸城大手門

行政区域変遷

※細かい境界の変遷[要説明]は省略。

変遷の年表

さらに見る 水戸市市域の変遷(年表), 年 ...

旧町村ごとのチャート

さらに見る 水戸市市域の変遷表(※細かい境界の変遷は省略), 1868年 以前 ...

発祥の事物

  • オセロ発祥の地[49][50][51](オセロのパッケージ自体は水戸市出身の長谷川五郎が東京で開発したものである[52] が、発売から27年後に、オセロの原型は少年時代に水戸市で考案したものと長谷川が語った[53] ことに由来する)。なお、ゲーム自体はそれ以前から存在するロンドン発祥のリバーシとまったく同じであり、日本発祥とするのは不適切であるとの異論がある[54]。また、開発者の長谷川は、オセロ発売直後には、幼少期に水戸市で目撃したリバーシの用具を大人になってから東京で改良したものがオセロであると説明している[55]
  • 「徳川光圀が日本で初めてラーメン餃子を食した」と伝えられる。
  • ルーズソックスも水戸が発祥とされる[56]
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行政

要約
視点

市長

  • 市長:高橋靖(2011年5月29日就任、4期目)

歴代市長

さらに見る 歴代, 氏名 ...

[57]

市役所・支所・出張所・市民センター

市役所

310-8610 茨城県水戸市中央1丁目4番1号
JR水戸駅南口より徒歩約10分
関東鉄道茨城交通水戸市役所(平日のみ乗り入れ)または水戸市役所北、文化センター前下車

支所・出張所

  • 内原出張所
319-0393 茨城県水戸市内原町1395番地の1
  • 赤塚出張所
311-4143 茨城県水戸市大塚町1851番地5
  • 常澄出張所
311-1115 茨城県水戸市大串町2134番地

市民センター

  • 三の丸市民センター
  • 五軒市民センター
  • 竹隈市民センター
  • 渡里市民センター
  • 上中妻市民センター
  • 桜川市民センター
  • 緑岡市民センター
  • 見和市民センター
  • 双葉台市民センター
  • 常磐市民センター
  • 寿市民センター
  • 石川市民センター
  • 上大野市民センター
  • 飯富市民センター
  • 城東市民センター
  • 吉田市民センター
  • 新荘市民センター
  • 千波市民センター
  • 柳河市民センター
  • 笠原市民センター
  • 酒門市民センター
  • 見川市民センター
  • 国田市民センター
  • 赤塚市民センター
  • 吉沢市民センター
  • 堀原市民センター
  • 山根市民センター
  • 稲荷第一市民センター
  • 大場市民センター
  • 稲荷第二市民センター
  • 下大野市民センター
  • 内原市民センター
  • 鯉渕市民センター
  • 妻里野市民センター

国の行政機関

2022年11月現在[58]

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議会

市議会

県議会

  • 選挙区:水戸市・城里町選挙区
  • 定数:6人
  • 任期:2023年1月8日 - 2027年1月7日[59]
  • 投票日:2022年12月11日
  • 当日有権者数:241,047人
  • 投票率:38.28%
さらに見る 候補者名, 当落 ...

衆議院

(出典:[60][61]

さらに見る 当落, 候補者名 ...

※当日有権者数、投票率、得票数は水戸市の結果のみを抽出した。

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司法

裁判所

経済

産業

水戸は商業都市であり、第三次産業が大半を占めている。

  • 主な産業:第三次産業(2020年)[64]
    • 第一次産業:2,892人(2.3%)
    • 第二次産業:23,135人(18.2%)
    • 第三次産業:97,991人(77.2%)
  • 内訳
    • 卸売業、小売業:17.1%
    • 医療、福祉:14.2%
    • 製造業:10.3%
    • 建設業:7.9%
    • サービス業:6.6% など
  • 水戸商工会議所
    • 水戸商工会議所青年部

水戸市に本社・本店を置く企業

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姉妹都市・提携都市

日本国内

天狗党の乱との関連で敦賀市と姉妹都市になり、その後、敦賀市の仲介により彦根市とも親善都市となる。彦根市とは桜田門外の変で関係がある。(大老井伊直弼彦根藩主の家系、井伊を討ったのは水戸藩浪士を中心とした集団。)更に、彦根市の仲介により高松市とも親善都市になる。なお、江戸時代に高松を治めた高松松平氏は、水戸徳川家の分家である。

国外

1976年(昭和51年)12月21日 国際親善姉妹都市提携(遊園地ディズニーランドで有名)
2000年(平成12年)6月6日 友好交流都市提携
2024年(令和6年)11月22日 友好交流協定締結[65] 

地域

要約
視点

中心部

中心市街地は水戸駅周辺であり、常磐線北側の台地上を上市(うわいち[66])、水戸駅から東の下町を下市(しもいち)という。繁華街は北口方面に形成され、その中心を国道50号が東西に貫く。国道50号は片道二車線で右側レーンが通行路、左車線は一部バス専用レーンの時間帯がある。南口は再開発により、ホテルや商業施設が並ぶ。

水戸駅北口

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駅北口のお休み処

水戸駅北口には駅ビルEXCELや北口再開発ビル「MYM(マイム)」(旧:丸井水戸店、宮町1丁目、1993年(平成5年)2月27日開業[67])があり、そこから延びるメインストリートでは、ボンベルタ伊勢甚水戸店跡が周辺建物を含め再開発され、向かいにあった水戸京成百貨店(現・京成百貨店、泉町1丁目[68])が2006年(平成18年)3月17日に移転して開業した[68]

