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第96回アカデミー賞国際長編映画賞出品作一覧
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本項目は、第96回アカデミー賞国際長編映画賞への各国の出品作の一覧である。映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は、1956年に国際長編映画賞を設立して以来、さまざまな国から最高の作品を招いている[1]。この賞は主要な会話が英語以外で占められ、アメリカ合衆国以外で製作された長編映画を対象としている[1][2]。国際長編映画賞委員会はプロセスを監督し、出品された全作品を観賞する[2]。この部門は以前は「外国語映画賞」と呼ばれていたが、アカデミーが「外国語」という言葉が時代にそぐわないと考えたために2019年4月に国際長編映画賞へと変更された[3]。

第96回アカデミー賞での出品映画は2022年12月1日から2023年10月31日までの間に、それぞれの国の劇場で初公開されている必要がある。アカデミーへの出品期限は2023年10月2日である。今回は92ヶ国が映画を出品し、88ヶ国がAMPASによって有資格であると認められ、投票者向けに上映された[4]。ナミビアは今回が初めての出品[5]、ブルキナファソは1989年度以来の出品であった[6]。
2023年12月21日に最終選考15作品が発表された。2024年1月23日にノミネート5作品が発表された[4][7]。2024年3月11日に授賞式が行われ、ジョナサン・グレイザー監督による『関心領域』が受賞作となった。
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出品作
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脚注
キューバの出品作はフェルナンド・ペレスの『Nelsito's World』であると報じられた。2023年10月、この映画は他の88作品と共にオスカー選考委員会の公式一覧の中に含まれたが、「不適格」と判断されたと報じられ、2023年12月のアカデミーの最終的な公式一覧には掲載されなかった[20]。
香港はアナスタシア・ツァン監督の『燈火は消えず』を出品したが[37]、アカデミーによって失格とされた。香港の13人構成の選考委員会の1人がこの映画に出演していた俳優であり、アカデミーはこれを利益相反とみなした。香港は2作目の出品を辞退した[95]。
イラン政府が管理するファラビ・シネマティック・ファウンデーションはレザ・ミルキャリミ監督の『The Night Guardian』を出品した。この選考に対し、反体制派のイラン独立映画製作者協会(IIFMA)は、アカデミーに代替作品を検討するように求めた。彼らは報道声明で「過去1年間、イランの映画製作者たちは投獄され、尋問され、この厳しい弾圧を実行する上で中心にいるファラビによる脅迫を受けてきた」と述べた。IIFMAは『The Night Guardian』はイラン政府から独立あるいは亡命して活動しているイランの映画作家たちのことしの作品を反映していないと主張した[42]。
カザフスタンのオスカー選考委員会は4作品の応募があり、そのうちアディルハン・イェルジャノフ監督の『Ademoka's Education』とアスハト・クチンチレコフ監督の『Bauryna Salu』の2作品を検討したと発表した。『Ademoka's Education』は2票、『Bauryna Salu』は1票を獲得し、4人の委員が棄権した。委員会は両作品の提出を見送った[96]。
コソボのシネマトグラフィ・センターは2023年9月27日、 メンター・スパヒュ監督の『Actors of Cannes』、ブジャール・アリマニ監督の『The Albanian Virgin』、エルブリン・ヌシ監督の『I Love You More』、フィスニク・マックスヴィル監督の『The Land Within』の4作品の応募があったが、選考委員会が満場一致で出品を見送ったことを発表した[97]。マックスヴィルは声明の中で、映画を出品しないという決定は「私たちの若い国の開花しつつある映画産業を傷つけるものだ。コソボが様々な映画に投資してきたのに、コソボの活気に満ちた新しい映画シーンをオスカーに紹介するために、どんな映画であれ、出品してその投資を促進することを拒否するやり方は非常に理解しがたい」と述べた[98]。これによりコソボは2014年に映画の出品を開始して以来、初めての不参加となった。
キルギスタンはアクタン・アリム・クバト監督の『父は憶えている』を出品したが[50]、キルギスタン国内での公開は2022年11月18日であり、資格審査の2週間前であったために最終的な一覧には含まれなかった。キルギスタンは公開予定時期がまだわからず、事前に予選を計画するのは不可能であると主張して2作目の映画出品の誘いを拒否した[99]。
ロシアの国営メディアは国内のオスカー選考委員会が運営を停止し、映画を出品しないと報じた。元委員会のメンバーはロシアのウクライナ侵攻に対する西側諸国の対ロシア制裁を考慮すると、映画を出品することは「極めて不適切に映る」と述べた[100]。ロシアは2022年度に映画を出品しなかったことについても同様の理由を挙げている[101]。
タジキスタンの出品作はベフルーズ・セブト・ラスール監督の『Melody』であると報じられた[85]。この映画は1次選考の投票への参加を表明したアカデミー会員に送られた一覧に含まれなかったが、これはタジキスタンの選考委員会が事前にAMPASの承認を受けていなかったためであると報じられている[99][20]。
- カンボジア[102]、マラウイ[103]、マルタ[104]、ウガンダ[105]、ザンビア[106]のオスカー選考委員会は映画製作者たちに応募を呼びかけたものの、結局出品することはなかった。
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参考文献
外部リンク
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