トップQs
タイムライン
チャット
視点
劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!
日本のアニメ映画 ウィキペディアから
Remove ads
『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』(げきじょうばん ゲゲゲのきたろう ニッポンバクレツ!!)は、2008年12月20日に公開された『ゲゲゲの鬼太郎』第5期テレビシリーズの劇場版作品。配給は東映。カラー。ビスタサイズ。ドルビーデジタル。上映時間は83分。
![]() |
Remove ads
解説
映画シリーズでは本作から前作までのセル画からデジタル制作に移行した。2008年はテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』が1968年の第1期放送開始から40周年となる節目の年に当たり、第5シリーズとしては初の長編アニメーション映画である本作は40周年を締めくくるビッグプロジェクトと位置付けられている。この映画の出来事は当時はまだ放送中だったTVシリーズ最終回(第100話)の後に起きた事件とされ、劇中に合計120体の妖怪が登場する。結果的に第5シリーズの最終エピソードとなった。
ストーリーは完全オリジナル。特色として公開地域別の「ご当地バージョン」があり、ネコ娘が本編のワンシーンにおいて上映地域にちなんだコスプレを披露し、各地の名所を駆け抜ける(名所の詳細は公式サイトを参照)。DVDやブルーレイではそのご当地全てを収録。
本編の前にはおまけ映画として「ゲゲゲ祭りだ!! 五大鬼太郎」が上映された[2]。この映画にはかつてのデザイン(色彩)を再現した鬼太郎が登場、なおかつ今まで鬼太郎を演じた野沢雅子、戸田恵子、松岡洋子も出演し、かつての鬼太郎を演じている。劇中には映像のみだが歴代猫娘、歴代ねずみ男、歴代一反木綿も登場している。
Remove ads
ストーリー
風祭華は、最近起こり始めた身の回りの怪奇現象に悩み、幼い頃祖母より教わった「ゲゲゲの鬼太郎」に助けを求める手紙を出す。
その声に応じた鬼太郎だったが、華は鏡爺に連れ去られ、同時に家族は華の記憶を失ってしまった。鬼太郎も鏡の世界に閉じ込められ、仲間たちは全国各地に飛ばされてしまった。
何とか脱出する鬼太郎と華だったが、家族に忘却されたショックから華の頭に「人間の世界なんか壊れてしまえばいいのに」と世界の消滅を望む思いが過ぎり、それをキッカケに妖怪たちに異変が起こりはじめた。さらにその陰では、閻魔大王すら苦しめた恐るべき真の黒幕・古代妖怪ヤトノカミが復活しようとしていた。
鬼太郎はヤトノカミの復活を阻止しようとするが、ヤトノカミは華の魂を取り込み復活してしまう。圧倒的な力に全く歯が立たない鬼太郎だが、改心した鏡爺の協力で華の魂を取り戻し、四十七士の力も借りてヤトノカミを倒すことに成功するのだった。
Remove ads
登場キャラクター
要約
視点
鬼太郎とその仲間
妖怪横丁
妖怪四十七士
日本列島47都道府県のご当地妖怪。鉄鼠以降の未覚醒の妖怪は呼子の呼び声によって覚醒した。
- 雪女(葵、山形県)
- 赤舌(青森県)
- 夜道怪(埼玉県)
- なまはげ(秋田県)
- タンコロリン(宮城県)
- 座敷童子(岩手県)
- 火車(島根県)
- 輪入道(京都府)
- 白坊主(大阪府)
- 岩魚坊主(岐阜県)
- 波小僧(静岡県)
- アカマタ(沖縄県)
- 猫又(ノラ、富山県)
- 亀姫(福島県)
- 長壁姫(兵庫県)
- 天狗(黒鴉、群馬県)
- 以上はすでに覚醒していた妖怪たち。
悪者妖怪サミット
ゲストキャラクター
- 風祭 華(かざまつり はな)
- 中学生の少女。黒髪のポニーテールが特徴。文武両道で、呼子から「完璧な美人」と評される。その一方で、心優しい性格にも関わらず母親の教育方針もありそっけない態度をするせいで周囲からはきつく冷たい性格と思われて友達はいない。実は彼女の中にはヤトノカミの魂の一部が封印されており、ヤトノカミの卑劣な策略により、世界を滅びを望ませられ、魂を抜き取られるも鬼太郎や琴、鏡爺によって救われる。
- 風祭 京夜(かざまつり きょうや)