しかし、2003年(平成15年)2月20日に泉町1丁目の百貨店「ボンベルタ伊勢甚水戸店」が閉店し[69]、2005年(平成17年)10月31日にはダイエー水戸店が閉店[70]、2009年(平成21年)3月31日にはLIVIN水戸店が閉店[71]、そして旧ダイエー水戸店跡に2007年(平成19年)10月19日に開業した「MIMO」(ミーモ)[72] が2013年(平成25年)4月21日に閉店した[73] ほか、サントピアも閉店するなど大型店が相次いで閉店している。2018年(平成30年)9月17日には丸井水戸店も閉店した[74]

なお、移転で空いた旧水戸京成百貨店ビルを伊勢甚本社が取得し、泉町1丁目北地区市街地再開発準備組合による再開発事業の対象地の中核となっていて、2023年(令和5年)7月には水戸市民会館が移転した。水戸芸術館、水戸市民会館、水戸京成百貨店の3つの施設が並ぶ地区は「MitoriO」と名付けられている[75]

再開発事業の開始までの間の暫定利用としてそのビルを一部利用し、水戸ショッピングストリート キミットとして2008年(平成20年)1月25日にオープンしたが2011年(平成23年)3月の東日本大震災発生でその後事実上の閉店となった。

ユニー水戸店と隣接の田原屋水戸店跡と共に商業施設やマンションの入る25階建て程度かそれ以上の超高層ビルの建設計画が構想されていたが建築資材値上がりの影響などで計画が実現せず一部が駐車場として利用されるだけになっていたため住友不動産と2年間無償で水戸市が一部を借りることで合意が成立し2009年(平成21年)2月21日に「南町自由広場」がオープンした。2015年(平成27年)以降にプロバスケットチームである茨城ロボッツがM-SPOとしてオープンしている。

2015年(平成27年)7月には、「水戸駅前三の丸地区市街地再開発組合」が設立され、2016年(平成28年)11月に都市計画決定がなされている[76]。街区名称は「コモンスクエア水戸」で、住宅・商業棟とオフィス・商業棟、駐車場棟からなる複合再開発事業となっている[77][78]

2024年(令和6年)4月1日、茨城県暴力団排除条例が改正され、暴力団排除特別強化地域として泉町三丁目、五軒町三丁目のうち1番、5番及び6番、栄町一丁目、大工町一丁目、大工町二丁目のうち2番及び3番並びに天王町のうち5番及び6番が指定された。地域内では特定営業者および暴力団員に対して禁止行為(みかじめ料の支払い・受取など)が定められ、違反者には罰金が課せられることとなった[79][80]

水戸駅南口

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水戸駅南口駅前(水戸サウスタワー
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桜川(水戸市中央)

水戸駅南口では南口駅ビルエクセルみなみビックカメラを核店舗として[81] 2011年(平成23年)5月25日に開業したほか[82]、2006年(平成18年)にはCOMBOX310[81]ヤマダ電機LABIをキーテナントとする「水戸サウスタワー」が2008年(平成20年)にオープンした[83][81]。しかし、2015年(平成27年)5月にLABI水戸は閉店している[84]。その後、水戸サウスタワーには2017年(平成29年)3月18日に水戸OPAがオープンした[85]。また、南口にはホテル、高層マンションなどが複数建設されている。

郊外

赤塚駅周辺ではマンションや複合高層施設が立地している。南口には2005年(平成17年)3月25日にカスミフードスクエア水戸赤塚店(河和田1‐1)[86]、同年4月22日にはヨークベニマル赤塚店(姫子2-30)が開業し[87]、スーパーを核として商業施設が整備されている。 茨城県庁周辺は、県の公共施設や商業施設が立地するほか、国道50号水戸バイパス沿線では、特に大塚町からけやき台にかけてロードサイドショップが立ち並ぶ。2020年3月に米沢町のビクター水戸工場跡地にヨークベニマルユニクロ無印良品が入店するヨークタウン水戸が開業。平日朝、夕方及び土日祝日は周辺道路において渋滞が発生している。渋滞対策としてさくら通りを中心に道路拡張工事を行っている。2022年3月8日には福岡市に本社がある一蘭が元吉田町交差点側にあったかっぱ寿司跡地に茨城県初出店を果たす。内原駅周辺は、県央地域最大の郊外ショッピングセンターであるイオンモール水戸内原(中原町字西135)が2005年(平成17年)11月11日に開業し[88]、この周辺にも家電量販店や飲食店などといったロードサイドショップが増えている。

区分

大区分

さらに見る 地域, 市役所・支所・出張所 ...

学校区

  • 中学校区(15)
  • 小学校区(33)

かつての「水戸市立山根小学校」は廃止され、それまでの山根小学校区は「水戸市立双葉台小学校」の学校区に統合された。ただし、「山根市民センター」は引き続き運営されている。また、山根地区の住民組織である「山根自治連合会」は、「双葉台地区住民の会」とは独立して活動している。

町名一覧

  • 青柳町
  • 赤尾関町
  • 赤塚
  • 秋成町
  • 圷大野
  • 曙町
  • 朝日町
  • 愛宕町
  • 木葉下町
  • 有賀町
  • 飯島町
  • 飯富町
  • 石川
  • 石川町
  • 泉町
  • 岩根町
  • 牛伏町
  • 内原
  • 内原町
  • 大串町
  • 大足町
  • 大塚町
  • 大場町
  • 大町
  • 小原町
  • 加倉井町
  • 笠原町
  • 金谷町
  • 金町
  • 上河内町
  • 上国井町
  • 上水戸
  • 萱場町
  • 川又町
  • 瓦谷
  • 河和田町
  • 北見町
  • 栗崎町
  • 黒磯町
  • けやき台
  • 小泉町
  • 鯉淵町
  • 小林町
  • 小吹町
  • 紺屋町
  • 五軒町
  • 五平町
  • 栄町
  • 酒門町
  • 柵町
  • 桜川
  • 三の丸
  • 塩崎町
  • 渋井町
  • 島田町
  • 下入野町
  • 下大野町
  • 下国井町
  • 下野町
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  • 新荘
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  • 自由が丘
  • 城東
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  • 田野町
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  • 東前町
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  • 中大野
  • 中河内町
  • 中原町
  • 中丸町
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  • 西原
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  • 根本町
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  • 八幡町
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  • 浜田町
  • 梅香
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  • 東大野
  • 東桜川
  • 東台
  • 東原
  • 姫子
  • 開江町
  • 平須町
  • 平戸町
  • 備前町
  • 藤井町
  • 藤が原
  • 藤柄町
  • 双葉台
  • 文京
  • 堀町
  • 本町
  • 全隈町
  • 松が丘
  • 松本町
  • 見川
  • 見川町
  • 緑町
  • 南町
  • 三野輪町
  • 宮内町
  • 宮町
  • 三湯町
  • 見和
  • 元石川町
  • 元台町
  • 元山町
  • 元吉田町
  • 森戸町
  • 谷田町
  • 谷津町
  • 柳河町
  • 柳町
  • 百合が丘町
  • 吉沢町
  • 吉田
  • 吉沼町
  • 米沢町
  • 六反田町
  • 若宮
  • 若宮町
  • 渡里町

全隈町「内原」の地名は、満蒙開拓青少年義勇軍の訓練所があったため、戦時中、全国的に知られた。

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町内会・自治会など

要約
視点

町内会・自治会などの概要

水戸市内には、約1300の町内会・自治会がある[89]。町内会と自治会は単に名称の違いであり、内容や活動が異なるものではない[90]。多くの水戸市内の町内会・自治会は、(1)「ごみ集積所の設置や維持管理」を初めとする環境美化、(2)「防犯灯の設置や維持管理」を初めとする防犯・防災、(3)「回覧板、広報みとの配布」を初めとする連絡・情報共有、(4)「市民スポーツ大会への参加協力」を初めとする交流・親睦、などの活動をしているが、各町内会・自治会によって活動内容は異なる[91]。各町内会・自治会に対する加入世帯は、数世帯から600世帯に及ぶものまである[91]。世帯数が多い町内会・自治会は、その下に班を組織し、回覧板の回覧のほか、地域活動を行う単位としている[92]。水戸市内の2024年令和6年)4月1日時点における町内会・自治会への加入率は、50.1%である[93]

各町内会・自治会は、「地区会」に所属している[89]。各地区会の名称としては、「○○をつくる会」(9地区)、「○○住民の会」(7地区)、「○○連合会」(7地区)などが主にある[94][95]。地区会では運動会や祭りの開催などを行っている[91]。地区会は、おおむね小学校区単位に組織され[96]、当該地区内の町内会・自治会、社会福祉協議会支部[注釈 5]高齢者クラブ女性会PTA子ども会育成会、民生委員防犯協会などで構成される[96]。地区会は、34あり[89][94][95]市民センターを拠点に活動している[89]

「水戸市住みよいまちづくり推進協議会」(略称: 水住協[97]、住み協[98][99]、住協)は、「地区会」の代表者などで構成され[89]、各地区会の連携を図っており[91]、住みよいまちづくりを行政と共に推進することを目標に掲げている[96]。水戸市住みよいまちづくり推進協議会は、かつて水戸市におけるコミュニティ活動の母体をなしていた「水戸市自治連合会」と「水戸市民憲章推進協議会」という2つの住民組織を統一しようという機運[100] によって、1996年(平成8年)に設立[100] された。

なお、水戸市内の町内会・自治会などについての文書等としては、次のようなものがある。まず、水戸市においては、「水戸市町内会・自治会の活動の活性化に関する条例」(令和6年水戸市条例第70号、令和6年12月20日制定)[101]が制定されている。また、地域コミュニティに関する水戸市の計画として、「水戸市コミュニティ推進計画」[102][103]が策定されている。加えて、地域が主体となった地域コミュニティ活動の推進に向けた指針として、各「地区会」において「地域コミュニティプラン」[104]が策定されている。さらに、町内会・自治会の運営や活動の参考として「水戸市住みよいまちづくり推進協議会」によって「町内会・自治会等運営の手引き」[105][96]が毎年度発行されている。このほかにも、細かなことについて言及している文章等は多数ある。

