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現美新幹線

上越新幹線で運行されていた観光列車 ウィキペディアから

現美新幹線
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現美新幹線(げんびしんかんせん、英語: GENBI SHINKANSEN)は、かつて東日本旅客鉄道(JR東日本)が保有していたのってたのしい列車用(観光列車)の新幹線車両[4]である。

概要 現美新幹線 (とき451 - 456号), 概要 ...

本項では「現美新幹線」を使用して運行された列車についても記述する。

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概要

上越新幹線観光列車として運用された。名前の由来は現代美術の略称「現美」から。外観デザインは蜷川実花が担当し[5][6]、黒を基調に夏の夜空を彩る長岡の花火を描いていた[7]。内装デザインはジェイアール東日本建築設計事務所が担当し、美術館のようにアートが展示された。また、13号車にはカフェコーナーの設備があり、ツバメコーヒーによるコーヒー十日町すこやかファクトリーによるスイーツ[8]アルコールメニューを楽しむことができた。

車両

車両は2002年11月18日に新製されたE3系0番台(R19編成)を改造したもの。この改造に伴い「とれいゆ」(R18編成)と同じく700番台へ改番された。

上越新幹線(新潟 - 越後湯沢間)の限定運用となったため、改番日(2016年1月4日)の翌5日付で秋田車両センター(現・秋田総合車両センター南秋田センター)から新潟新幹線車両センターへ転属している[9]

各車両の詳細

  • 11号車[10]:E321-702(←E311-19)
    • 担当アーティスト:松本尚[7]絵画
      種車のグリーン車の座席を普通車指定席として使用。
  • 12号車:E326-702(←E326-19)
  • 13号車:E329-702(←E329-19)
    • カフェ 担当アーティスト:古武家賢太郎(絵画)
    • キッズスペース 担当アーティスト:パラモデル[7](絵画・彫刻
  • 14号車:E328-702(←E328-19)
  • 15号車:E325-702(←E325-19)
  • 16号車:E322-702(←E322-19)
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運用

2016年(平成28年)4月29日に運用を開始し[12]、「とれいゆ つばさ」と同じく土休日を中心に運用された。越後湯沢駅 - 新潟駅間を各駅停車で運転した「とき」451 - 456号の臨時列車として1日3往復で運行し[8]、所要時間は約50分だった。

指定席は11号車のみで、12 - 16号車は自由席となっていた。なお、2016年6月までの運行分については全車指定席となり、11号車(座席車)のみ一般発売され、12 - 16号車は旅行商品として販売された[8](ただし、5月21日より立席特急券が設定された[13])。

2020年令和2年)12月19日で車両の老朽化に伴い定期運行を終了、翌20日の旅行商品専用列車(ラストラン)として 新潟駅 - 越後湯沢駅間を2往復運行し、営業運転を終了した[14]

運用終了後は全車両が解体されたが、車体外板や座席を活用したアーカイブ展示が越後湯沢・浦佐長岡燕三条・新潟の上越新幹線の各駅で行われている。また、ソファや座席プレートをオークション形式で一般に販売することも計画されている[15][16]

沿革

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脚注

関連項目

外部リンク

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