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I-バス

愛知県一宮市が運行しているコミュニティバス ウィキペディアから

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i-バス(アイバス)は、愛知県一宮市が運行するコミュニティバス[1]。正式名称は「一宮市循環バス[2]

i-バスの「i」は、一宮市(Ichinomiya)の「i」と「」を意味し[3]筆記体を使うことで「歩いている人」を表現している[3]。なお、東京都稲城市の「iバス[4]と異なり、「i」と「バス」の間にはハイフンが入る[1]。愛称や車両デザインは市民公募により決定された[3]

一宮地区を運行する「一宮コース」、尾西地区を運行する「尾西北コース」「尾西南コース」、木曽川地区を運行する「木曽川・北方コース」の4コースは、名鉄バス一宮営業所に運行委託している[3]。また、旧「生活交通バス」を引き継いだ「千秋町コース」「大和町萩原町コース」の2コースは、スイトトラベルに運行委託している[5]

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概要

6路線が運行されており[3][5]、各コースにはラインカラーと系統番号が付与されている[3][5]2019年令和元年)10月1日より、名鉄バス一宮営業所管内で系統番号が導入されたことに合わせて、系統番号が導入された。i-バスの系統番号は100番台である。スイトトラベルが担当する、旧生活交通バスの路線にも系統番号が付されている[5]

毎日運行だが、年末年始(12月29日 - 1月3日)は運休となる[6]

バスの本数は1日当たり、一宮コースが11往復、尾西北コースと木曽川・北方コースが各9便、尾西南コースが8往復、千秋町コースが7往復、大和町・萩原町コースが10往復[7]

運賃

いずれも均一運賃だが、運賃後払い方式となっている[3][5]

  • 尾西北コース、尾西南コース、木曽川・北方コース:小学生以上100円、未就学児は無料[3]
  • 千秋町コース[8]、大和町・萩原町コース[9](旧生活交通バス):大人200円、小学生100円、未就学児は無料[8][9]
    • 障害者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳)所持者と介助者1名まで半額[8][9]

※ 運賃収入支払いには、名鉄バスが担当する路線では交通系ICカードmanacaも使用できる[10]が、マイレージポイントは付かない。

乗車券類

i-バス全コースで使用できる専用回数券(1セット価格:1,000円、100円券11枚綴り)を発売している[3]

一日乗車券は、i-バス専用「コミュニティバス1日乗車券」(車内のみ販売)[6]、一宮市内の名鉄バスと共通利用できる一日乗車券「一宮おでかけバス手形」を発売している[6][11]。なお、「一宮おでかけバス手形」は、旅客自身で乗車月日を選び、スクラッチで削る方式であるため,前売が可能である。[6][12]

乗車券類は、i-バス車内や市役所などのほか、一宮駅バスターミナル(名鉄バス一宮出札)でも販売しており[11]、車内での販売枚数には限りがあり、売切で販売できない可能性があるため,市では一宮駅バスターミナルでの事前購入を推奨している[6]

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沿革

  • 1955年昭和30年)
  • 1998年平成10年)10月1日 - 旧・尾西市で「尾西市公共施設巡回バス」運行開始。
  • 2001年(平成13年)4月1日 - 旧・一宮市で現在の一宮コースを運行開始。
  • 2005年(平成17年)4月1日 - 一宮市が尾西市と木曽川町を編入合併。尾西市公共施設巡回バスを「一宮市尾西地域公共施設巡回バス」に改称。
  • 2007年(平成19年)
    • 2月 - 第1回一宮市地域公共交通会議において、新規路線として尾西北コース、尾西南コース、木曽川・北方コースの運行と、現在の一宮コースのルート変更を全会一致により提議。
    • 6月30日 - 尾西地域公共施設巡回バスを廃止。i-バス尾西北コース、尾西南コースへ再編される。
    • 7月1日 - 一宮コース、尾西北コース、尾西南コース、木曽川・北方コースの4系統5路線になる。
    • 11月1日 - 生活交通バスを運行開始[5]
  • 2009年(平成21年)2月 - 店舗統合に伴い、バス停留所名を「ユーストア妙興寺店」から「ピアゴ妙興寺店」へ変更。    
  • 2010年(平成22年)4月1日 - 一宮コース、尾西北コースで、乗降方法を中乗り前降りに変更。生活交通バスとの共通回数券を発売開始。
  • 2011年(平成23年)2月11日 - 名鉄バスが担当する路線でmanacaを導入。
  • 2013年(平成25年)10月1日 - ダイヤ改正。
  • 2014年(平成26年)4月1日 - 一宮コースの経路変更、運賃改正。市内全バス路線で利用可能な一日乗車券「一宮おでかけバス手形」を再発売。
  • 2015年(平成27年)4月1日 - 尾西北コース、尾西南コース、木曽川・北方コースの経路変更。ダイヤ改正。
  • 2016年(平成28年)
    • 4月1日 - 生活交通バスをi-バスに統合[5][13]。「ふれあいバス」の愛称とスイトトラベルへの運行委託を継続[5][13]
    • 7月1日 - i-タクシーの試験運行を開始。
  • 2018年(平成30年)4月1日 - i-タクシーをi-バスミニに改称。
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現行路線

