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IOS 15

iOSシリーズの15番目のバージョン ウィキペディアから

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iOS 15 は、Appleが開発しているモバイルオペレーティングシステム15番目のメジャーリリースである。 開発者向けベータ版は2021年6月8日(日本時間)に配信され、パブリック・ベータ版は同年7月1日(日本時間)に配信され、正式リリース版は日本時間2021年9月21日午前2時に配信された。

概要 開発者, OSの系統 ...
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概要

2021年6月7日COVID-19感染拡大防止の観点からオンラインで開催されたWWDC 2021で発表された[2]

対応端末はiOS 13及びiOS 14と同じく、iPhone 6s/6s Plus以降のiPhone及びiPod touch (第7世代)を引き続きサポート[3]

iOS 15までサポートされたモデルのうち、iOS 16以降に対応しないiPhone 6s/6s PlusiPhone SE (第1世代)iPhone 7/7 PlusiPod touch (第7世代)向けに、セキリュティアップデート限定でサポートが継続している。また、iOS 15.7.1では、iOS 16へのアップデートを保留しているiOS 16対応の端末(iPhone 8iPhone 8 PlusiPhone X)もセキュリティアップデートの対象となっている。

新機能・変更点

要約
視点

SharePlay

iOS 15.1では、FaceTime通話中の他のユーザーと音楽を聴いたり、映画を見たり、画面を共有したりすることができる機能「SharePlay」が導入された[注釈 1][4][5][6]

FaceTime

iOS 15では、FaceTimeにグリッド表示とポートレートモードが追加された。また、空間オーディオや雑音を減らす機能も追加された。新たに追加されたリンクカレンダーイベントにより、WindowsAndroid端末のウェブブラウザからFaceTimeの通話に参加することが可能になった[7][8]

集中モード

「集中モード」は、通知を後回しにしてフィルタリングするためのもので、睡眠時や仕事中など、さまざまな場面で集中モードを有効にすることができる。有効にしている間に表示されるAppや通知は、利用者が個別に選択できる。また、集中モードを有効にすると、仕事などに関連するウィジェットやAppを表示することができる[9]

テキスト認識表示

カメラApp、または写真Appから画像にあるテキストや物などをスキャンし、情報を摘出できるようになった[10]。また、表示されているランドマークや花などを直接調べることが可能になった[11]

Safari

Safariは再設計され、「タブグループ」機能が追加された。これにより、タブを整理したり、タブグループ全体を共有することが可能になった。これまでmacOSのSafariで使用できたブラウザの拡張機能は、iPhoneiPadの両方で初めて利用できるようになった。また、新しいスタートページが追加された[12]

マップ

マップAppでは、ランドマーク交通信号機バスレーン自転車レーン横断歩道などの都市の3Dモデルがより繊細になり、拡張現実を使用したナビゲーションにはARが使われている[13]。また、特定の公共交通機関のリアルタイムの時刻表をピン留めすることが可能になった[9]

天気

天気Appは、ユーザインタフェースが一新され、新しいアニメーションやフルスクリーンでの天気図が表示されるようになった[10]

ウォレット

ウォレットAppは、米国の一部の州で発行された運転免許証などの身分証明証を追加できるようになった。この情報は暗号化され、Apple Payと同じくSecure Element内に保存される。自宅やアパート、ホテル、オフィスなどのデジタルキーに対応した[11]

またこのバージョンより[注釈 2]SMART Health Cardの仕様に基づいた、検証可能なCOVID-19のワクチン予防接種または検査結果の記録をウォレットAppにダウンロード可能になるとの発表がされた[14]

通知センター

通知センターのユーザインタフェースが新しくなり、アイコンが大きく表示される仕様になった。新たに「通知要約」機能が追加され、特定の時間に緊急性がない通知をまとめて表示することができる[11]

メッセージ

メッセージAppでは、一部のユーザインタフェースが再設計された。これによって、複数の写真を送受信する際、スワイプやタップなどのジェスチャー操作で画像をすり替えたり、選択したりすることが可能になった。また、新たな「ミー文字」が追加された。

マスク着用時Face ID

iOS 15.4では、マスク着用時でもFace IDを使用できるようになった(iPhone 12以降が対象)。メガネや「Apple Watchでロック解除」機能との併用も可能。 目元周辺が隠れていたりiPhoneが横向きになっていたりすると機能しないため注意が必要である。また、サングラスをかけての使用は非推奨である。

その他

その他、以下の機能が追加された[8][11]

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バージョン

要約
視点

iOS 15のアップデートについて[15][16][17][18]

さらに見る バージョン, ビルド ...
  1. iOS 15の配信当初はこの機能が利用できなかったが、iOS 15.1から使用可能になった。
  2. 2021年11月7日現在、iOS 15.1にてカリフォルニア州のワクチンパスポートがダウンロード可能となっている。
  3. iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 13、iPhone 13 mini、iPhone 13 Pro および iPhone 13 Pro Maxのみ

凡例:  過去のバージョン  最新のバージョン

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対応端末

iOS 13iOS 14に引き続きA9以降を搭載するiPhoneiPod touchでインストール可。以下は、iOS 15に対応している端末の一覧である[3]

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脚注

関連項目

外部リンク

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