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長野県企業局
日本の長野県長野市にある地方公営企業 ウィキペディアから
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長野県企業局(ながのけんきぎょうきょく)は、長野県の地方公営企業である[1]。水道事業、電気事業(卸供給事業者、旧みなし卸電気事業者)を行っている。
概要
長野県の地方公営企業としては、1961年(昭和36年)4月1日に発足した。企業局発足以前に開始した公営の電気事業が起源となる。発足後は、電気事業のほかに有料道路などの公営事業を行ってきた。事業移管や公営事業の民営化などを経て、現在は電気事業と水道事業を行う公営企業である。
電気事業
1958年に開始した事業で、現在3つの直轄ダムと16か所の水力発電所を保有しており、県内の全世帯数の約12.7%(供給世帯数約104,000戸)を賄える電気を作っている[2]。発電した電力は中部電力・丸紅新電力・東京都世田谷区の市民電力会社であるみんな電力の3社で作るコンソーシアムを通じて、「信州Greenでんき」プロジェクトとして、企業や一般家庭、大都市の保育園等に供給している[3]。
発電所・ダム
数字はいずれも最大出力数(認可出力数、kW)。
- 天竜川水系(その他)
- 西天竜発電所(改修中) 3,200kW - この発電所は廃止予定だったが、改修して存続させることになった[4]。2021年度運転開始。
- 与田切発電所 6,300kW
- 横川蛇石発電所 199kW(横川ダム、長野県建設部管轄) - 横川ダムの放流水を有効活用する小水力発電所。
- 信州もみじ湖発電所 199kW(箕輪ダム、長野県建設部管轄) - 箕輪ダムの放流水を有効活用する小水力発電所。2021年運転開始。
- くだものの里まつかわ発電所 380kW(片桐ダム、長野県建設部管轄) - 片桐ダムの放流水を有効活用する小水力発電所。2021年運転開始。
- 天竜川水系(小渋川)
- 四徳発電所 1,800kW
- 小渋第一発電所 3,000kW(小渋ダム、国土交通省管轄)
- 小渋第二発電所 7,000kW(同上)
- 小渋えんまん発電所 199kW - 小渋第二発電所の冷却水の落差を有効活用する小水力発電所。2021年運転開始。
- 小渋第三発電所 550kW(同上)
- 大鹿発電所 10,000kW
- 大鹿第二発電所 5,000kW
- 木曽川本流
- 奥木曽発電所 5,050kW(味噌川ダム、国土交通省管轄)
- 菅平発電所 5,400kW(菅平ダム、直轄)
- 犀川水系(裾花川)
水素ステーション
- 川中島水素ステーション - 企業局の電気と川中島の地下水を用いた実証モデル事業[5]
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水道事業
企業局の水道事業は、長野地域での上水道事業と松本地域での水道用水事業があり、各地域に水道水が供給されている。
上水道事業
水道用水事業
過去の事業
ガス事業
→詳細は「長野都市ガス」を参照
1963年に都市ガス事業を開始したが、2004年11月1日に東京ガスなどと共同出資し、長野都市ガスを設立[6]。2005年4月1日に都市ガス事業を同社へ譲渡した。
住宅事業
発足時からの事業で、長野県営住宅の供給事業を行ったが、1969年(昭和44年)6月1日付で長野県住宅部へ事業を継承した。
用地開発事業
発足時からの事業で、若槻団地をはじめとする団地の開発を312か所で行ったが、1981年(昭和56年)11月1日付で長野県住宅部および長野県住宅供給公社へ事業を継承した。
有料道路事業
→「無料開放された道路一覧 § 中部地方」も参照
1963年から有料道路の整備事業を6路線で行ってきたが、企業局が整備した道路(大町有料道路など)は長野県道路公社や長野市へ道路管理を移管した。
観光施設事業
保健休養地の整備やホテル運営などを行ってきたが、整備関係の市町村へ事業を譲渡したことにより、2008年(平成20年)3月で事業が終了した。
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脚注
関連項目
外部リンク
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