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GMOペパボ
日本のインターネット関連サービスを提供する会社 ウィキペディアから
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GMOペパボ株式会社(ジーエムオーペパボ、英: GMO Pepabo, Inc.)は東京都渋谷区桜丘町に本社を置く、インターネット関連サービス会社である[1]。GMOインターネットグループの子会社。愛称はペパボ。
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レンタルサーバー「ロリポップ!」、グッズ注文サービス「SUZURI」、ハンドメイド作品売買専用フリマアプリ「minne」などを提供している。かつてはブログサービス「JUGEM」も運営していた。
東証スタンダード市場の上場企業であり、JPX日経中小型株指数の構成銘柄の一つ[2]。
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概要
企業理念「もっとおもしろくできる」、ミッションとして「インターネットで可能性をつなげる、ひろげる」を掲げている。
旧社名の「paperboy&co.」は、新聞配達少年という意味の「paperboy」におしゃれっぽいローマ字表記の「&co.」を付したもの。これは創業者で当時社長であった家入一真が、学生時代に住み込みの新聞配達で奨学金を得る新聞奨学生制度を利用して東京芸術大学を目指していたことに由来し、初心を忘れないという思いで命名したものである[3]。
GMOインターネットグループ入りにあたり、旧社名の略称「ペパボ」に「GMO」を冠し、新社名を「GMOペパボ」とした。グループ全体でブランドイメージ向上を積極的に進めており、GMOインターネットグループの認知度や信用力を最大限活用し、さらなる成長の加速をはかるためにグループコーポレートブランド「GMO」を冠した[4]。福岡県で設立された企業であるが、GMOインターネットグループ入りに伴い、本社を東京都渋谷区へ移転している。
会社で提供するサービス名については、ネーミング会議や社員同士の雑談などから生まれており、「ロリポップ!」や「JUGEM」など独特で利用者に親しみやすくユニークなネーミングが付けられることが多い[5]。そのため社内にネーミング担当は特に設けていない。
役員構成
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沿革
要約
視点
参照:[6]
- 2001年(平成13年)10月23日 - 家入一真が個人向けレンタルサーバーの提供を目的に、合資会社マダメ企画(マダメきかく)を設立(資本金30万円、福岡県福岡市中央区)[3][7]。
- 2002年(平成14年)7月 - 福岡県久留米市に本社移転。
paperboy&co.
- 2003年(平成15年)1月10日 - 有限会社paperboy&co.(ペーパーボーイアンドコー)を設立(資本金300万円)、マダメ企画(翌2004年2月に解散)のレンタルサーバー事業を譲受け[3]。
- 2004年(平成16年)3月2日 - グローバルメディアオンライン(現・GMOインターネットグループ)を割当先とした第三者割当増資を実施。同社の連結子会社となると同時に、株式会社paperboy&co.に組織変更[8]。
- 2004年(平成16年)5月 - 東京都渋谷区に本社移転。
- 2008年(平成20年)12月19日 - ジャスダックに上場[9]。
- 2012年(平成24年)1月23日 - gooyaと合弁で、ペーパーボーヤを設立[10]。
- 2012年(平成24年)6月1日 - 電子書籍関連事業を、ブクログとして分社化[11]。
GMOペパボ
- 2014年(平成26年)4月1日 - GMOペパボ株式会社に商号変更[4]。
- 2015年(平成27年)6月 - ハンドメイド通販サイト「tetote」運営のGMOペパボオーシー(旧OCアイランド)の株式90.0%を取得[12]。
- 2016年(平成28年)1月18日 - ブクログの保有分全株式を、大手中古書籍販売チェーンのブックオフコーポレーションに売却[13]。
- 2017年(平成29年)1月 - 連結子会社のGMOペパボオーシーを吸収合併[14]。
- 2018年(平成30年)4月1日 - 独立系ITエンジニアのベーシックより、オンデマンドオリジナルグッズ作成サービス事業を譲受け[15]。
- 2018年(平成30年)9月3日 - 情報セキュリティ関連事業の子会社として、GMOペパボガーディアン(現・ガーディアン)を設立[16]。
- 2019年(平成31年)2月18日 - フリーランス向け金融支援サービスのGMOクリエイターズネットワークの第三者割当増資を引受け、同社の株式51.0%(議決権ベース)を取得[17]。
- 2019年(令和元年)12月24日 - 東証第2部市場に市場変更[18][19]。
