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恵比寿駅

東京都渋谷区にある東日本旅客鉄道・東京地下鉄の駅 ウィキペディアから

恵比寿駅map
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恵比寿駅(えびすえき)は、東京都渋谷区恵比寿南一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)と東京地下鉄(東京メトロ)のである。渋谷区内の鉄道駅では最も南にある。

概要 恵比寿駅, 所在地 ...
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東口(2008年8月)
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西口駅前にあるえびす

乗り入れ路線

JR東日本の各線(後述)が地上の高架上に、東京メトロの日比谷線が地下にそれぞれ乗り入れ、乗り継ぎ可能な接続駅となっている。また、JR東日本の駅には「 EBS 」のスリーレターコードが付与されている。

  • JR東日本:各線(後述)
  • 東京メトロ:H 日比谷線 - 駅番号H 02

JR東日本の駅に乗り入れている路線は、線路名称上は山手線のみであるが、運転系統としては電車線を走行する環状線としての山手線電車のほか、山手貨物線を走行する埼京線湘南新宿ラインが停車し、旅客案内ではそれぞれ別路線として扱われている。

東京メトロ日比谷線は、終着駅である北千住駅のさらに先、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)を経由して日光線南栗橋駅まで相互直通運転を実施している。

また、特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属している。

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歴史

要約
視点
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恵比寿駅周辺の白黒空中写真(1963年6月26日撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
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営団地下鉄時代の団章。撮影時は東京メトロへの移行が目前であり、東京メトロのロゴマークおよび「東京メトロ」の文字がステッカーで覆われている。(2004年3月)

駅名の由来

ヱビスビールを製造・販売していた日本麦酒醸造会社(現在のサッポロビール)の工場が、現在恵比寿ガーデンプレイスのある場所にかつて存在していた。工場に隣接する山手線上に1901年、ビール出荷専用の貨物駅が開設された[2]ビールの商標に因み、駅名も「恵比寿」(当初「ゑびす」と表記)と命名される。駅開設当時の地名は「下渋谷」であった[2]。後に、工場周辺を「ゑびす」と呼ぶようになり、1928年に駅周辺の地名も「恵比寿通」と名付けられた[2]。駅前の恵比寿神社は、戦後に成立したものである(駅周辺の節も参照)。

商品名のヱビスと恵比寿ガーデンプレイスのローマ字表記は「YEBISU」であるが、地名と駅名の表記は「Ebisu」である。

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駅構造

要約
視点

JR東日本

概要 JR 恵比寿駅, 所在地 ...

JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している渋谷駅管理の業務委託駅[7]

山手線と埼京線・湘南新宿ライン(山手貨物線)でそれぞれ島式ホーム1面2線ずつ、2面4線を有する高架駅である。

ホーム上の大部分は駅ビルアトレ恵比寿」に覆われており、1階に西口、3階に東口、それぞれの改札口が設置されている。なお、現行の駅舎が建設される前は、西口・東口とも地平部に駅舎があり、東口とホームは山手貨物線を跨ぐ橋で連絡していた。

エスカレーターは改札内コンコースとホームを連絡するほか、東口には出入口と改札外コンコースを連絡するものも設置されている。エレベーターは西口改札内コンコースとホームを連絡している。

2010年6月26日初電より、山手線ホームにてJR東日本の在来線としては初となるホームドアの運用が開始されている。なお、7号車・10号車部分は当時一部のE231系編成で6ドア車が4ドア車に変更されていなかったため、全編成が4ドア車に変更された後に設置された[注釈 1]

発車案内の上部に列車の現在位置を表示する大型の液晶ディスプレイ2006年10月から2007年2月まで試験的に設置されていた。試験終了後は改札口付近に異常時の運行情報を表示するものとして移設されている。

埼京線の列車が当駅を終着駅としていた時期は(ATOS未導入の時期でもある)、埼京線各駅において当駅行の電車を「渋谷方面恵比寿行き」という言い回しで案内していた[注釈 2]。また、3番線を乗車専用、4番線を降車専用(ホリデー快速を除く)としていたが、湘南新宿ラインの運転開始に伴って目黒方にホームが延伸され、乗車・降車専用の扱いはなくなった。

サッポロビール恵比寿工場が付近にあった時は貨物扱い施設も設置されていた。工場の廃止後、埼京線延長前の1987年から1993年頃までこの施設を利用して行楽シーズンに九州や北海道方面へのカートレインが発着していた(後に浜松町駅発着に変更)。サッポロビール恵比寿工場の跡地は再開発され恵比寿ガーデンプレイスとなった。

