小松 久男(こまつ ひさお、1951年2月[要出典] - )は、日本の歴史学者、中央アジア史学者、専門分野は中央アジア近現代史。元東京外国語大学特任教授。東京大学名誉教授、東洋文庫研究員。東京都出身。
主な役職として、東京大学大学院人文社会系研究科長(2009-10年度)、日本学術会議会員(第22-23期:2011年10月-2017年 9月)、公益財団法人 史学会理事長(2012-2013年度)、内陸アジア史学会[2]会長(2013-2016年度)などをつとめる。
出典:略歴, p. 81
- 学歴
- 職歴
- 1980年4月 東海大学文学部文明学科西アジア課程専任講師
- 1982年4月-1983年3月 梅村坦・護雅夫とアンカラでの「日本学術振興会 西アジア地域研究センター」の再建・設立に携わり、センターの業務を担当[4]。
- 1987年4月 同大学同学科 助教授
- 1992年4月 東京外国語大学外国語学部中東語学科(トルコ語)助教授
- 1995年4月 東京大学大学院人文社会系研究科 助教授
- 1996年4月 同研究科 教授
- 2009年4月 同研究科長・文学部長
- 2012年3月 東京大学退職、名誉教授
- 2012年4月 東京外国語大学大学院 総合国際学研究院特任教授
- 2017年4月 東京外国語大学 世界言語社会教育センター特別教授
- 2019年2月7日 最終講義「中央アジア史への道」[5]
- 2019年3月 同大学 退職
編著・監修
- 『中央ユーラシア史』山川出版社〈新版世界各国史 4〉、2000年。NCID BA48941307
- 『テュルクを知るための61章』明石書店〈エリア・スタディーズ148〉、2016年[12]。NCID BB2188501X
- 〈歴史の転換期〉シリーズ 全11巻、監修:木村靖二・ 岸本美緒・小松、山川出版社[13]、2018-2023年。NCID BB26041274
- 9.『1861年 改革と試練の時代』編著、2018年[14]。
- 10.『1905年 革命のうねりと連帯の夢』編著、2019年。
- 『世界の歴史』まんが:高田靖彦、小学館〈小学館版学習まんが世界の歴史〉[15]。
- 別巻1-2 『イスラム世界』I-II、監修、2021年。
- 別巻3-4 『オスマン帝国』I-II、監修、2021年。
- 8巻『モンゴルと中国:大モンゴル国・元・明・清』岸本美緒と共監修、2018年。
トルコ語論文『20世紀初頭の中央アジアにおけるトルコ主義と革命運動』(中央アジアからの眺望, p. 84)
イブラヒムが1909年春、東京帝国大学附属図書館を訪問した際、和服ばかりの学生のなか一人だけ洋服姿の人物が「目をそらすことなく私をみていた」(p.106)。「ロシアからはただ一人」の留学生とだけ記されているこの無名の人物はセルゲイ・エリセーエフであろう:小松久男 (2010年9月). “出会いの一瞬”. 「ひらけ!ゴマ!!」東京大学文学部・大学院人文社会系研究科. 2023年9月6日閲覧。
「本書で特筆すべきは、旧版ですでに訳されていた事柄に加え、当時日本の新聞・雑誌などに掲載されたイブラヒム関係の記事が「日本側資料」として本文中に適宜挿入されていることである」: 海野典子「書評:『ジャポンヤ―イブラヒムの明治日本探訪記』」『イスラーム地域研究ジャーナル』第7巻、早稲田大学イスラーム地域研究機構、2015年、97-100頁、ISSN 1883-597X。