- 2020年(令和2年)12月11日 - 東証第1部市場に銘柄指定替え[20] 。
- 2022年(令和4年)4月4日 - 東証の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行[21]。
- 2023年(令和5年)10月20日 - 東証スタンダード市場に移行[22] 。
- 2025年(令和7年)3月25日 - 関連会社のペーパーボーヤが、同日付の株主総会で解散を決議[23]。
- 2025年(令和7年)9月1日 - GMOクリエイターズネットワークの保有分全株式を、フリーに売却[24]。
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事業所
特徴
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会社の特徴
社員の創作活動などを積極的に支援する「プレゼンテーション大会」、「ペパ研」、「お産合宿」などを行っている。
- P-1グランプリ
- 多くのスタッフや役員の前で、個人またはグループで新サービスのアイデアを披露するプレゼンテーション大会である。プレゼンテーションを通し、自ら創造する力、ユーザー目線でサービスの在り方を考える力などを養うことを目的としている。この大会で生まれて正式サービスになったものとして「30days Album」や「パブー」などがある。
- ペパ研
- 企業理念とミッションを形として残すための取り組みであり、インフラや資金面などを支援する。また、企業理念やミッションの社外広報、成果を社内へフィードバックし、将来的な利益を生みだすことを目的としている[25]。この制度で生まれて正式サービスになったものとして「ブクログ」などがある。
- ペパ研お産合宿
- 2007年(平成19年)から年1回ずつ1泊2日で行われている開発合宿である。職種の制限を設けず個人または任意の複数の開発グループに分かれ、合宿中に各グループが協力して自由にサービスを完成させることが目的のもの。合宿中は特設サイトにて合宿の様子や開発状況をテキスト又はUstreamで随時公開している。この合宿で生まれて正式サービスになったものとしては「2manji」「ザ・インタビューズ」などがある。
- タンパク
- 2005年(平成17年)より、社内での社員同士のコミュニケーションと業務の円滑化を目的として社内SNSを活用している。
- 社内勉強会
- 「はじめてのPHP講座」など、技術向上や取得に繋がる様々なジャンルの勉強会がスタッフの自主開催で行われている。基本的に部署や職種の制限を設けないことで、スタッフの交流の場にもなっている。
サービスの特徴
低価格・高機能・ハイセンス・オープンソーシャルなインターネットサービスが特徴であり、クリエイティブな個人をターゲットとしている。
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サービス一覧
ホスティング事業、EC支援事業、コミュニティ事業の3部門を柱に個人向けのインターネットサービスを提供している。ホスティング事業が、売上構成69.9%、利益構成67.8%と大多数を占めている。
現行サービス
ホスティング事業
- ロリポップ! - 学生や若年層向けのレンタルサーバー
- heteml(ヘテムル) - クリエイター向けの高機能レンタルサーバー
- ムームードメイン - ドメインを取得・登録・移管・売却ができるドメイン総合サービス
- 30days Album - 合い言葉で共有できるオンラインアルバムと、バックアップに便利なフォトストレージが利用できる写真・動画の共有・保存クラウドサービス
- おさいぽ
EC支援事業
- カラーミーショップ - ショッピングカートASPサービス
- カラーミーリピート
- Goope (グーペ)- 店舗向けホームページ作成サービス
- SUZURI
- Canvath
ハンドメイド
- minne(ミンネ) - ハンドメイド、手作り作品の通販・販売サイト
終了したサービス
- プチ・ホームページサービス - 2020年1月31日にサービス提供終了[28]。
- キヌガサ - 2009年11月13日にサービス提供が終了したSNS[29]。
他社へ譲渡したサービス
- JUGEM - ブログサービス。株式会社メディアーノに譲渡[30][31][32]。
- ブクログ - ブックレビューサービス。サービスを運営していたブクログの株式をブックオフコーポレーションに譲渡。
- パブー - 電子書籍作成サービス。サービスを運営していたブクログの株式をブックオフコーポレーションに譲渡。
- FREENANCE - ファクタリングサービス。サービスを運営していたGMOクリエイターズネットワークの株式をフリーに譲渡。
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受賞歴・記録
脚注
関連項目
外部リンク
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