町内会・自治会などの年表

  • 1889年明治22年)以降 : 町内会(長)の前身に捉えられる町務委員[106]が現れる。町務委員は、各町より選出された町代表であった模様[106]。町務委員の会合として、有志の団体である町務委員会もできる[106]。(水戸市下市では、市制実施の1889年明治22年)の後、5、6年を経て下市町務委員会ができたとされている[106]。)
  • 1940年(昭和15年): 「部落会町内会等整備要領」(昭和15年内務省訓令第17号)が発せられる(9月11日)。「部落会町内会等整備要領」に則って、「水戸市町内会規程」が設定される[106]。水戸市においても市の下部組織としての「町内会」が設置される[107]。町務委員を町内会長に選任することによって、町務委員制度を町内会として整備する、すなわち旧来の自治機関を国策遂行上の隣保共助の組織へと編成替えする措置がとられた[106]。町内会は「班」を組織し(5~13世帯を単位に1つの班を構成していた)、それぞれの班に納税や国債の消化といった経済的側面での機能や、食糧増産や配給、供出、隣人の相互監視といった戦時中における社会生活面での機能を担わせていた[107]。町内会の上部組織として「町内会連合会」が6地区(三の丸・五軒・新荘・城東・浜田・常磐)に設置される[107]。 - 日中戦争における戦時体制下[107]
  • 1947年(昭和22年): 「部落会町内会等整備要領」(昭和15年内務省訓令第17号)を廃止する昭和22年内務省訓令第4号が発せられる(1月22日)。ポツダム政令第15号(「昭和20年勅令第542号ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く町内会部落会又はその連合会等に関する解散、就職禁止その他の行為の制限に関する政令」、昭和22年政令第15号)が公布される(5月3日) - 「日本国との平和条約」(サンフランシスコ平和条約、昭和27年条約第5号)の発効後まで、日本の本土において「町内会」「部落会」やそれらの「連合会」などが禁止されることになった。
  • 1952年(昭和27年): ポツダム政令第15号が効力を失う(10月25日)(「ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件の廃止に関する法律」(昭和27年法律第81号)に基づき、「日本国との平和条約」(サンフランシスコ平和条約、昭和27年条約第5号)が発効した日(4月28日)から起算して180日を超えた日(10月25日)に、ポツダム政令第15号を含めポツダム命令の多くが効力を失った)。 - この年の10月25日から町内会・自治会の復活が名実ともに可能となる。
  • 1953年(昭和28年): 水戸市が50戸程度を単位として「町内連絡委員を設置する要項」を作成 - 町内連絡委員は、市長の委嘱を受け身分は非常勤の公務員となった(4月)[108]。地区の組織として「町内会連絡協議会」が設立(4月)[108]
  • 1957年(昭和32年): 「水戸市市政協力委員設置規則」制定 - 町内連絡委員は市政協力委員と名称が変わる(4月)[108]
  • 1970年(昭和45年): 中央組織として「水戸市市政協力委員連絡協議会」が設立(6月)[108]。「水戸市民憲章」が市民からの公募により制定[108]12月1日[109])。
  • 1971年(昭和46年): 「水戸市民憲章推進協議会」発足(2月)[108]
  • 1973年(昭和48年)ころ: 1974年(昭和49年)の茨城国体(第29回国民体育大会)の開催を契機に水戸市民憲章推進協議会の下部組織として、各小学校区単位に「水戸市民憲章推進各地区実践会」が発足 - この実践会は、町内会、自治会、子ども会、婦人会、高齢者クラブをはじめ多くの市民団体によって組織された[108]
  • 1988年(昭和63年): 水戸市市政協力委員連絡協議会は、「水戸市自治連合会」という民間組織に生まれ変わる - 市長から委嘱されることをやめる(10月)[108]
  • 1991年度(平成3年度): 水戸市自治連合会と水戸市民憲章推進協議会が、双方の一本化について、各々の一体化検討委員会で検討に入る[108]
  • 1992年(平成4年): 水戸市自治連合会の一体化検討委員会が答申(2月18日)[108]。水戸市民憲章推進協議会の一体化検討委員会が答申(1月27日)[108]。水戸市自治連合会と水戸市民憲章推進協議会の合同役員会で一体化を進めることが確認される[100]常澄村が水戸市に編入(3月3日[110]
  • 1993年(平成5年)から 1995年(平成7年): 各地区において統一のための総会が開催され「地区会」が設立[100]
  • 1996年(平成8年): 各地区会の会長を理事とした中央組織の「水戸市住みよいまちづくり推進協議会」が設立[100]
  • 1999年(平成11年): 常澄地区が水戸市住みよいまちづくり推進協議会に加入[100]
  • 2005年(平成17年): 内原町が水戸市に編入(2月1日)[110]
  • 2009年(平成21年): 水戸市が「市民と行政との協働都市宣言」を行う(11月3日)[111]
  • 2010年(平成22年): 公民館市民センターに一本化[112]
  • 2011年(平成23年): 内原地区が水戸市住みよいまちづくり推進協議会に加入[100]
  • 2017年(平成29年): 水戸市と三の丸自治コミュニティ連合会が地方自治法施行70周年記念総務大臣表彰を受賞する(11月20日)[113]
  • 2020年令和2年): 水戸市住みよいまちづくり推進協議会、公益社団法人茨城県宅地建物取引業協会、水戸市の三者が「町内会・自治会への加入促進に関する協定」を締結する(10月22日)[98][114][115][116]
  • 2022年(令和4年): 「みと町内会・自治会カード」事業開始(1月)[117][118][119][120]
  • 2025年(令和7年): 「水戸市町内会・自治会の活動の活性化に関する条例」(令和6年水戸市条例第70号、令和6年12月20日制定)が施行(4月1日)[101]

地区会の一覧

地区会の一覧である[94][95]

  • 三の丸地区: 三の丸自治コミュニティ連合会
  • 五軒地区: ふぁいぶたうんコミュニティ
  • 新荘地区: 住みよいまちづくり新荘会
  • 城東地区: 水戸市城東地区自治団体連合会
  • 浜田地区: 住みよい浜田をつくる会
  • 常磐地区: ランド常磐の会
  • 緑岡地区: 緑岡住民の会
  • 寿地区: 寿地区自治連合団体
  • 上大野地区: 住みよい上大野をつくる会
  • 柳河地区: 柳河自治住民の会
  • 渡里地区: 渡里住民の会
  • 吉田地区: 吉田地区自治実践会
  • 酒門地区: ふるさと酒門をつくる会
  • 石川地区: 石川地区コミュニティ連絡協議会
  • 飯富地区: 飯富自治実践会
  • 国田地区: 国田地区自治実践会
  • 河和田地区: ゆたかな河和田をつくる会
  • 上中妻地区: 上中妻地区住民の会
  • 山根地区: 山根自治連合会
  • 見川地区: 住みよい見川をつくる会
  • 千波地区: 故郷千波を創る協議会
  • 梅が丘地区: 梅が丘地区連合会
  • 双葉台地区: 双葉台地区住民の会
  • 笠原地区: 笠原地区総合自治連合会
  • 赤塚地区: ふるさと赤塚をつくる会
  • 吉沢地区: 吉沢地区自治連合会
  • 堀原地区: 堀原地区住民の会
  • 下大野地区: 住みよい下大野をつくる会
  • 稲荷第一地区: 稲荷第一地区まちづくり会
  • 稲荷第二地区: いきいきコミュニティ稲荷二
  • 大場地区: さわやか大場をつくる会
  • 鯉淵地区: 鯉淵地区住民の会
  • 妻里地区: 住みよい妻里をつくる会
  • 内原地区: 内原地区自治連合会
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郵便

水戸市内の郵便の概況

水戸市内のすべての郵便番号は、31から始まる「31x-xxxx」という番号である。この郵便番号の上二桁が「31」である区域を担当している地域区分局は、水戸市中心部にある「水戸中央郵便局」である。水戸中央郵便局の局舎には、「ゆうちょ銀行水戸店」と「かんぽ生命茨城支店水戸中央郵便局かんぽサービス部」もある。また、水戸市内には集配郵便局が2つあり、前述の水戸市中心部にある「水戸中央郵便局」と水戸市西部にある「赤塚郵便局」がある。ほかに、水戸市内には無集配郵便局が30局以上あり、簡易郵便局が数局ある。

水戸市内の郵便番号と集配の状況については、次の通りである。

  • 310-xxxx 水戸中央郵便局が集配。
  • 311-11xx 水戸中央郵便局が集配。2021年(令和3年)3月28日までは常澄郵便局が担当していた。
  • 311-41xx 赤塚郵便局が集配。
  • 311-42xx 水戸中央郵便局が集配。2009年(平成21年)9月20日までは郵便事業株式会社水戸支店飯富集配センター(飯富郵便局併設)が担当していた。
  • 319-03xx 赤塚郵便局が集配。2008年(平成20年)2月24日までは郵便事業株式会社水戸支店内原集配センター(内原郵便局併設)が担当していた。

郵便局

集配郵便局

無集配郵便局

  • 飯富郵便局
  • 茨城県庁内郵便局
  • 茨城大学前郵便局
  • 内原郵便局
  • 大場郵便局
  • 国田郵便局
  • 鯉淵郵便局
  • 常澄郵便局
  • 中妻郵便局
  • 水戸石川郵便局
  • 水戸河和田郵便局
  • 水戸五軒町郵便局
  • 水戸酒門郵便局
  • 水戸下市郵便局
  • 水戸市役所前郵便局
  • 水戸城東郵便局
  • 水戸末広郵便局
  • 水戸千波郵便局
  • 水戸大工町郵便局
  • 水戸袴塚郵便局
  • 水戸東赤塚郵便局
  • 水戸東原郵便局
  • 水戸平須郵便局
  • 水戸双葉台郵便局
  • 水戸本町郵便局
  • 水戸松が丘郵便局
  • 水戸緑岡郵便局
  • 水戸見和郵便局
  • 水戸元吉田郵便局
  • 水戸吉沢郵便局
  • 水戸米沢郵便局
  • 水戸渡里郵便局