- 華の弟と思われたが、実は妖力で風祭家の人々の記憶を操作して存在しない弟として潜入したヤトノカミの仮の姿。弟を演じながら華の周囲との絆を徐々に壊す計略を実行し、風祭家の人々や周囲の人間から華の記憶を消して彼女を絶望させるまで追い込み、真の姿を現した。
- 風祭 琴(かざまつり こと)
- 華の母。鏡爺には「お琴ちゃん」と呼ばれている。かつては優しい性格だったがヤトノカミの術にかかり華のことを忘れてしまい、冷たい人間になるも解放された後、鏡爺や華のことを思い出し、本来の自分を取りもどした。
- 華の祖母
- 華が幼い頃に鬼太郎を教えた。
- 鏡爺
- 鏡に出入りすることができる老人の妖怪。ヤトノカミに利用されてしまう。
- 日比野 マヤ(ひびの マヤ)
- 華の担任教師と思われたが、正体はヤトノカミの牙の欠片から生まれた大蛇女。ねずみ男が惚れられ、彼女も彼の中の孤独を気に入るもねずみ男から「自分は孤独なんかじゃない」と否定された。
- ヤトノカミ
- 本作の黒幕。残忍で凶暴な性格の蛇神。閻魔大王に敗れ封印されていた。
スタッフ
- 原作:水木しげる
- シリーズ構成、脚本:三条陸
- 脚本監修:京極夏彦
- 音楽:横山菁児
- キャラクターデザイン:上野ケン
- 総作画監督:浅沼昭弘
- 作画監督補佐:仲条久美、薮本陽輔、信実範子、袴田祐二
- 美術監督:本間禎章
- 色彩設計:辻田邦夫
- デジタル合成監督:白鳥友和
- CG監督:森田信廣
- 録音:池上信照
- 音響効果制作:スワラプロ
- 音響効果:今野康之
- 録音スタジオ:タバック
- 編集:福光伸一
- 製作担当:柳義明
- ドルビーフィルム・コンサルタント:森幹生、河東努、コンチネンタルファーイースト(株)
- オンライン編集:TOVIC
- アニメーション制作:東映アニメーション
- プロデューサー:情野誠人(フジテレビ)、池田慎一(読売広告社)、櫻田博之(東映アニメーション)
- チーフプロデューサー:木村京太郎(読売広告社)
- 監督:古賀豪
キャスト
日本爆裂!!
- 鬼太郎:高山みなみ
- 目玉おやじ:田の中勇
- ネコ娘:今野宏美
- ねずみ男:高木渉
- 砂かけ婆:山本圭子
- 子泣き爺、ぬりかべ:龍田直樹 ※ポスターやパンフレット、DVDなどにはぬりかべも表記されているが、エンディングクレジットでは子泣き爺のみ表記。
- 一反もめん:八奈見乗児
- 風祭華:小林沙苗
- 風祭京夜:藤田淑子
- 華の母:折笠愛
- 華の祖母:江森浩子
- ヤトノカミ:小杉十郎太
- 鏡爺:石塚運昇
- 日比野マヤ:半場友恵
- 蒼坊主:古川登志夫
- ぬりかべ女房:田中真弓
- かわうそ:丸山優子
- アマビエ:池澤春菜
- 呼子:中山さら
- 小豆あらい:小西克幸
- 傘化け:高戸靖広
- つるべ落とし:江川央生
- 閻魔大王:郷里大輔
- 五官王:広瀬正志
- 宋帝王:竹本英史
- アカマタ:立木文彦
- 夜道怪:中田譲治
- 執事:織田優成
- 生徒:松原大典
- 強盗:藤本たかひろ
- ぬらりひょん:青野武
- ベアード:柴田秀勝
- 天狗ポリス:京極夏彦(特別出演)
- のり平:小林のり一(特別出演)
- 大塚キャスター:大塚範一(特別出演、本人役)
- 高島アナウンサー:高島彩(フジテレビアナウンサー〈当時〉)(特別出演、本人役)
- 皆藤キャスター:皆藤愛子(特別出演、本人役)
- 中田横浜市長:中田宏(横浜市長〈当時〉、関東・甲信越版のみ)(特別出演、本人役)
- 東国原宮崎県知事:東国原英夫(宮崎県知事〈当時〉、九州・沖縄版のみ)(特別出演、本人役)
ゲゲゲまつりだ!!五大鬼太郎
Remove ads
主題歌
ご当地バージョン
Remove ads
その他
中部・北陸版のみ、中日ドラゴンズのマスコットであるドアラが登場している。
脚本・シリーズ構成を担当した三条は、雑誌『オトナアニメ』のインタビュー[要文献特定詳細情報]で、本作に登場する鬼太郎が恋をする人間の少女・風祭華をテレビアニメ第3シリーズに登場した天童ユメコのオマージュだと明かしている。鏡爺は第3シリーズでユメコが初登場したときの妖怪であり、劇場版で華と共に登場させるためにあえてテレビシリーズでは出さなかったという。
「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂」製作委員会
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads