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エチオピア文字 (Unicodeのブロック)

Unicodeのブロック ウィキペディアから

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エチオピア文字(エチオピアもじ、英語: Ethiopic)は、Unicodeの39個目のブロック

概要 範囲, 面 ...

解説

東アフリカに位置するエチオピアの公用語であるアムハラ語や、エリトリアの公用語であるティグリニャ語などを表記するためのゲエズ文字(英語: Geʽez script)を収録している。

ゲエズ文字は子音を字母の全体的な形状で表し、母音を付加記号として加えることで変化させるアブギダに分類される。「アブギダ」という用語自体もゲエズ文字をアラビア文字ヘブライ文字などの他のセム系言語用の文字体系における語順で並び替えた時の子音字の順序に由来する。ただし、Unicodeにおいては子音字とそれに付加する母音記号としてではなく、音節文字のように各音節の文字各々に符号が割り振られている。また、アブギダではあるがブラーフミー系文字ではなく、古南アラビア文字に由来している。

書字方向ラテン文字などと同様に左から右へと横書き(左横書き)である。また、単語毎に分かち書きをする。

符号位置の順序はおおむね伝統的なゲエズ文字の順序に従っている。なお、「アブギダ」の順序はゲエズ文字を他のセム系言語で用いられる文字順に並び替えたものに由来するが、本ブロックにおける文字順序も含めゲエズ文字では他のセム系の文字体系とは異なる順序で文字が並べられている。

加えて、アラビア文字タイ文字などと同様に独自の数字体系(ゲエズ数字)を有している。

Unicodeのバージョン3.0において初めて追加された。

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収録文字

要約
視点
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小分類

このブロックの小分類は「音節」(Syllables)、「結合記号」(Combining marks)、「約物」(Punctuation)、「数字」(Digits)、「数値」(Numbers)の5つとなっている[4]

音節(Syllables

この小分類にはゲエズ文字のうち、頭子音と母音が一組になった基本的な音節文字が収録されている。

結合記号(Combining marks

この小分類にはゲエズ文字のうち、文字幅を持たない、文字に結合する結合記号が収録されている。

約物(Punctuation

この小分類にはゲエズ文字のうち、句読点などの約物が収録されている。

数字(Digits

この小分類にはゲエズ文字のうち、ゲエズ文字固有の数字が収録されている。

数値(Numbers

この小分類にはゲエズ文字のうち、10以上の数を表すための数字が収録されている。

なお、Unicodeにおいて本小分類名に含まれる"numerics(数値)"は通常の10進数表現で用いられる数字を意味する"digits(数字)"とは異なり、10以上の数値や小数値・分数値などの10進数表現で用いられるものとは異なる数字体系を表すために用いられる言葉である。

文字コード

エチオピア文字(Ethiopic)[1]
Official Unicode Consortium code chart (PDF)
 0123456789ABCDEF
U+120x
U+121x
U+122x
U+123x
U+124x
U+125x
U+126x
U+127x
U+128x
U+129x
U+12Ax
U+12Bx
U+12Cx
U+12Dx
U+12Ex
U+12Fx
U+130x
U+131x
U+132x
U+133x
U+134x
U+135x
U+136x
U+137x
注釈
1.^バージョン15.1時点
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履歴

以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。

さらに見る バージョン, コードポイント ...
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出典

関連項目

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