自動券売機、多機能券売機、指定席券売機が設置されている[9]。なお、1995年11月から導入されている、JR東日本の傾斜式・タッチパネル自動券売機については、当駅東口が最初の導入場所だった。導入当初はディスプレイが小さい四角形で、かつ目の不自由な利用者のためのテンキーが設置されていなかったが、後の小改良で設置された。また、同じタイプのボタン式自動券売機も設置されていた[注釈 3]。2010年時点では、ディスプレイが大きい四角形のものに交換されている。

のりば

さらに見る 番線, 路線 ...

(出典:JR東日本:駅構内図

発車メロディ

恵比寿ガーデンプレイスの所在地はかつてサッポロビールの恵比寿工場だったことから、ヱビスビールCM曲である映画『第三の男』のテーマ曲が発車メロディとして採用されている。このメロディは2005年6月6日から使用されているが、それ以前にも2004年10月21日から同年12月25日までアレンジの違うメロディが流れていた[10]

東京メトロ

概要 東京メトロ 恵比寿駅, 所在地 ...

相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。ホームがかなり湾曲しているため、常時駅員が出発合図を出している。

改札は中目黒駅寄りと広尾駅寄りの2カ所で、中目黒駅寄りはホーム及び地上ともは階段のみでの連絡。広尾駅寄りはエスカレーターエレベーターが改札付近に設置され、改札内コンコースとホームと連絡している。また改札外コンコースと地上を結ぶ1番出口には階段とエレベーターが併設されている。東京メトロ日比谷線とJR各線は直角に近い位置関係で交差しており、この広尾駅寄り南側の1番出口がJR恵比寿駅の最寄り出入り口である。

広尾駅寄り改札内に事務所が設置されている[12]

久喜駅始発の「THライナー」は当駅が終着となり、その後は中目黒駅へ回送される。

のりば

さらに見る 番線, 路線 ...

(出典:東京メトロ:構内立体図

  • 中目黒寄りに両渡り線が設置されている[14]。開業から1964年7月22日の中目黒延伸までは1番線を降車ホーム、2番線を乗車ホームとしており、その折り返しのために両渡り線を使用していた。延伸後は非常用とされている。

発車メロディ

2020年2月7日よりスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している[6]

曲は1番線が「アルテミス」(福嶋尚哉作曲)、2番線が「Sparkling Road」(大和優子作曲)である[6]

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利用状況

要約
視点

年度別1日平均乗降人員

1999年度(平成11年度)以降の1日平均乗降人員推移は下表の通り。

さらに見る 年度, 営団 / 東京メトロ ...

年度別1日平均乗車人員(1900年代 - 1930年代)

さらに見る 年度, 日本鉄道 / 国鉄 ...

年度別1日平均乗車人員(1953年 - 2000年)

さらに見る 年度, 国鉄 / JR東日本 ...

年度別1日平均乗車人員(2001年以降)

さらに見る 年度, JR東日本 ...
備考
  1. 1901年2月25日開業。
  2. 1964年3月25日開業。開業日から1964年3月31日までの計7日間を集計したデータ。
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駅周辺

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恵比寿ガーデンプレイスSky walk

当駅の開業後、当駅とビール工場の周辺が「恵比寿」と呼ばれるようになり、後に正式な地名になった。

  • アトレ恵比寿(本館、西館) - 駅ビル
    • 恵比寿駅ビル内郵便局

山手線内側

山手線外側

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バス路線

さらに見る のりば, 運行事業者 ...
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隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
JY 山手線
目黒駅 (JY 22) - 恵比寿駅 (JY 21) - 渋谷駅 (JY 20)
JA 埼京線(SO 相鉄線直通含む)
通勤快速・快速・各駅停車
大崎駅 (JA 08) - 恵比寿駅 (JA 09) - 渋谷駅 (JA 10)
JS 湘南新宿ライン
特別快速
通過
快速・普通
大崎駅 (JS 17) - 恵比寿駅 (JS 18) - 渋谷駅 (JS 19)
東京地下鉄(東京メトロ)
H 日比谷線
THライナー以外の列車
中目黒駅 (H 01) - 恵比寿駅 (H 02) - 広尾駅 (H 03)

脚注

関連項目

外部リンク

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