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『光と水のダフネ』(ひかりとみずのダフネ)は、テレビアニメ、漫画、インターネットラジオからなるメディアミックス作品である。
光と水のダフネ | |
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ジャンル | SF、ギャグコメディ |
アニメ:光と水のダフネ -DAPHNE IN THE BRILLIANT BLUE- | |
原作 | NeSKeS |
監督 | 池端隆史 |
シリーズ構成 | 水上清資 |
脚本 | 水上清資、山田靖智、新宅純一 砂山蔵澄、吉岡たかを、高山文彦 |
キャラクターデザイン | 士貴智志(原案、コンセプトも兼任) 岩倉和憲 |
音楽 | 大谷幸 |
アニメーション制作 | J.C.STAFF |
製作 | 光と水のダフネ製作委員会 |
放送局 | #放送局を参照 |
放送期間 | 2004年1月 - 7月 |
話数 | 全24話 |
漫画:アイ〜光と水のダフネ〜(少年画報社版) アイ(講談社版) | |
作者 | 士貴智志 |
出版社 | 少年画報社、講談社 |
掲載誌 | ヤングキングアワーズ2004年3月号 - |
巻数 | 全1巻(少年画報社版〈未完〉) 全2巻(講談社版) |
ラジオ:中原麻衣・岩田光央のラジオネレイス | |
配信期間 | 2004年2月11日 - 9月4日 |
配信サイト | TE-A room |
配信回数 | 30回 |
パーソナリティ | 中原麻衣(水樹マイア 役) 岩田光央(花岡勉 役) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ・漫画 |
ポータル | アニメ・漫画 |
何らかの理由で陸地のほとんどが水没してしまった未来の地球を舞台とし、そこで活躍する女性たちを描くSF冒険活劇である。テレビアニメ版と漫画版があり、それぞれ異なる時代を描いている。
この他、主にテレビアニメ版の視聴者を対象としたファンサービスとして、インターネットラジオ番組『中原麻衣・岩田光央のラジオネレイス』が2004年2月11日〜9月4日の計30回にわたって配信された。
ジャンルとしては未来の海上都市で活躍する女性たちを描くSFアニメに入るが、物語序盤はB級テイストなギャグが基本のスラップスティック・コメディ描写が大半を占める。
なお、作中で旭橋、秋月橋、花咲大橋など、北海道旭川市に実在する橋梁名を呼称しているが、その関連性は不明である。
人々が海底都市から海上都市へ生活の場を移して100年後の世界。海上都市カムチャッカで中核を担う組織・海洋庁の入庁試験で不合格になった天涯孤独の主人公・水樹マイアは、合格後の入寮を見通してそれまで住んでいた家も引き払っていたため、途方に暮れて街をさまよっていた。まもなく、マイアは逃走中の犯罪者と出くわして人質に取られ、その犯罪者を追っていた何でも屋・ネレイス社の本城レナにより、犯罪者ごとショックガンで撃たれてしまう。
マイアはネレイス社カムチャッカ支店の事務所で気絶から目覚めるが、今度は犯罪者の仲間をおびき寄せるための餌としてレナに使われたうえ、住み込み社員として働くことになってしまう。この支店にはレナ以外にも変わり者の女性社員が多く、彼女たちにマイアは日々振り回されることとなった。
しかし、物語が進むうちにマイアの正体が100年前に壊滅した海底都市エルピダの唯一の生き証人であることが、明らかになっていく。コールドスリープによって生き延びるもその副作用で当時の記憶を失っていたマイアは、昨年に死去した祖父(正体はマイアより60年先に目覚めていた兄)の水樹翔や海洋庁のケビン・ウェイとクレア光永により、「両親と一緒に自動車事故に巻き込まれて両親は亡くなり、自分は事故から1年間昏睡状態だった」と偽の情報を教え込まされていた。
エルピダ壊滅の真相は、生化学プラントの事故でウイルスが漏れたことから発生したバイオハザードであった。まもなく、海洋都市連合にエルピダは見捨てられ、「浮上失敗事故」として隠蔽処理された。真相を漏洩されないよう、海洋庁情報局は翔にその口外を固く禁じたうえ、マイアを監視することにした。また、マイアが海洋庁の入庁試験で不合格になった真相は、彼女に自らの出生とエルピダ壊滅の真相を知られないよう、海洋庁情報局が試験結果を改ざんしたためだった。
