トップQs
タイムライン
チャット
視点
結界師 (アニメ)
日本のテレビアニメ ウィキペディアから
Remove ads
『結界師』(けっかいし)は、週刊少年サンデーに連載された田辺イエロウの同名の漫画を原作としたテレビアニメである。
概要
要約
視点
- 2006年10月16日から読売テレビ発日本テレビ系列(NNS)29局ネットで月曜夜7時に放送開始。地上デジタル放送ではハイビジョンで放送。地上アナログ放送では13:9で放送されていたが、深夜移行後、日テレの地上波アナログ放送では13:9ではなく、4:3サイズになった。改変時期の特番放送のため、前番組『ブラック・ジャック21』終了(2006年9月4日)から一カ月以上の間隔を空けてからスタートしている。
- サンライズ第1スタジオが製作、主要キャストは『CLUSTER EDGE』『焼きたて!!ジャぱん』での布陣を一部踏襲している。
- ナレーションは本編で墨村正守役を演じる宮内敦士が担当。
- 2007年9月10日の1時間スペシャル(36話・37話)をもって月曜19時00分 - 19時30分での放送を終了した。関西・関東地区では、深夜アニメとして引き続き放送されたほか、一部地域でも放送日時を変えた上で放送を続行した。
- 深夜枠のアニメとしては異例の字幕放送を実施していた(ただし、本作品と同時期に開始したTBS系の深夜アニメではTBS・毎日放送制作の全作品で行われていた)。
- 北米ではビズメディアが配給権を取得[1]、 2010年1月からはHuluでオンライン配信が開始され[2]、2010年5月29日からアダルトスイムでの放映が始まった[3]。
放映の動向
視聴率は初回から低迷、その後も好転の気配も見せなかったことから、シリーズ途中でゴールデンタイム帯全国ネットから深夜放送(一部地域は別時間帯)・ローカルセールス枠へ移動した。その詳細を記す。
視聴率について
初回から視聴率で苦戦を強いられた。番組プロデューサーの諏訪道彦もytvアニメ公式サイト内にある自身のブログ『スワッチのアニメ日記』(以下“アニメ日記”)2006年10月23日分において関東地区で低視聴率であることを明かし、この日以降も「もっとみんなに見てもらいたい」などのコメントをたびたび掲載、『名探偵コナン』の掲示板にも『結界師』の視聴を訴える「お願い」をするほどであった。
放送形態変更まで
2007年8月15日に発売された月刊テレビ情報誌「TV Japan」(東京ニュース通信社)同年9月号に「9月10日の放送を持って最終回」と掲載。この報道を受け、諏訪プロデューサーは“アニメ日記”同年8月20日分で製作・放映続行をアピールしたが、以後発売された情報誌にも同様の情報が掲載された。これに対し諏訪プロデューサーは“アニメ日記”同年8月27日分において月曜19時台での放送終了を認めるコメントをしたが、その一方で、製作・放送続行もアピールした。
諏訪プロデューサーの懸命の活動も視聴率好転には結びつかないまま、最終的には2007年9月10日の1時間スペシャルをもって月曜19時台・ゴールデンタイム・全国枠においては「放送終了」となった。諏訪プロデューサーの公式ブログによれば、シナリオは42話分まで作られていたが、これよりも短い話数で月曜夜7時枠での放送は終了となった。また、「ゴールデンタイムからの撤退は残念だが、関係者の尽力で本来なら9月10日分で完全に終了(=打ち切り)となる所を追加制作できることになった。放送してもらえる放送局を増やすために努力している」とコメントしている。諏訪プロデューサーはその月曜夜7時枠「最終回」の放送日の日付の“アニメ日記”においても視聴率上昇を訴えたが、結果は7.0%と、初回を上回る程度に留まった。なお、放送期間中の視聴率が10%に達したことは一度も無かった[注 1]。月曜19時台・ゴールデンタイム・全国枠においての「最終回」は、志々尾限の最期が描かれたものの、「今後も物語は続く」という内容だった。
放送形態変更決定以降
2007年10月以降はローカル放送形態に移行して放送され、第52話で完結した[注 2]。放送情報については別項を参照。この形態での最終回は原作が終了していないこともあり、「これからも結界師としての職業は続いている」ことを示唆する打ち切りによくある終わり方であった。
“アニメ日記”2007年9月10日付の中で諏訪プロデューサーは、放送続行が決まっていない地域のファンに対し、居住地域のNNS加盟局に対して放送続行・再開の声を寄せるように呼びかけたが、NNS加盟全局での放送続行・再開は実現しなかった[注 3]。
その後のサンライズの分社化
1996年『ガンバリスト! 駿』以降、『犬夜叉』までを製作していたサンライズは、2015年4月にキッズ・ファミリー向け部門を分社化したバンダイナムコピクチャーズが設立。『駿』などの作品に関係なくそのオリジナルアニメを強調とする『クラシカロイド』や『最響カミズモード!』などの作品が次々と誕生している。
Remove ads
各話リスト
要約
視点
2007年9月以前
2006年12月13日〜2007年1月8日、3月19日〜4月9日、4月30日、5月28日、6月11日、7月16日は特番のため、放送休止。
2007年11月以降
放送日は日本テレビより。2007年11月8日、12月13日、27日、2008年1月3日は休止。
Remove ads
スタッフ[4]
主題歌
オープニングテーマ
- 「Sha la la -アヤカシNIGHT-」
- 作詞・作曲 - 稲葉浩志 / 編曲 - 葉山たけし / 歌 - 宇浦冴香
エンディングテーマ
サウンドトラック
- 『「結界師」オリジナルサウンドトラック』
- 作曲・編曲 - 岩崎琢(主題歌を除く)
Remove ads
放映フォーマット
他のアニメとは若干異なる放映形式をとっている。
- オープニング→スポットCM→提供バック→Aパート→スポンサードCM→Bパート(途中、提供クレジットを画面下に2列で表示。コメントなし)→スポットCM→Cパート→エンディング&次回予告→コナンとのショートアニメ(第35話まで)
プロデューサーの諏訪道彦は、本編中に提供クレジットをスーパーインポーズで表示する形式について、「公式サイトの掲示板に邪魔なので表示をさけてほしいという意見が寄せられているが、少しでも本編の時間を増やすためにスタッフが努力した結果、本来であれば提供画面を流す時間に本編を流しているので理解してほしい」と説明している(CS放送における再放送では提供クレジットの表示は一切入っていない)。また、2008年7月9日付けではバラエティ番組などではよくある手法で[注 5][注 6]、アニメでは本作品がおそらく初めてで他の枠のアニメではほとんどないとしていたが、その後『コードギアス 反逆のルルーシュR2』、『西洋骨董洋菓子店』など他局のアニメでもこの手法を採る作品が現れている[注 7][5]。次回予告もエンディング曲に内包されている。
ショートムービー
月曜7時放送時代は、本作品のエンディングが終わった後にCMを挟まず、『名探偵コナン』のオープニングへと続くショートムービーが毎週放送されていた。
- 初代(2006年10月 - 12月)
- 「?」が現れ、良守が「結!」と囲もうとして追いかけるが、捕まえられず、時音に「迷宮入りになるよ」と言われ、そこに江戸川コナンが登場して「その謎だけは結界だけでは捕まえられない、『名探偵コナン』、スタート!」と言う。
- 2代目(2007年1月 - 3月)
- 妖を追いかける良守。主役交代を断ろうとするが、「だだをこねない」と時音に式神を出され、良守は画面外に追い出される。その時、時音も画面外に出てコナンが登場し、「妖ショータイムから、謎解きショータイムへスタート!!」と言う。コナンの左肩には式神が乗っている。
- 3代目(2007年4月 - 7月2日)
- 時音とコナンがレジャーシートの上に座ってお茶を飲んでいる間、良守はケーキを作っている。その後、良守がコナンに「このケーキを食べて、これから30分がんばってくれ!」と言う。
- 4代目(2007年7月9日 - 9月3日)
- 良守が式神にケーキを持たせて結界を張った後、皿を取りに去る。その後、「解」と言って結界を解除したコナンが時音と一緒に良守のケーキを食べているところへ良守が登場し、「結界を張ってたのにー」と言いながら肩を落とす。
Remove ads
放送局
プロジェクト:放送または配信の番組#放送に基づき、本放送期間内の放送局のみを記載しています。 |
2007年9月以前
2007年10月以降
2007年6月16日より、台湾のテレビ局『台湾電視台』でも放送された。
Remove ads
映像ソフト化
本編のDVDは2007年2月21日 - 2008年6月18日発売。全17巻。
関連書籍
- 結界師 設定資料集 - 2006年11月発売。出版はムービック。
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads