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食糧庁

かつて存在した農林水産省の外局 ウィキペディアから

食糧庁
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食糧庁(しょくりょうちょう、英語: Food Agency)は、かつて存在していた農林水産省外局で、日本の行政機関のひとつである。主要食糧の需給及び価格の安定並びに主要食糧を主な原料とする飲食料品の安定供給の確保を図ることを任務としていた(農林水産省設置法第25条)が、2003年平成15年)7月1日に廃止された[1]。現在の農林水産省農産局穀物課に相当する。

概要 食糧庁しょくりょうちょう Food Agency, 役職 ...
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食糧庁廃止に伴い、表記がシールで隠されている
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沿革

  • 1949年(昭和24年) - 農林省の外局であった食糧管理局を改組して、食糧庁を設置。
    • 内部部局 : 総務部、食糧部、食品部
    • 附属機関 : 食糧研究所、食糧管理講習所、工業食品規格審議会
    • 地方支分部局 : 食糧事務所
  • 1952年(昭和27年) - 物価庁から米価審議会が附属機関として移管。
  • 1978年(昭和53年) - 農林省から「農林水産省」に改称。
    • 内部部局 : 長官官房、管理部、食糧部、食品部
  • 2003年(平成15年) - 廃止

廃止後

  • 2003年(平成15年) - 食糧庁の主要食糧部門は、総合食料局の中に再編(食糧部を設置)。食糧事務所は廃止され、その業務は地方農政事務所が引き継いだ[2][3]
  • 2011年(平成23年) - 総合食料局が廃止されて食料産業局が新設。食糧部が担っていた米麦政策は生産局に設置された農産部の穀物課へ移管。また、米の流通監視業務は食料産業局へ移管[4]
  • 2015年(平成27年) - 政策統括官が新設。水田・畑作農業政策を一元的に担う体制を整備するため、生産局および経営局の関係部署が政策統括官へ再編集約[5]
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組織

食糧庁の任務および所掌事務ならびに地方支分部局は、農林水産省設置法第4章第2節で定められていた。以下は2003年(平成15年)6月1日時点での組織構成[6]

幹部

内部部局

  • 総務部
    • 総務課
      • 情報管理室
      • 監査室
    • 企画課
    • 国際課
    • 経理課
  • 計画流通部
    • 計画課
      • 生産調整推進室
    • 流通課
    • 消費改善課
      • 品質管理室
    • 加工食品課

施設等機関

  • 食糧管理講習所

地方支分部局

  • 食糧事務所[7]
    • 札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡の9食糧事務所

歴代の食糧庁長官

さらに見る 代, 氏名 ...

ごはん食推進委員会

  • 1990年代、旧来の和食を推奨すべく『ごはん食推進委員会』を立ち上げ、テレビCMも放映した。特に田原俊彦を起用したCMの「ハラヘリヘリハラ 飯食ったか?」というフレーズや遠藤久美子を起用したCMは有名になった。
  • なお2000年に放送されたTOKIO主演のCMを最後に「ごはん食推進委員会」の活動は終了した。

脚注

関連項目

外部リンク

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