マイアはシベリアシティ旧区画の出来事と月桂樹(ダフネ)を見て記憶が一部戻り始めたこともあり、海洋庁諜報部から命を狙われる。しかし、レナをはじめさまざまな人々の協力や、エルピダの月桂樹のもとに翔と協力して埋めていたタイムカプセルにより、マイアの失った記憶とエルピダ壊滅の真相は世間へ公表される。こうして、物語は海洋庁の入庁試験を受けずにネレイス社での生活を選んだマイアの姿で締め括られる。
各話には元ネタとなった映画作品が存在する。[要出典]
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 元ネタとなった作品 |
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#1 | マイアのいちばん長い日(前編) | 水上清資 | 池端隆史 | 山田一夫 | 丸山隆 | 『日本のいちばん長い日』 (岡本喜八 , 1967)[要出典] |
#2 | マイアのいちばん長い日(後編) | うえだしげる | 清水博幸 | |||
#3 | ネレイスほど素敵な商売はない? | 山田靖智 | 又野弘道 | 小山知洋 | 『ショウほど素敵な商売はない』 (ウォルター・シーゲル, 1949)[要出典] | |
#4 | チャカチャカバンバン | 新宅純一 | 持丸タカユキ | 清水一伸 | アベエミコ、岡野幸男 片岡英之 | 『チキ・チキ・バン・バン』 (ケン・ヒューズ, 1968)[要出典] |
#5 | 帰ってきた暴れん坊 | 砂山蔵澄 | 葛谷直行 | 三芳唯稀 | 沖田篤志 小山知洋 | 『帰ってきた若大将』 (小谷承靖, 1981)[要出典] |
#6 | 夜の大捜査戦 | 水上清資 | 誌村宏明 | 久保太郎 | 田中基樹 | 『夜の大捜査線』 (ノーマン・ジェイソン, 1967)[要出典] |
#7 | オール・ザット・パパ | 砂山蔵澄 | 湖山禎崇 | アベエミコ 岡野幸男 | 『オール・ザット・ジャズ』 (ホブ・フォッシー, 1979)[要出典] | |
#8 | スピードに体を張れ! | 山田靖智 | 池端隆史 | 浅見松雄 | 沖田篤志、桜井木の実 松本好弘、岩倉和憲 | 『現金に体を張れ』 (スタンリー・キューブリック, 1955)[要出典] |
#9 | オレだけに明日はない | 砂山蔵澄 | 上原秀明 | コヤタマサヒサ 金田栄二 | 『俺たちに明日はない』 (アーサー・ペン, 1967)[要出典] | |
#10 | シベリア超特休 | 又野弘道 | 小山知洋 | 『シベリア超特急』 (MIKE MIZNO, 1996)[要出典] | ||
#11 | かくも長き滞在 | 水上清資 | 葛谷直行 | うえだしげる | 岩崎光洋 | 『かくも長き不在』 (アンリ・コルピ, 1960)[要出典] |
#12 | 世界が浮上した日 | 山田靖智 | しまづ聡行 | 清水一伸 | アベエミコ 岡野幸男 | 『世界が燃えつきる日』 (ジャック・スマイト, 1977)[要出典] |
#13 | 怒りを上げて | 水上清資 | 福田道生 | 三芳宏之 | 住石亜蓮 | 『錨を上げて』 (ジョージ・シントニー, 1945)[要出典] |
#14 | 老人とUMA | 吉岡たかを | 渡部高志 | 石川久一 | 丸山隆 沖田篤志 | 『老人と海』 (ジョン・スタージエス, 1958)[要出典] |
#15 | 大波動 | 高山文彦 | 篠崎康行 | 岩崎カツミ 田中誠輝 | 『ダイ・ハード』 (ジョン・マクティアナン, 1988)[要出典] | |
#16 | 大波動2 | 又野弘道 | 小山知洋 梶谷光春 | 『ダイ・ハード2』 (レニー・ハーリン, 1990)[要出典] | ||
#17 | 赤ちゃんに完敗 | 水上清資 | 上原秀明 | 浅見松雄 | コヤタマサヒロ、山崎慎一郎 桜井このみ | 『赤ちゃんに乾杯!』 (コリーヌ・セロー, 1985)[要出典] |
#18 | 静香なる葛藤 | 山田靖智 | しまづ聡行 | 清水一伸 | アベエミコ 岡野幸男 | 『静かなる決闘』 (黒澤明, 1949)[要出典] |
#19 | 潜水艦よもぎ一号浮上せず | 砂山蔵澄 | 高田耕一 | 岩倉和憲 丸山隆 | 『原子力潜水艦浮上せず』 (デイヴィッド・グリーン, 1978)[要出典] | |
#20 | ワンス・アポン・ア・タイム・イン・シベリア | 水上清資 | 上原秀明 | 沖田篤志 梶谷光春 | 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 (セルジオ・レオーネ, 1984) 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』 (ツイ・ハーク, 1991)[要出典] | |
