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日本のアニメ映画 ウィキペディアから
『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪特急! まぼろしの汽車』(ゲゲゲのきたろう ようかいとっきゅう! まぼろしのきしゃ)は、東映アニメフェアの一編として1997年7月12日に公開された『ゲゲゲの鬼太郎』第4期テレビシリーズの映画第3弾で最終作。配給は東映。上映時間は23分。カラー、ワイド。
原作は1971年に『週刊少年サンデー』で連載された「まぼろしの汽車」をベースにしているが、原作で登場していた吸血鬼ピーと側近のモンローの話自体は、既に第4シリーズでもテレビアニメ本編の第9話で田舎の山村に残っていた機関車を使ってのアレンジ編が放送されており、本作では当時の東映と富士急ハイランドのタイアップも兼ねて、原作におけるまぼろしの汽車の要素のみ取り入れて、第3シリーズでも劇場版アレンジされた「妖怪大戦争」の後日談として描かれたオリジナルストーリーとなっている(ただし第4シリーズでは、「妖怪大戦争」のエピソードそのものは直接描かれておらず、本作でも過去の出来事としての具体的なエピソード言及などはされていない)。他に本作の特色としては、テレビ版で控えめだった、ねこ娘のパンチラ描写が随所に見られる。劇場版では珍しく、人間がストーリーに一切関わらない。
ポスターには描かれたが本編ではぬりかべは未登場である。 2007年8月3日発売の「ゲゲゲの鬼太郎 THE MOVIE」および2009年8月7日発売の「ゲゲゲの鬼太郎 THE MOVIES 3」に収録。
それはある暑い夏だった。地獄に落とされていた西洋妖怪たちが、閻魔大王が封印していたまぼろしの汽車を奪って逃走。閻魔大王は目玉のおやじの夢でまぼろしの汽車を奪還し西洋妖怪の野望を阻止せよ、と告げる。西洋妖怪は、汽車を悪用し暗黒世界へ行き世界中の妖怪を支配するパワーを手にいれることだった。
偶然ねずみ男が汽車を見つけたという知らせを受け、鬼太郎たちが立ち向かう。汽車にたどり着いた鬼太郎たちだが、待ち構えていた魔女、狼男、フランケンに苦戦を強いられ、鬼太郎が吸血鬼の罠で妖怪石炭に変えられ、汽車の燃料にされてしまう。西洋妖怪たちは妖力の強い鬼太郎を誘き寄せて汽車を加速させようと企んでいた。
目玉のおやじが汽車はどこにでも行けるという閻魔大王の言葉を思いだし、汽車の行き先を鬼太郎が石炭にされる前の過去に向かわせることを提案し、ねこ娘と目玉のおやじのおかげで鬼太郎は復活を果たす。
逆襲を開始した鬼太郎たちは西洋妖怪たちを打ち破り汽車を取り戻すことに成功。捕らえられた西洋妖怪たちは汽車と共に地獄へ送還されるのだった。
通番 | 題名 | 公開日 | 監督 | 脚本 | TVアニメシリーズ | 原作 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1作 | ゲゲゲの鬼太郎 | 1968年7月21日 | 第1シリーズ | |||
第2作 | ゲゲゲの鬼太郎 地相眼 | 1980年7月12日 | 第2シリーズ | |||
第3作 | ゲゲゲの鬼太郎 | 1985年12月21日 | 白土武 | 星山博之 | 第3シリーズ | 妖怪軍団 |
第4作 | 妖怪大戦争 | 1986年3月15日 | 葛西治 | 妖怪大戦争 | ||
第5作 | 最強妖怪軍団!日本上陸!! | 1986年7月12日 | 芹川有吾 | 妖怪反物 | ||
第6作 | 激突!!異次元妖怪の大反乱 | 1986年12月20日 | 芝田浩樹 | 武上純希 | 朧車 | |
第7作 | 大海獣 | 1996年7月6日 | 勝間田具治 | 星山博之 | 第4シリーズ | 大海獣、妖怪軍団 |
第8作 | おばけナイター | 1997年3月8日 | 佐藤順一 | 島田満 | おばけナイター | |
第9作 | 妖怪特急! まぼろしの汽車 | 1997年7月12日 | 吉沢孝男 | 大橋志吉 | オリジナル | |
第10作 | 日本爆裂!! | 2008年12月20日 | 古賀豪 | 三条陸 | 第5シリーズ | |
第11作 | 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 | 2023年11月17日 | 吉野弘幸 | 第6シリーズ |
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