休

会意。「人」+「木」または「𥝌」。人が木陰でやすむさまを象る^{[字源 1]}。「やすむ」を意味する漢語｛休 /*n̥u/｝を表す字。また一説に「こかげ」を意味する漢語｛庥 /*n̥u/｝を表す字で、｛休｝の意味は仮借とも。
- 戦の講和の軍門を示し、戦時の褒賞が原義（白川）。この記述は甲骨文字や金文などの資料と一致していない記述が含まれていたり根拠のない憶測に基づいていたりするためコンセンサスを得られていない。

さらに見る 甲骨文字, 金文 ...

[字 1]
裘錫圭『文字学概要』商務印書館、1988年、143-144頁。
季旭昇撰『説文新証』芸文印書館、2014年、492頁。
王子楊「釈花東甲骨卜辞中的“𥝌”」『古文字研究』第31輯中国古文字研究会等編、中華書局、2016年、73-79頁。
林志強等評注『《文源》評注』中国社会科学出版社、2017年、533頁。

甲骨文字	金文	小篆	流伝の古文字

殷	西周	《説文》（漢）	《六書通》（明）

音	呉音: ク漢音: キュウ表内
訓	訓読み: やす-む表内、やす-まる表内、やす-める表内

-	Unicode: U+4F11
日	JIS X 0213/0208: 1面21区57点 [第1水準] (`Shift_JIS=0x8B78`, `EUC-JP=0xB5D9`, `ISO-2022-JP=0x3559`) MJ文字図形: MJ006577
中	GB18030: `0xD0DD`
台	Big5: `0xA5F0` CNS 11643: 1面 `0x4732`
韓	KS X 1001: `0x7D4C`

漢字