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井上 雅雄(いのうえ まさお、1979年8月16日 - )は、毎日放送(MBS)所属のアナウンサー。MBSを含むJNN・JRN加盟局の優秀なアナウンサーを表彰するアノンシスト賞で、2020年度に「テレビ 読み・ナレーション部門」と「テレビ スポーツ実況部門」の優秀賞を受賞した[1]。
大阪府出身。同志社香里高等学校、同志社大学法学部卒業。高校・大学時代はラグビー部に所属していた。
大学卒業後の2003年にスポーツアナウンサーとして毎日放送へ入社してからは、スポーツ実況・中継リポーターのほか、ラジオ番組のパーソナリティも務めている。2006年には『MBSタイガースナイター』担当アナウンサーの中で、(実況やベンチリポーターとして)阪神タイガース戦の中継に最も多く出演した。また、高校ラグビー中継では高校時代の恩師である清鶴敏也とコンビを組むことが多い。2010年には、大阪を舞台にした東宝の実写ボクシング映画『ボックス!』(同年5月22日公開、同局が出資・制作協力)で、当時の後輩アナウンサー・斎藤裕美と共に映画初出演を果たした。
アナウンサーを志したきっかけは、同志社大学の学生時代に、大学の先輩・八木早希(当時は毎日放送に在籍、2011年4月からフリーアナウンサーに転身)を招いての講演会で「毎日放送でスポーツアナウンサーを募集しているから、実際にスポーツしている人たちからもアナウンサー試験を受けてみたら?」とのアドバイスを受けたことによる。2011年には、八木がパーソナリティを務めるプロ野球オフシーズンのラジオ番組『MBSたびぐみ とっておき旅ラジオ』木曜日で、本来のパートナー・山中真(八木と同期入社のアナウンサー)の代役ながら八木との初共演を果たしている。
2012年2月には、『ちちんぷいぷい』(MBSテレビ)の番組内部署として「ちちんぷいぷい運動部」が誕生したことを機に、現役のスポーツアナウンサーとして「運動部キャプテン」に就任。プロ野球のシーズン中を含めて、水曜日の放送に不定期で出演していた。2014年3月までは同番組の金曜日でニュースキャスターを務めていたが、同年4月以降は、スポーツアナウンサーとしての活動に事実上専念。2016年に結婚した。
毎日放送が日本プロ野球シーズン中に「タイガース全力応援宣言 ぶち破れ!MBSがヤル」(阪神の応援キャンペーン)を展開する2019年以降は、狩野恵輔(『MBSベースボールパーク』のフィールドキャスターで元・阪神捕手および外野手)や藤林温子(後輩アナウンサー)と共にキャンペーンキャラクターへ起用されている。
その一方で、2017年4月からは、MBSラジオで土曜日の午後に『桜井一枝&井上雅雄のるんるん土曜リクエスト』(生放送の音楽リクエスト番組)のパーソナリティを桜井一枝と共に担当。2020年3月14日で同番組が終了したため、1987年10月から土曜日の午後帯で32年半にわたって放送されてきた『土曜リクエスト』シリーズにおける最後の男性パーソナリティになった。ただし、2020年3月28日から放送の後継番組『豊永真琴のMBSミュージックパーク』にも、週替わりパートナーの1人として出演している。
なお、2020年3月最終週から4月第1週までの2週間は、後述するレギュラー番組(テレビ『せやねん!』・ラジオ『タイガース全力応援宣言 MBSマンデーベースボールパーク』)への出演を急遽見合わせていた。同年3月23日(月曜日)に井上が取材していた藤浪晋太郎(阪神タイガース投手)が、取材の前後から嗅覚の異常を訴えた末に、新型コロナウイルスへ感染していることがPCR検査で判明したことによる。井上の取材自体は5分程度で、(新型コロナウイルス感染拡大の一因とされる感染者・)藤浪への「濃厚接触」に該当しなかった。しかし、毎日放送では(正局員の井上を含む)3月下旬に藤浪を取材する機会があった番組関係者に対して、当該期間中の自宅待機措置を独自に適用。井上が出演する予定だった番組には、同僚のスポーツアナウンサー・金山泉を代役に立てた。結局、井上自身は大事に至らず、同年4月6日放送分の『マンデーベースボールパーク』からスタジオ出演を再開。6月27日には、感染の拡大を背景に阪神甲子園球場で開催されたベリーグッドマン[2]の無観客・配信限定ライブで進行役を任されている[3]。
2020年度の第46回アノンシスト賞では「テレビ 読み・ナレーション部門」と「テレビ スポーツ実況部門」でそれぞれ優秀賞を受賞した。前者(初受賞)は2021年3月5日(金曜日)の『ちちんぷいぷい』生放送中に披露した「歌が聴こえる」(バイク川崎バイクのショートショート)の朗読(同僚のアナウンサーである上田悦子・松本麻衣子との群読)、後者(2011年度・2014年度に続く3度目の受賞)は第100回全国高校ラグビー準決勝・大阪朝鮮対桐蔭学園テレビ中継での実況が高く評価されたことによる(「テレビ 読み・ナレーション部門」では上田・松本と共同で受賞)[1]。アノンシスト賞において、1人のアナウンサーが全国審査を経て同じ年度に複数部門の優秀賞を受賞することは異例に当たる(当該項に詳述)。
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