要約
視点

一宮コース

系統番号は138。往復運行(片道60分を2台で運行)。車両は車椅子対応の中型バス(名鉄バスオリジナルカラー)。

2013年(平成25年)10月1日にルートを改正。木曽川庁舎 - エコハウス138を延長、起終点を名鉄名古屋本線尾西線 名鉄一宮駅から木曽川庁舎、市民病院前に変更。同時に運賃を変更するなど大幅な変更がなされた。

木曽川庁舎停留所で木曽川・北方コース・名鉄バス、エコハウス138停留所、一宮西病院停留所で尾西北コース、一宮駅停留所で大和町・萩原町コース・名鉄バスへそれぞれ乗り換え可能。

さらに見る 起点および 終点, 主な経由地 ...

尾西北コース

系統番号は150一宮市尾西地域公共施設巡回バスを再編。往復運行(一部循環70分運行)。車両は車椅子対応の中型バス(名鉄バスオリジナルカラー)。

エコハウス138・一宮西病院停留所で一宮コースと接続。尾西庁舎・郷北停留所で尾西南コースと接続。尾張中島停留所で名鉄バスに接続。

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尾西南コース

系統番号は160。一宮市尾西地域公共施設巡回バスを再編。尾西庁舎⇔萩原駅間の往復運行。車両は車椅子対応の小型バスで色は青色。

尾西庁舎(庁舎西)・郷北停留所で尾西北コースと接続。尾張中島・尾西公園・朝日東小学校停留所で名鉄バスに接続。

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木曽川・北方コース

系統番号は170。2007年(平成19年)に新設された路線。右回り循環運行のみ(1循環60分)。車両は車椅子対応の小型バスで色は緑色。

木曽川庁舎停留所で一宮コース・名鉄バスと接続。山郷西停留所で名鉄バスに接続。

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千秋町コース

系統番号は110。旧生活交通バスの路線で、愛称は「千秋ふれあいバス」。スイトトラベルが運行受託。かつての名鉄バス千秋線(2002年廃止)に準じた路線である。

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大和町・萩原町コース

系統番号は120。旧生活交通バスの路線で、愛称は「ニコニコふれあいバス」。スイトトラベルが運行受託。

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i-バスミニ

2018年平成30年)4月1日より「i-バスミニ」として試験運行開始[14]。予約制の乗合タクシーデマンド型交通)である[15]名鉄タクシーに運行委託している[14]。市では「タクシー車両を使用したバス」と説明している[14]

前身は、2016年(平成28年)7月1日より試験運行されていた「i-タクシー」である[14][16]

や名鉄バス、i-バスの停留所から離れた地域(およそ駅から1㎞以上・バス停から500m以上[14])の公民館などにタクシー停留所を設置し、最寄りの名鉄バス、i-バスのバス停留所を結ぶフィーダー路線である[14]。i-バスミニの停留所以外の場所では乗降できない[14]

利用者に制限は設けておらず誰でも利用できる[14]。運賃は100円(未就学児は無料)[14]

i-バスミニの停留所は、2019年令和元年)3月末までに44箇所設置された。2020年(令和2年)4月1日から萩原町の「レインボー萩原」に停留所を設置して名鉄尾西線 二子駅と接続開始、これによりタクシー停留所は45箇所となった[17]。設置の多い地区は西成丹陽町浅井町朝日などである[14]

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車両

専用車両は各コースごとに、ラインカラーに合わせて色分けされている。

名鉄バス一宮営業所が担当する路線では、一宮コースは黄色、尾西北コースは赤色、尾西南コースは青色、木曽川・北方コースは緑色となっている。いずれもノンステップバスが採用され、中型車は三菱ふそう・エアロミディMK、小型車は日野・ポンチョが使用される。専用車両には、市の花キキョウが描かれている[18]。一宮市のキャラクター「いちみん」[19][20]が描かれた車両もある。

スイトトラベルが担当する路線では、マイクロバス三菱ふそう・ローザが使用され[5]、千秋町コース「千秋ふれあいバス」ではピンク色、大和町・萩原町コース「ニコニコふれあいバス」では黄色の専用車両で運行される[5]

脚注

関連項目

外部リンク

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