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Broadwellマイクロアーキテクチャ

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Broadwell(ブロードウェル)とは、インテルによって開発されたマイクロプロセッサである[1][2]。2014年9月5日に正式発表され[3]第5世代Intel Coreプロセッサとして製品化された。

概要 生産時期, 生産者 ...
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概要

Broadwellはいくつか命令を追加予定[4][5]

  • ADOX, ADCX - 任意精度の整数演算[6]
  • RDSEED - NIST SP 800-90B, 800-90C による 16, 32, 64ビットの乱数生成[7]
  • PREFETCHW[7]

当初は3つの主要な形態で出荷予定[8]だったが変更となった。

  1. デスクトップ版 (LGA1150 ソケット): Broadwell-K
    • ハイエンド向けとしての投入を取り止め、代替としてBroadwell-R(BGA)とBroadwell-C(LGA1150)を出荷。オーバークロックには対応しているものの、TDPを抑え内蔵グラフィックを強化した、小型デスクトップ向けモデルである。
  2. モバイル・ラップトップ版 (PGA ソケット): Broadwell-M
    • 出荷取り止め。(前世代のHaswell-Mをもって廃止)
  3. BGA
    1. TDP55 W または 35 W: Broadwell-H ("All-in-one" システム向け, Mini-ITX フォームファクタマザーボード, 小さなフットプリントのフォーマット)
    2. TDP15W以下 (SoC): Broadwell-U (UltraBook 向け)
      • Broadwell-Mの取り止めにより、ラップトップ等にも使用[9]
    3. TDP10W以下 (SoC): Broadwell-Y (タブレットUltrabookクラス向け)
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特徴

Broadwellは多くの点がHaswellと類似しているものの、以下に挙げられる改良によって、クロックあたりの命令実行数(IPC)がおよそ5%向上するとされている[10]。また、Multi-Chip Package (MCP)を採用した。

  • アウト・オブ・オーダー実行のためのスケジューラの拡大
  • ストアフォワーディングの高速化
  • L2 TLB のエントリ数を1Kエントリから1.5Kエントリに拡大
  • TLBミスを処理するハードウェアを増設し、2並列で動作可能に
  • 浮動小数点乗算のレイテンシが5サイクルから3サイクルに高速化
  • Radix-1024除算器による除算の高速化
  • ギャザー命令の高速化
  • 分岐先アドレスの予測精度の改善
  • 暗号用アクセラレーション命令の高速化
  • 仮想化支援命令によるホストーゲスト間遷移の高速化
  • Processor Traceによる実行トレースモニタリング

製品一覧

デスクトップ向け

Broadwell-E
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Broadwell-DT
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Broadwell-H
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サーバー向け

Broadwell-EX
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Broadwell-EP
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Hewitt Lake
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Broadwell-DE
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Broadwell-DT
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Broadwell-H
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モバイル向け

Broadwell-H
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Broadwell-U
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Broadwell-Y
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組み込み向け

Broadwell-H
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後継

後継のマイクロアーキテクチャはSkylakeマイクロアーキテクチャ

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脚注

関連項目

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