簡易郵便局

  • 水戸見和御殿山簡易郵便局
  • 水戸柳河簡易郵便局

学校教育など

要約
視点

大学

短期大学

中等教育学校

なお、智学館中等教育学校は2023年度以降、生徒募集を停止している。

高等学校

県立

全日制の課程のみが7校、定時制の課程と通信制の課程の併設が1校。

私立

全日制の課程のみが7校、通信制の課程のみが1校。

中学校

市立

  • 水戸市立第五中学校
  • 水戸市立常澄中学校
  • 水戸市立双葉台中学校
  • 水戸市立見川中学校
  • 水戸市立緑岡中学校

県立

国立

私立

義務教育学校

市立

  • 水戸市立国田義務教育学校

小学校

市立

市立の小学校は全部で32校ある。関東地方では珍しく標準服を採用している学校が半分近くを占める

  • 水戸市立赤塚小学校
  • 水戸市立飯富小学校
  • 水戸市立石川小学校
  • 水戸市立稲荷第一小学校
  • 水戸市立稲荷第二小学校
  • 水戸市立内原小学校
  • 水戸市立梅が丘小学校
  • 水戸市立大場小学校
  • 水戸市立笠原小学校
  • 水戸市立上大野小学校
  • 水戸市立上中妻小学校
  • 水戸市立河和田小学校
  • 水戸市立鯉淵小学校
  • 水戸市立五軒小学校
  • 水戸市立寿小学校
  • 水戸市立酒門小学校
  • 水戸市立三の丸小学校
  • 水戸市立下大野小学校
  • 水戸市立城東小学校
  • 水戸市立新荘小学校
  • 水戸市立千波小学校
  • 水戸市立妻里小学校
  • 水戸市立常磐小学校
  • 水戸市立浜田小学校
  • 水戸市立双葉台小学校
  • 水戸市立堀原小学校
  • 水戸市立見川小学校
  • 水戸市立緑岡小学校
  • 水戸市立柳河小学校
  • 水戸市立吉沢小学校
  • 水戸市立吉田小学校
  • 水戸市立渡里小学校

国立

私立

特別支援学校

  • 茨城県立盲学校(視覚障害者を対象とする学校)
  • 茨城県立水戸聾学校(聴覚障害者を対象とする学校)
  • 茨城県立水戸特別支援学校(肢体不自由者を対象とする学校)
  • (本校に2009年〈平成21年〉に統合)茨城県立水戸養護学校吉沢分校(肢体不自由者を対象とする学校)
  • 茨城県立水戸飯富特別支援学校(知的障害者を対象とする学校)
  • 茨城県立水戸高等特別支援学校(知的障害者を対象とする学校)
  • 茨城県立内原特別支援学校(知的障害者を対象とする学校)

幼稚園

計36園。市立19園、私立16園、国立1園(茨城大学教育学部附属幼稚園

専修学校

  • 茨城県理容生活衛生同業組合立茨城県中央理容美容専門学校(茨城県理容生活衛生同業組合)
  • 茨城音楽専門学校(学校法人茨城音楽学園)
  • 水戸日建工科専門学校(学校法人城東学園)(旧水戸コンピュータ専門学校)
  • 中川学園調理技術専門学校(学校法人中川学園)
  • 水戸美容専門学校(学校法人水戸美容専門学校)
  • 水戸経理専門学校(学校法人八文字学園
  • 水戸電子専門学校(学校法人八文字学園)
  • 水戸自動車大学校(学校法人八文字学園)
  • 水戸ビューティカレッジ(学校法人八文字学園)
  • 水戸看護福祉専門学校(学校法人八文字学園)
  • 専門学校文化デザイナー学院(学校法人リリー文化学園)(旧 文化学院芸術工科専門学校)
  • リリー保育福祉専門学校(学校法人リリー文化学園)
  • いばらき中央福祉専門学校(社会福祉法人北養会)
  • 医療専門学校水戸メディカルカレッジ(社会福祉法人北養会)
  • 水戸市医師会看護専門学院(社団法人水戸市医師会)
  • 茨城歯科専門学校(社団法人茨城県歯科医師会)
  • 日本農業実践学園(社団法人日本国民高等学校協会)
  • 鯉淵学園農業栄養専門学校財団法人財団法人農民教育協会)
  • 河合塾水戸校(予備校、学校法人河合塾)

各種学校

職業訓練施設

公共職業能力開発施設

事業主などの設置する職業訓練施設

文化施設

要約
視点

水戸市に所在する主な文化施設は以下の通り。

会館・ホール

Thumb
水戸市民会館

公園

  • 七ツ洞公園
  • 大串貝塚ふれあい公園
  • くれふしの里古墳公園
  • かたくりの里公園

千波湖周辺地域大規模公園

千波湖湖畔の千波公園、偕楽園を中心にそれら周辺の桜川緑地、沢渡川緑地、逆川緑地、紀州堀緑地に、東町運動公園、茨城県立歴史館茨城県民文化センターなどを含めた300ヘクタールの区域は茨城県と水戸市により「偕楽園公園」と総称されている。この総称「偕楽園公園」は千波湖から放射状に伸びた公園・緑地が市街地に食い込む形状を持ち、中心市街地に近い都市公園としてはアメリカ合衆国ニューヨーク市セントラル・パークの340ヘクタールに次ぐ世界第2位の面積を持つものと茨城県と水戸市により広報されている[121][122]

総称「偕楽園公園」は1999年(平成11年)7月2日橋本昌茨城県知事(当時)の記者会見で発表された[123]。だが、千波公園、偕楽園とその周辺の公園・緑地を一体の大規模公園として整備することはそれ以前からなされている。その始まりは都市化により消失の危機にある偕楽園の借景を長期的かつ総合的に整備しようとする考えからで、1972年(昭和47年)から茨城県、水戸市及び国などの関係者により検討が開始された。この検討は1973年(昭和48年)に「千波湖周辺地域大規模公園構想」としてまとめられた[124]。この構想で主体者が茨城県又は水戸市となる都市公園事業、河川事業など様々なパーツが組み合わさった総面積約300ヘクタールが整備すべきエリアと設定され、以後これをたたき台として、整備計画が練られていった[125]1986年(昭和61年)12月には先の構想に見直しを加えた長期的な整備の基本方針「千波湖周辺整備計画」がまとめられた。この計画では整備を進める際に、「1.国際庭園モデル都市 -都市の機能と景観の調和」、「2.街との融合と一体化」、「3.地域の活性化に結びつける」の3つを目指すことを基本コンセプトと定め、以後これに沿った公園整備が進められていった[126][127]1993年(平成5年)の「全国都市緑化フェア(=開催時名称「グリーンフェア’93いばらき」)の開催会場として偕楽園及び千波湖周辺が選定されると、これを目指し偕楽園下の桜川沿岸(現在の「四季の原」などがある偕楽園拡張部)と千波公園の整備が一気に進んだ[128]。1999年(平成11年)の総称「偕楽園公園」の発表は、上述に記した経過で整備されてきた300ヘクタールの公園・緑地のイメージアップと利用促進を図る為に設置した「千波湖周辺地域大規模公園利用促進懇談会(座長:中村良夫京都大学教授)」の意見を取り入れたものである[121]

2016年(平成28年)、水戸市は1986年(昭和61年)の策定から30年がたった「千波湖周辺整備計画」を時代の変化に合わせて見直した「水戸市偕楽園公園(千波公園等)整備基本計画」を発表した。この計画では観光面の役割も強調されており、拠点性・回遊性に優れたにぎわいのある公園づくりが計画目標のひとつにあげられた[129][130]。これに呼応するように2019年(令和元年)6月、茨城県は偕楽園周辺の魅力向上計画案策定をリゾートホテルなどを運営する株式会社星野リゾートに委託した[131]。同年11月、千波湖に円形を設置し偕楽園や歴史館との回遊性を高めるなどの星野リゾートが策定した計画案が発表された[132]

公民館

市立公民館は、原則として各市立小学校の学区ごとに設けられている。

図書館

Thumb
茨城県立図書館の1Fロビー
  • 茨城県立図書館
  • 茨城県教育図書館・情報センター
  • 茨城県立点字図書館
  • 佐川文庫 (私立。元水戸市長、佐川一信の記念館)

博物館

公共博物館

博物館法に基づいて登録を受けた施設。

博物館相当施設

博物館法に基づいて要件を満たした施設。

  • 常磐神社義烈館(水戸黄門宝物館、歴史部門)

博物館類似施設

各種施設[要説明]

スポーツ施設

交通

要約
視点

鉄道

Thumb
水戸駅(南口)

駅数は3路線臨時駅を含めてわずか5駅しかなく、臨時駅を除くと4駅で、これは駅(いずれも常設駅)の甲府市を下回り、都道府県庁所在地の都市の中では佐賀市(4駅、臨時駅を含めると5駅)と同じ。

かつては茨城交通茨城線や、茨城交通水浜線水戸電気鉄道なども存在したが、いずれも昭和後期までに廃止されている[134][135][136]

路線バス

水戸駅から茨城大学・赤塚駅・下市方面へのバス路線を運行している。

水戸駅から県庁バスターミナルや、偕楽園、常磐大学・赤塚駅方面のバス路線を運行している。

2020年3月31日まではJRバス関東一般路線バスを運行していたが、撤退している。

高速バス

  • 「みと号(赤塚ルート)」 水戸駅・大工町・赤塚駅・大塚 - 八潮PA(TX八潮駅)・東京駅(茨城交通、関東鉄道、ジェイアールバス関東
  • 「みと号(県庁ルート)」 水戸駅南口・茨城県庁前 - 八潮PA(TX八潮駅)・東京駅(茨城交通、関東鉄道、ジェイアールバス関東)
  • 東海・勝田・水戸大洗IC - 八潮PA(TX八潮駅)・都営浅草駅・上野駅・東京駅(茨城交通)
  • 急行「TMライナー」 偕楽園・水戸駅・茨城県庁BT - つくばセンター土浦駅東口(関東鉄道)
  • 夜行高速バス「よかっぺ関西号」 水戸駅南口・土浦駅・つくばセンター - 京都駅大阪あべの橋駅・USJ(関東鉄道、近鉄バス
  • 水戸駅 - 仙台駅・山形(山交ビルバスターミナル)(茨城交通)
  • 水戸駅南口 - 羽田空港(茨城交通)
  • 水戸駅南口 - 成田空港(茨城交通、千葉交通
  • 水戸駅南口 - 茨城空港(関東鉄道、茨城交通)
  • 水戸駅南口・大工町・赤塚駅・大塚 - 東京ディズニーリゾート(関東鉄道)
  • 日立・水戸北スマートインター - 東京ディズニーリゾート(茨城交通)
  • 高萩・国民宿舎鵜の岬・日立・水戸北スマートインター - 八潮PA(TX八潮駅)・東京駅(茨城交通、ジェイアールバス関東)
  • 茨城県庁前・大洗駅 - 成田空港(関東鉄道、茨城交通)※2023年7月20日から2023年12月20日までのの実証運行

