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日本の放送作家 ウィキペディアから
有川 周壱(ありかわ しゅういち、本名および旧表記:有川 周一、1964年6月11日 - )は、日本の放送作家。浅井企画所属。通称「有周(ありしゅう)」。
東京都葛飾区にて生誕。幼少期に栃木県小山市に移り、そこで子供時代を過ごす[1]。
高校在学中に、TBSのラジオ番組「コサキン」の投稿常連(いわゆるハガキ職人)として注目を集め、「リスナーの神様」とまで呼ばれた。大学進学を目指して浪人中に、コサキンのパーソナリティである小堺一機・関根勤のいる芸能事務所・浅井企画の川岸咨鴻[2]から放送作家にならないかとの強い勧めを受け1986年に上京[1]、同事務所専属の放送作家となる。
番組では、コサキンのメイン構成作家・鶴間政行を筆頭に、おなじくハガキ職人から放送作家となった舘川範雄・楠野一郎とともに、各人の頭文字から命名した「アタック隊」を結成。
1993年に浅井企画所属で関根の舞台『カンコンキンシアター』に出演していたタレント・小路川明子と結婚したが、後に離婚している[注釈 1]。
『コサキンDEワァオ!』の中で行われる企画『GO!GO!遊園地ツアー』では、ジェットコースター等の絶叫マシンに乗せられるたびに尋常ではない絶叫を上げるため“絶叫詩人”と呼ばれ、絶叫シーンがCDやDVDとなって発売もされた。また、「極度の高度恐怖症、スピード恐怖症」「わずかな物音にも声を上げて怯える」「いつもあんパンとコーラばかり飲み食いしている」「萩本欽一がゲストに来た際、恐れをなして遁走した」「深夜のラ王フェチ」「しけ面(づら)」「夢MORIの打ち合わせで一言も発言しない」など、エピソードは数多い[1]。番組内ではくすぐられたときのリアクションが面白いことから、関根によくくすぐられ「くすぐったがり屋」とも言われている[1]。
まだハガキ職人だった頃、執拗に番組に「リカちゃんトリオ」の歌を紹介し続け、やっとの事で紹介してもらえたという逸話がある。
このように番組では「臆病」「自堕落」「甲斐性なし」のキャラクターを通しているが、番組内のコサキンのコメントや投稿ネタに真っ先に突っ込んだり、一番大きな声で笑うなど、番組の盛り上げに貢献している。愛称には他に「鮪川鯛一」(まぐろかわたいいち)、「笑い袋」もあった[1]。
リスナー間でも人気が高く「リスナーの神様」と崇められたことがあり[1]、コサキン関連の書籍、CD、DVDの発売記念イベントではコサキンの代理として有川が登場し、サイン会や握手会が行われている。コサキンの番組から出た書籍『酔夢』(すいむ)は、有川の父が経営していたスナックの名前に由来している[1]。
2011年10月より、まぐまぐにて有料メールマガジン「有川周一の【できればやりたくないメールマガジン】」を配信開始(2012年8月まで)。著者インタビューにて、始めるきっかけを「後輩の作家に半ば強引に始めさせられ、断るのも面倒くさいので」と語っていた[3]。
2016年より、作家名の表記を「有川周壱」に変更[4]。
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