#21 | 何がマイアに起ったか? | 山田靖智 | 篠崎康行 | 岩崎光洋 田中誠輝 | 『何がジェーンに起ったか?』 (ロバート・アルドリッチ, 1962)[要出典] | |
#22 | アイと追憶の日々 | 砂山蔵澄 | 又野弘道 池端隆史 | 又野弘道 | 小山知洋、岩倉和憲 丸山隆 | 『愛と追憶の日々』 (ジェームズ・エル・ブルックス, 1983)[要出典] |
#23 | エスケープ・フロム・カムチャッカ | 山田靖智 | 上原秀明 | 山田一夫 | コヤタマサヒロ、山崎慎一郎 沖田篤志 | 『ニューヨーク1997』 (ジョン・カーペンター, 1981) 『エスケープ・フロム・L.A』 (ジョン・カーペンター, 1996) 『エスケープ・フロム・アフガン』 (ティムール・ベクマンベトフ, 2002)[要出典] |
#24 | 光と水のダフネ | 水上清資 | 池端隆史 | 三芳宏之 | 岩倉和憲、丸山隆 梶谷光春、中山由美 | 『光と水のダフネ』 (池端隆史, 2004)[要出典] |
なお、公式サイトでの第20話サブタイトルは「ネレイスから遠く離れて」となっているが、この元ネタは『ベトナムから遠く離れて』(アラン・レネ, 1967)である。[要出典]
サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 元ネタとなった作品 |
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全部見せます! ネレイスカムチャッカ支店のすべて (私をネレイスにつれてって!) | 水上清資 | しまづ聡行 | 浅見松雄 | 丸山隆 | 『私を野球につれてって』 (バスビー・バークレー、1949年)[要出典] |
THE LIGHT STAFF(らいとすたっふ) | 『ライトスタッフ』 (フィリップ・カウフマン、1983年)[要出典] | ||||
水樹マイアの大限界2 入れ替わったらおどろいた!! | 水上清資 | しまづ聡行 | 清水一伸 | 岡野幸男 アベエミコ 井上善勝 | 『丹波哲郎の大霊界2 死んだらおどろいた!!』 (丹波哲郎、1990年)[要出典] |
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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中京広域圏 | 中部日本放送 | 2004年1月15日 - 6月30日 | 木曜 26:20 - 26:50 →水曜 25:25 - 25:55 | TBS系列 | 現:CBCテレビ |
千葉県 | ちばテレビ | 2004年1月16日 - 7月2日 | 金曜 24:30 - 25:00 | 独立UHF局 | |
埼玉県 | テレビ埼玉 | 2004年1月17日 - 7月3日 | 土曜 24:10 - 24:40 →土曜 25:00 - 25:30 | ||
神奈川県 | tvk | 土曜 25:15 - 25:45 →土曜 25:00 - 25:30 | |||
近畿広域圏 | 毎日放送 | 2004年2月14日 - 9月18日 | 土曜 26:25 - 26:55 | TBS系列 | アニメシャワー第2部 |
日本全域 | チャンネルNECO | 2004年3月 - 8月 | CS放送 | 4話連続放送を1か月間ずつ |
この節の加筆が望まれています。 |
漫画版は士貴智志が原作・作画を担当。テレビアニメ版の100年前の時代が舞台であり(漫画版最終話の最後がテレビアニメ版第22話の回想シーンの直前に当たる)、主人公はテレビアニメ版に登場するミリィの曾祖母、アイ・マユズミである。
単行本は少年画報社から2004年7月に第1巻のみ出版(巻末に「第2巻へつづく」と表記されていたが、実際には第2巻は発売されなかった)。2008年4月には講談社から『アイ』のタイトルで上・下巻が同時発売された。
『中原麻衣・岩田光央のラジオネレイス』(通称、ラジオネレイス)は、その名のとおりアニメ版の主人公・水樹マイア役の中原麻衣と同じく花岡勉役の岩田光央がパーソナリティーを務めるインターネットラジオである。詳細はリンク先を参照。
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