道路

港湾

市内に港湾はなく、東海村ひたちなか市大洗町茨城港(常陸那珂港区・大洗港区)が市に最も近い場所に位置する。

空港

車で約35分の位置に茨城空港小美玉市)がある。

茨城空港以外では東京都大田区東京国際空港(羽田空港)、千葉県成田市成田国際空港福島県須賀川市福島空港などが利用されている。この内国内線では、地上交通の便がよく就航都市数が多い東京国際空港が多く利用されている。

マスメディア

新聞・放送

地上波テレビ放送において、他の関東地方は民放5キー局NHK(総合教育 [Eテレ] )+独立ローカル局一局の8局地域となっているが、水戸を初めとする茨城県北部は、5キー局+NHK(水戸総合+東京Eテレ)のみのエリアである。2020年(令和2年)現在、水戸市内でケーブルテレビも開局していない。

ラジオは、LuckyFM茨城放送の他、関東広域圏の各放送局の放送対象地域となっている。

地上波デジタルテレビ放送送信設備

水戸テレビ・ラジオ放送所も参照。

さらに見る リモコンキーID, 放送局名 ...
  • デジタル放送の送信所は水戸市森林公園に設けられている。NHK水戸総合のみが親局であり、あとは全て中継局である。

スポーツチーム

観光

要約
視点
Thumb
好文亭(偕楽園
Thumb
弘道館
Thumb
水戸の梅大使
Thumb
水戸黄門まつり

観光地・観光施設

新水戸八景」として1996年(平成7年)に制定された以下の8名所[137]

  1. 「弘道館周辺と水戸城の壕」
  2. 「保和苑と周辺史跡」
  3. 「偕楽園公園と千波湖周辺」
  4. 「水戸芸術館」
  5. 「備前堀」
  6. 「水戸市森林公園と楮川ダム」
  7. 「ダイダラボウと大串貝塚ふれあい公園」
  8. 「大塚池公園」

その他

  • 水戸市内原郷土史義勇軍資料館
  • 明利酒類・別春館 - 酒蔵見学・梅酒焼酎日本酒の試飲

祭事・イベント

日本三名園つながりで金沢市岡山市と合同イベントを実施することがある。行政(市役所など)より、中央郵便局や観光協会の間で実施される事が多い。

  • 水戸の梅まつり(2月下旬 - 3月末。全国的に有名。水戸の梅大使が活躍。3月中旬には「夜梅祭」が開催される。弘道館、偕楽園で開催)
  • みとの日(3月10日前後。納豆早食い世界大会開催)
  • 水戸の桜まつり(4月。千波湖畔、桜山などで開催)
  • 水戸のつつじまつり(4月下旬 - 5月初旬。偕楽園で開催)
  • 水戸まちなかフェスティバル(5月初旬。上市通りで開催)
  • 常磐神社例大祭(5月中旬。常磐神社で開催)
  • 水戸のあじさいまつり(6月。保和苑で開催)
  • 水戸黄門まつり(8月上旬。2018年(平成30年)までは前夜祭として千波湖畔で花火大会を開催。2019年(令和元年)からは花火大会は本祭の2週間前に前倒し。パレードは上市通りで開催)
  • 水戸市内原商工夏祭り(8月下旬。内原出会いの広場公園で開催)
  • 水戸浪漫三夜祭(9月第1日曜。二十三夜尊桂岸寺で開催。2013年に『二十三夜尊 納涼祭』として復活。2017年に『三夜さん末広まつり』と名を変え、2024年より現名称に変更)
  • 水戸の萩まつり(9月。偕楽園で開催)
  • 吉田神社例大祭(10月中旬。吉田神社及び下市通りで開催)
  • 水戸の菊花展(10月下旬 - 11月中旬。三の丸庁舎前広場で開催)
  • ダイダラボウまつり(11月中旬。大串貝塚ふれあい公園で開催)
  • 水戸市産業祭(11月中旬。水戸市総合運動公園体育館で開催)
  • 大串稲荷神社祭礼(11月下旬。大串稲荷神社で開催)
  • アートタワーみとスターライトファンタジー(12月 - 1月中旬。水戸芸術館で開催)
  • 水戸デザインフェス(水戸芸術館で開催)
  • 水戸のラーメンまつり(11月下旬。千波公園で開催)
  • さんたサンタsantaフェスティバル(12月中旬。南町2丁目特設会場〈常陽銀行と東京電力の間〉で開催)

史跡・旧跡

寺社

城郭

  • 水戸城
  • 河和田城
  • 見川城
  • 長者山城
  • 全隈城
  • 武隈城
  • 飯富長塁
  • 吉田城
  • 森戸館
  • 鯉淵城
  • 塚原城
  • 湯網城
  • 大足城
  • 有賀城

水戸を舞台とした作品

水戸の日

毎年、3月10日は水戸の日として様々なイベントが開催されている[138]

  • 水戸黄門料理まつり[138]

出身者

明治以前

政官界

学界

財界

作家・画家・デザイナー

ジャーナリスト

音楽・芸能・放送

スポーツ

その他

ゆかりの人物

脚注

関連項目

外部リンク

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