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温故学会会館
東京都渋谷区にある会館 ウィキペディアから
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温故学会会館(おんこがっかいかいかん)は、東京都渋谷区東二丁目にある会館。公益社団法人温故学会により運営され、『群書類従』などの版木約2万枚の保存・展示を行っている。同会の事務所が会館の建物内にある。
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概要

温故学会会館は、江戸時代後期の全盲の国学者・塙保己一が41年間をかけて、全国各地に散在していた貴重な書物を集め、校訂を加え、種類ごとに分けて編纂した文献集である『群書類従』[1] の版木を管理・保存する目的で、斉藤茂三郎(第2代温故学会理事長)が渋沢栄一、三井八郎右衛門ら各界の著名人に呼びかけ、全国からの協賛を得て建てられた。
沿革
- 1909年(明治42年) - 井上通泰が文部省の倉庫で『群書類従』版木を発見。塙忠雄(保己一の曾孫)が「温故会」を四谷愛染院内に置く。
- 1911年(明治44年) - 「温故学会」と改称。『群書類従』の摺立てを再開。
- 1913年(大正2年) - 東京帝国大学に『群書類従』版木の保管を申し出る。
- 1914年(大正3年) - 保管倉庫の建設を条件に版木の保管を許可される。
- 1915年(大正4年) - 東宮職より『群書類従』全巻(666冊)の摺立てを下命される。
- 1921年(大正10年) - 塙保己一生誕100年祭を愛染院にて開催。
- 1922年(大正11年) - 皇室より『群書類従』をケンブリッジ大学に寄贈。
- 1923年(大正12年) - 東京帝国大学より『群書類従』版木を下付される。
- 1924年(大正13年) - 温故学会会館の建設を検討開始。
- 1925年(大正14年) - 会館建設資金の募集開始。場所を東京府豊多摩郡渋谷町大字下渋谷氷川裏(現在地)に決定。
- 1926年(大正15年)8月 - 会館の建設に着手。
- 1927年(昭和2年)3月 - 会館竣工。
- 1954年(昭和29年) - 『群書類従』版木が東京都の都重宝(現・都指定有形文化財)に指定される。
- 1956年(昭和31年) - 『徒然草』『万葉集』版木が都重宝(現・都指定有形文化財)に指定される。
- 1957年(昭和32年) - 『群書類従』版木が国の重要文化財に指定される。
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文化財
- 重要文化財
- 群書類従版木17,244枚
- 江戸時代、1957年(昭和32年)2月19日、重要文化財指定(種別:歴史資料)。
利用情報
- 開館時間/月曜~金曜日/午前9時~午後5時まで。
- 休館日/土・日・祝は問い合わせ必要。
- 観覧料/大人100円、小学生~中学生まで無料。
交通アクセス
- 鉄道
- JR東日本、山手線、湘南新宿ライン - 渋谷駅より徒歩約18分、恵比寿駅より徒歩約23分。
- 京王井の頭線 - 渋谷駅より徒歩約20分。
- 東急東横線、東急田園都市線 - 渋谷駅より徒歩約16分。
- 東京メトロ、銀座線 - 渋谷駅より徒歩約18分、半蔵門線、副都心線 - 渋谷駅より徒歩約16分。
- 路線バス
ギャラリー
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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