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源通具

平安時代末期~鎌倉時代前期の公卿、歌人。源通親の次男。官位は正二位・大納言。『新古今和歌集』の撰者の一人。勅撰集『新古今和歌集』以下に37首入集。子に堀川具忠、行空、円源( ウィキペディアから

源通具
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源 通具(みなもと の みちとも)は、平安時代末期から鎌倉時代前期にかけての公卿歌人堀川大納言と号す。右大将源通親の次男。官位正二位大納言堀川家の祖。

概要 凡例源 通具, 時代 ...

経歴

主として後鳥羽院歌壇で活躍した。建仁元年(1201年)には和歌所寄人となり、同別当となる。

新古今和歌集』の撰者の一人にも選ばれるが、父・通親の代理という意味合いが強い。

また「千五百番歌合」などに出詠し、『新古今和歌集』に入集しているが、後鳥羽上皇や親友・藤原定家からの歌人としての評価はあまり高くなかった。

親族・交友関係

後に妻の俊成卿女とは離別したが、藤原俊成の息子である定家とは親しく交際を続けた。定家は通具の父の通親とは対立していたが、通具死去の報を受けた際、深く悲しんだという。

道元も通具の子であるとする説があるが、道元は異母弟であり、通具はその養父であったという説もある[1]

官歴

出典[2]

  • 文治元年(1185年)、因幡守に任ぜられる。
  • 建久2年(1191年)、従五位上に進む。
  • 建久4年(1193年)、右少将に任ぜられる。正五位下に進む。
  • 正治元年(1199年)、従四位上に進む。
  • 正治2年(1200年)、中将及び蔵人頭に任ぜられる。正四位下に進む。
  • 建仁元年(1201年)、参議に任ぜられる。
  • 建仁2年(1202年)、従三位に進む。備中権守に任ぜられる。
  • 建仁3年(1203年)、正三位に進む。衛門府の督及び使別当に任ぜられる。
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    狩野探幽筆 右衛門督通具
    『新三十六歌仙図帖』より
  • 元久元年(1204年)、備中権守を辞する。
  • 元久2年(1205年)、権中納言に任ぜられる。
  • 建永元年(1206年)、右衛門督及び使別当を辞する。従二位に進む。
  • 承元2年(1208年)、正二位に進む。踏歌続内弁となる。
  • 承元4年(1210年)、中宮権大夫に任ぜられ、同年、これを辞する。
  • 建暦元年(1211年)、中納言に任ぜられる。
  • 建暦2年(1212年)、権大納言に任ぜられる。
  • 承久3年(1221年)、奨学院別当となる。
  • 貞応元年(1222年)、大納言に任ぜられる。

系譜

関連作品

テレビドラマ
  • 草燃える(1979年、NHK大河ドラマ) - 演:真鍋敏宏

脚注

参考文献

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