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C'mon
2011年に発売されたB'zのアルバム ウィキペディアから
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『C'mon』(カモン)は、日本の音楽ユニット・B'zが2011年7月27日にリリースした18作目のオリジナル・アルバム。
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概要
前作『MAGIC』より1年8ヶ月ぶりのリリースとなったオリジナル・アルバム[7]。
初回限定盤には「C'mon」「さよなら傷だらけの日々よ」「Don't Wanna Lie」3曲のMVを収録したDVDが付属[注 1]。また、抽選で50組100名が招待されるB'zプレミアムライブ『PEPSI NEX presents B'z 1DAY LIVE』チケット応募抽選カードが初回限定盤と通常盤に封入されている(2011年9月6日24時締切)[8][9]。初回限定盤、通常盤ともにスリーブ仕様となっており、アルバムでは『B'z The Best "Pleasure II"』以来約6年ぶりにプラスチックケースが採用された[注 2]。
本作は2010年5月頃からプリプロダクションが開始されたが、間もなくメンバーのソロ活動が開始されたため制作は一旦中断、その後同年11月から再開され実質1年をかけて制作が行なわれた[10]。松本によれば制作された楽曲の中には、ノリの良いディスコスティックな曲もあったという[11]。
オリジナル・アルバムでは1990年発売の『RISKY』から15作連続のオリコンチャート初登場首位獲得となり、シングル・アルバムでの首位獲得は通算70作目(シングル45作、アルバム25作)となった[1]。また、発売週の売上でB'zのCDトータルセールスがオリコン史上初の8000万枚を突破した[1]。
本作のCM映像は数パターン存在し、発売直前に行われた北米ツアー『B'z LIVE-GYM 2011 -long time no see-』の映像、松本と稲葉が曲名のしりとりをしているもの[注 3]、タイトル曲「C'mon」をアコースティック調で演奏しているもの[注 4]、マツコ・デラックスのみが単独で出演しているもの等が存在する。
2018年に結成30周年記念として『DINOSAUR』までのオリジナル・アルバムと共にアナログレコード化された[12]。
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アルバムタイトルについて
アルバムタイトルの『C'mon』については、アルバム制作終盤に発生した東日本大震災の影響があるという[13]。アルバム制作が順調に行われていた最中に震災が発生し、その際には雰囲気として制作が一度完全にストップした。そのため、楽曲を総括するときにどうしても「震災以前」「震災以後」という区切りが付いてしまい、それらをまとめるアルバムタイトルには苦労したとのことである。タイトル曲「C'mon」は震災後に完成したが、B'zのバンドのアティチュードを表すのに良く、震災前に制作された楽曲も一つに束ねられるという理由で「C'mon」がアルバムタイトルとなった[10][13]。また、アルバムリリース後に開催された『B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-』のMCで稲葉は「『C'mon』というタイトルには“一緒に”という気持ちを強く強く込めました。」と語っている[14]。
収録曲
楽曲解説
要約
視点
CD
- C'mon
- 本作のタイトル曲。アコースティック・ギターのストロークから始まる[10]。
- メンバーも出演しているペプシコーラ「ペプシネックス」People篇CMソング(2011年7月16日からオンエア開始)。
- CMのために制作された楽曲で[15]、本作で唯一震災後に作詞された[13]。
- MVは草原の中でメンバーが演奏するというものであり、公式YouTubeチャンネルにおいてフルコーラスで公開されている。
- アルバムツアーで本編ラストに演奏された他、2013年に行われた『B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-』ではドーム公演からセットリストに加えられ、2020年に行われた無観客配信ライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』のDay5でも演奏された[16][17]。
- さよなら傷だらけの日々よ
- 48thシングル。
- ひとしずくのアナタ
- 本作の中では最も打ち込みが強調されている。
- 6弦を一音下げたドロップDチューニングで演奏されており、B'zにはあまり見られなかった曲構成となっている[13]。
- Homebound
- 49thシングル『Don't Wanna Lie』の2nd beat。
- Don't Wanna Lie
- 49thシングル。
- DAREKA
- 稲葉曰く「歌詞はマイナーチェンジを繰り返して完成した」とのこと[13]。
- NHK教育テレビジョンの『青春リアル』の2011年8月27日放送分ではエンディングテーマに使用された。
- ボス
- Too Young
- ピルグリム
- ザ・マイスター
- デッドエンド
- 稲葉によると「ノリを出すのが難しく、歌い方を変えていった」とのこと[13]。特にAメロは何度も歌い直したという。
- アルバムツアーでは未演奏だったが、『B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-』ツアーのホール公演でライブ初演奏となった。
- 命名
- 「ピルグリム」と同様に2010年5月に制作された[10]。
- 歌詞について稲葉は「歌詞の原型は既に作詞されていて、この曲のメロディを聞いたときに合うと思って詞を当てはめた」と語っている[10][13]。メロディー自体も以前に松本が制作していたものであった[11]。
- 松本によると、イントロとアウトロのフレーズはデモの制作時に浮かんできたといい、「コード進行はすごく変わっていますけれど、自分自身でも『いいな』と思えるし、とても好きなプレイ」と語っている[10]。
- 発売前後のインタビューではこの曲がアルバムの事実上のラストナンバーと語られている[10] が、アルバムツアーでは前半に演奏され、本編のラストにはタイトル曲「C'mon」が演奏された。
- ultra soul 2011
- 31stシングル「ultra soul」の再録バージョンで、世界水泳上海2011大会公式テーマソング[18]。
- 過去の曲のリメイクがオリジナル・アルバムに収録されるのは、8thアルバム『LOOSE』収録の「BAD COMMUNICATION (000-18)」以来であり、最後に収録されるためボーナス・トラック的であるとのこと[10]。
- 再録されたきっかけはテレビ朝日から「『世界水泳』放送10周年を記念して、2011年では初年度のテーマソングであった『ultra soul』を再び使用したい」というオファーが来たことから[13]。それを受けたメンバーが「それでは新しく録り直しましょう」と申し出たことにより、再レコーディングが決定。レコーディングは、2011年4月1日に同系列音楽番組『ミュージックステーション3時間SP』の出演のためにサポートメンバーのバリーとシェーンが来日した時期に行われた[13]。
- アレンジについて稲葉は「新しいアレンジのアイデアが出れば積極的に試すつもりだったが、結局原曲のアレンジに近い形になった。改めてこの楽曲の持つパワーに気付かされた」と語っている[13]。
- ラストサビからアウトロ前半の部分(約51秒)を用いたMVも制作されており、過去の「ultra soul」のライブ映像を繋ぎ合わせたものとなっている(現在は非公開)。
DVD (初回限定盤のみ)
以下の楽曲のMVを収録。
- C'mon
- さよなら傷だらけの日々よ
- Don't Wanna Lie
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タイアップ
シングル曲については各項目を参照
- ペプシコーラ「ペプシネックス」People篇 CMソング(#1)
- NHK教育テレビジョン『青春リアル』エンディングテーマ(2011年8月27日)(#6)
- 読売テレビ・日本テレビ系アニメ『名探偵コナン』エンディングテーマ(2011年8月6日 - 8月27日)(#9)
- テレビ朝日系『世界水泳上海2011』大会公式テーマソング(#13)
参加ミュージシャン
ライブ映像作品
シングル曲については各作品の項目を参照
C'mon
- B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-
- B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER -XXV BEST-
- B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1〜5
DAREKA
ボス
ピルグリム
ザ・マイスター
デッドエンド
命名
脚注
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