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かつて存在した日本の玩具メーカー ウィキペディアから
株式会社タカラ(英: Takara Co., Ltd.)は、かつて存在した日本の玩具メーカー。1953年(昭和28年)創業。東京都葛飾区に本社を置いていた。2006年(平成18年)3月1日に同業のトミーと合併し、タカラトミーとなった[1][2][3]。
この記事に雑多な内容を羅列した節があります。 |
合併前のタカラ本社が入居していた タカラトミー青戸オフィス | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒125-0062 東京都葛飾区青戸4-19-16 |
設立 |
1955年(昭和30年)9月17日 (株式会社佐藤ビニール工業所) |
業種 | その他製品 |
事業内容 | 玩具事業 |
代表者 | 代表取締役社長 奥出信行 |
資本金 | 182億2100万円(2005年6月30日) |
発行済株式総数 |
1億5270万4244株 (2005年6月30日現在) |
売上高 |
連結:971億5800万円 単独:456億600万円 (2005年3月期) |
営業利益 |
連結:△115億3900万円 単独:△104億1000万円 (2005年3月期) |
純利益 |
連結:△146億8700万円 単独:△203億8500万円 (2005年3月期) |
総資産 |
連結:830億9300万円 (2005年3月31日) 単独:484億6600万円 (2005年6月30日) |
従業員数 | 484名(2005年6月30日) |
決算期 | 3月31日(年1回) |
主要株主 |
(株)インデックス 34.5% (有)ティーツーファンド 19.4% (株)ティーエイケイ 7.1% (2005年9月30日) |
主要子会社 |
(株)アトラス (株)タツノコプロ |
特記事項:2006年3月1日付でトミーと合併してタカラトミーとなり[1][2][3]、解散。 |
社名は創業地の葛飾区本田宝木塚町(現・宝町)に由来する。コーポレートスローガンは「あそびは文化」であった。
1953年の創業以来、伝統的な玩具やボードゲームを主力商品とした。かつては日本初の大ヒット空気ビニール玩具となった「ダッコちゃん」をはじめ、着せ替え人形としてロングセラーとなった「リカちゃん」が主力商品であり「女児玩具のタカラ」と言われ、女児玩具部門では長らくトップの地位に在り続けた。その一方で「チョロQ」や「ビーダマン」など男児玩具でも大ヒット商品を生み出した。
1999年に発売した「ベイブレード』が一躍ヒット商品となり、男児玩具部門でバンダイを抜いてトップに立った。しかし海外展開の失敗により経営不振に陥り、2000年にゲームメーカー・コナミの第三者割当増資を受けてコナミグループ傘下となる。
2002年には当時の社長であった佐藤慶太の決断により、公道を走行できるチョロQを模した電気自動車「Q-CAR」を発表、自動車業界に参入した[4]。当初は物珍しさから注目を集めたが、玩具メーカーが自動車産業のノウハウを持ち合わせているはずもなく、月間販売台数は1台もざらで、あっさり撤退した[5]。
その後も業績は好転せず、2005年にコナミグループを離脱、インデックスグループ傘下となり、コンピュータゲーム事業を子会社のアトラス(旧社)に譲渡するなどの組織改革を実施した。
2006年3月に同業のトミーと合併し、新社名は「タカラトミー」となった[1][2][3]。存続会社はトミーである(合併比率はトミー1株に対してタカラ0.178株)[6]。新会社の社長にはトミー社長・富山幹太郎が就任し、当社会長の佐藤慶太は副社長に就いた。また、日本国外ではトミーの知名度が高く、英文社名は「TOMY COMPANY,LTD.」となった。
キャラクター商品については、テレビ放送先行型の同業他社と異なり、まずは玩具販売から先行し、売上が好調だとテレビ化に乗り出すという堅実な手法を取ることが多かった。竹森健太郎著『「タカラ」の山―老舗玩具メーカー復活の軌跡』では、この手法を「タカラ的な手法」としている[7]。
CMの最後に流れるサウンドロゴとなるジングルの位置には、王冠の付いたダッコちゃんマークが配された位置となり、その上に「ダッコちゃん」その下に「タカラ」と表記されることもあったが、1976年頃からは男の子向けの玩具の商品名において、白バックにダッコちゃんマークが入ったオレンジの背景に白文字付きの「タカラ」のロゴとなっているが、女の子向けの玩具の商品名では、ダッコちゃんマークの表示のみとなり、タカラの文字は無くなっていた(これは、リカちゃんやこえだちゃんなどのCMにおいても、このロゴに表示されていないパターンがある)。1979年頃からは、男の子向けと女の子向けの玩具の商品名に統一することによって、白バックにダッコちゃんマークが入ったオレンジの背景に白文字付きの「タカラ」となっていたが、以後1984年頃からは、「遊びは文化、遊びは教育」の上に表示され、その下に「TAKARA」の入った赤文字に変更された(女の子向けは白バック無しの表示、男の子向けは白バック有りの表示となる)。1985年にCIが変更された後も、赤い丸文字のロゴが入った「TAKARA」の表記を全面に表示されるパターンに変更(女の子向けは白バック有りの表示、男の子向けは白バック無しの表示となる)されたが、1986年以降は、ダッコちゃんマークが入った白バックに「あそびは文化 タカラ」に用いたサウンドロゴとなっていたが、1989年以降はダッコちゃんマークがなくなり、「あそびは文化 タカラ」の表記に戻された[注釈 1]。それ以降は「タカラ」の表記となっている。2000年からは新たにダッコちゃんマークを導入し、サウンドロゴも新しくなった。それに加えて、「TAKARA」の表記もリニューアルされる。一部の商品名についても、このロゴが用いられることになっている。
提供アナウンスでは「タカラ」と読み上げていたが、稀に「遊びは文化、遊びは教育のタカラ」になっていたこともある(これは『装甲騎兵ボトムズ』の中期においても、この提供読みが行われるようになっている)。さらに、1986年にCIが導入された後は提供アナウンスも「あそびは文化 タカラ」と読み上げることになっていた(これは『鎧伝サムライトルーパー』、『獣神ライガー』、『勇者シリーズ』などでも同様の措置が取られていた時もある)。提供クレジットはブルーバックに、ダッコちゃんマークの下に「ダッコちゃんマークのタカラ」および「株式会社タカラ」と表記されることもあったが、一時期、ダッコちゃんマークの右にタカラのロゴが入ったベースが取り入られており、1986年以降はダッコちゃんマークに配された右側に「あそびは文化 タカラ」と「株式会社タカラ」の表示となっていたが、1989年以降はダッコちゃんマークを廃止し、「あそびは文化 タカラ」と「株式会社タカラ」のみとなっている。一部の作品における提供クレジットも「タカラ」、「TAKARA」になっていたこともあった。2006年3月からは同業のトミーと合併しタカラトミーの誕生に伴い、新たな提供クレジット表記が「TAKARA TOMY」で、スポンサー紹介の読みにも「タカラトミー」となった。一部の作品を除き、放送期間中における提供番組では『ドラえもん』の他、『ロックマンエグゼBEAST』、『メルヘヴン』、『魔弾戦記リュウケンドー』、『ワンワンセレプー それゆけ!徹之進』等においてもこのような状況で継続されることになる。
太字で表記されているものは、海外製のタイトルを日本国内でタカラが発売したタイトルを指す。
など
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