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諏訪之瀬島

日本の鹿児島県のトカラ列島に属する島 ウィキペディアから

諏訪之瀬島map
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諏訪之瀬島(すわのせじま)は、鹿児島県吐噶喇(トカラ)列島に属する火山島である。人口は79人、世帯数は44世帯(2018年3月31日現在)[1]十島村では中之島に次いで二番目に大きい島である。

概要 諏訪之瀬島, 所在地 ...
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諏訪之瀬島
諏訪之瀬島の位置

地名(行政区画)としての「諏訪之瀬島」の呼称は鹿児島県鹿児島郡十島村大字となっており、大字の区域は諏訪之瀬島の全域にわたる。

火山として

要約
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諏訪之瀬島の空中写真。
2009年12月8日撮影の23枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
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諏訪之瀬島全景

火山活動が活発な安山岩質の成層火山である。島の中央部には崩壊カルデラがあり中央火口丘(スコリア丘)の御岳(おたけ)が形成されている。山頂の南西には直径200mの旧火口があり1813年噴火では大量のスコリアの噴出についで安山岩質の溶岩流が流出し西海岸まで流下した。この噴火で全島民が島外に避難し1883年まで無人島となる。1884年には御岳の火口から東海岸まで溶岩流を流下し現在でも御岳では桜島と同じく日常的に噴火が発生している。安山岩質の火山は通常ブルカノ式噴火を起こすが、諏訪之瀬島では玄武岩火山に多く見られるストロンボリ式噴火を多く発生することが知られている。

2021年3月5日、気象庁が『諏訪之瀬島の噴火警戒レベルの判定基準』を公表した[2]

活動記録

地質的には70万年前からの活動が認められている。有史以降は以下を参照。

土砂災害

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教育機関

施設

アクセス

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諏訪之瀬島飛行場

鹿児島本港南埠頭から十島村営フェリー「フェリーとしま2」で連絡する。フェリー乗り場から集落までは標高差100mを25分ほどかけて歩く必要がある。島内にはかつてヤマハリゾートが保有し、1997年(平成9年)以降村営に移管されている諏訪之瀬島飛行場が村内唯一の飛行場として存在したが、現在は航空法の定める飛行場ではなく場外離着陸場という位置づけとなっている。長年旅客運航路線が存在していなかったが、2022年(令和4年)10月から新日本航空が定期チャーター便として週2往復鹿児島空港との間を運航している。諏訪之瀬島場外離着陸場近くに諏訪之瀬発電所が設置されている。

その他

  • ウェブサイトの中には、島の名前を「諏訪瀬島」と記載しているものもあるが、正式な表記は「諏訪瀬島」である。十島村役場や国土地理院など、公的な機関のウェブサイトにおいて「諏訪瀬島」と表記している例は見当たらない。
  • かつてヒッピーコミューンがあり、アメリカ人の詩人ゲーリー・スナイダーが雑誌などで紹介したことから、1960年代末から1970年代にかけて聖地とされ、国内外の多くのヒッピーが訪れた[14]

脚注・出典

関連項目

外部リンク

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