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空白を満たしなさい
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『空白を満たしなさい』(くうはくをみたしなさい)は、平野啓一郎による日本の長編小説。漫画雑誌『モーニング』(講談社)で、2011年40号から2012年39号まで鎌谷悠希のイラストを添えて連載された[1]。編集は佐渡島庸平が担当した[2]。
死んだはずの人間が生き返る世界。主人公は気づくと3年経っており、自殺だったと伝えられる。しかし、本人に死んだ時の記憶はなく、自殺するような理由が思い当たらない為、実は自分は殺されたのではないかと考えて、自らの死の理由を追求していく中で、生きること、死ぬこと、そして幸福ということの意味を知っていくさまを描く[1]。
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あらすじ
死んだはずの人間が生き返る「復生者」のニュースが世界各地で伝えられていた。そんな最中、土屋徹生は勤務先の会議室で目覚めるが、同僚から3年前に自殺で死んだと伝えられる。しかし、妻と息子がいて幸せな生活を送っていた自分が自殺なんてするはずがない、実は自分は殺されたのではないかと考えた土屋が自らの死の理由を追求していく[1]。
登場人物
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- 土屋徹生
- 3年前まで会社員をしていた36歳の男性。会社で目覚めるが、同僚から3年前に自殺で死んだと聞かされる。
- 土屋千佳
- 徹生の妻。
- 土屋璃久
- 徹生と千佳の一人息子。
- 土屋保
- 徹生の亡父。徹生が1歳半の時に逝去。
- 土屋恵子
- 土屋保の妻。
- 寺田
- 徹生が診察に訪れた寺田医院の院長。徹生が「生き返った」ことを全く信じていない。
- 佐伯
- 徹生が勤務していた会社の警備員。
書誌情報
- 単行本:2012年11月27日発売、講談社、ISBN 978-4-06-218032-0
- 文庫本:2015年11月13日発売、講談社文庫
テレビドラマ
要約
視点
2022年6月25日から7月30日までNHK総合テレビジョン「土曜ドラマ」で放送された[3][4]。全5回[3][4]。主演は柄本佑[3][4]。
キャスト
主要人物
徹生の関係者
千佳の関係者
「トレジャーハント」とその関係者
堂島製缶とその関係者
復生者とその関係者
- オカダ
- 演 - 岡部たかし[20](第1話)
- 水尾保健所 復生者社会復帰等 相談窓口。
- 木下郁男
- 演 - 藤森慎吾[3][4](第3話・第5話)
- 復生者。
- ラデック(ラドスワフ・タタルチュック)
- 演 - ブレーク・クロフォード[3][4](第3話 - 第5話)
- 復生者。
- 野本こいし
- 演 - 禾本珠彩[21](第2話・第3話・第5話)
- 復生者。
- 野本栄一
- 演 - 日下部そう[22](第3話)
- こいしの父。
- 野本ふみ
- 演 - 和田光沙[23](第2話・第3話)
- こいしの母。
- 大石彩花
- 演 - 瀬戸さおり[24](第3話)
- 復生者。
- 飯田江理子
- 演 - 梅舟惟永(第3話)
- 復生者。
- 佐藤稔
- 演 - 岩谷健司[25](第3話)
- 復生者。
- 復生者
- 演 - 赤間麻里子[26](第3話)
- 金縁眼鏡の男(蔵内道山)
- 演 - 本田博太郎[27](第3話)
- 太田司郎
- 演 - 野間口徹[27](第3話)
- 復生者の会代表。
- 司会者
- 演 - 村岡希美[28](第3話)
- 澤井真悟
- 演 - 鎌田規昭[29](第3話)
- 弁護士。
- 復生者排斥デモ主宰者
- 演 - 湯浅浩史[30](第2話・第3話・第5話)
- 古ヶ崎
- 演 - 大河内浩(第3話)
- 前財務大臣。
その他
スタッフ
放送日程
- 7月9日は、放送休止。
英訳版
NHKワールドTV「NHK Drama Showcase」(日曜日の9時台・21時台に原版+英語字幕スーパー版。同15時台と月曜3時台に英語吹き替え版)として、2022年10月16日から11月13日に、日本国内のひかりTV・ケーブルテレビ局を含む全世界160か国向けに「Fill in the Blanks」の英題名を付けて放送された[37]。
その他
本作で主人公の土屋徹生を演じる柄本佑は、裏番組に当たる日本テレビ系「土曜ドラマ」『初恋の悪魔』で小鳥琉夏役で出演しており、業界でタブー視される裏被りが発生している[38][39]。
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脚注
外部リンク
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