小国町(おぐにまち)は、新潟県の中南部に位置していた刈羽郡の町。長岡市への通勤率は14.4%(平成12年国勢調査)。2005年4月1日に周辺の町村とともに長岡市に編入合併した。
信濃川水系の渋海川中流域の丘陵地帯にあり、東西を関田山地と八石山地にはさまれている。中央部には盆地が開けており、そのような地形が古くは「一小国の観を呈す」といわれ、それが町名の由来の一説である。また盆地であるため独自の文化や伝統が発展した。町域は越後国の刈羽郡と魚沼郡にまたがっている。
2005年現在、長岡市、小千谷市、柏崎市などを中心とする複数の生活圏にまたがっている。
- 町長 大橋義治(2000年8月30日 - 2005年3月31日)
産業
- 小国町に本店等を置く主な企業
- 小国町に業務拠点等を置く主な企業
- 農業が主体で、山間部では棚田を利用した稲作が行われる。
- 小国産のコシヒカリは、米柄データバンクにおいて魚沼産コシヒカリとともにAランクに格付けされている。
- 紙すきの伝統があり小国和紙として知られる。
- 特産品としてぎんなんを生産しており、ぎんなんアイス、ぎんなんワインなどのオリジナル商品の開発、加工販売もしている。
- かつては中央部を東西に横断する街道が存在し、沿線の新町地区などには商業集積が存在していた。しかし、道路網の整備によって通過交通が移転してしまったこと等により、現在では寂れてしまっている。
小学校
- 渋海小学校(現・小国小学校)
- 下小国小学校(同)
- 上小国小学校(同) - 1988年に上小国小と法末小が統合し、統合校として開校[5]。
鉄道
- 町域内に鉄道はない。最寄駅は信越本線塚山駅、上越線小千谷駅など。塚山駅から車で10分、小千谷駅から車で15分。路線バスは塚山駅と小千谷駅から接続している。
- 新幹線の最寄駅は長岡駅である。長岡駅から車で40分。最寄の塚山駅、小千谷駅へは鉄道で20分。路線バスも長岡駅から接続している。関東方面からは越後湯沢駅か浦佐駅で上越線に乗り換え小千谷駅を利用するほうが利便性が高い。
- 他の周辺市町村とともに長岡市~上越市間の信越本線高速化整備を推進している。
道路
高速道路
- 町内に高速道路はない。以下のインターチェンジが最寄となる。
- 周辺市町村とともに関越自動車道の小千谷IC~長岡IC間に越路長岡南スマートインターチェンジ(現長岡南越路SIC)の整備を推進していた。
一般道
一般国道
主要地方道
一般県道
主な林道
バス
- 越後交通(小千谷営業所)
- 小国車庫前 - 塚山駅前 - 長岡駅前 線
- 小国車庫前 - 小千谷駅前 - 小千谷車庫前 線
- その他の路線
- 小国車庫前 - 大貝線など町内交通の路線は町が補助して運行する福祉バス(兼通学バス)であり、運賃は無料で乗車することができる。
- 高速バスの最寄停留所は小千谷バスストップである。
- 越後おぐに森林公園(現・長岡市おぐに森林公園) - 延命寺ヶ原森林公園として1979年竣工[7]。
- 木喰仏仁王尊
- 木喰仏立木観音
- 大塔塚(王統塚)
- 小国御陵
- 巫女爺(みこじさ)
- 小国城址
- 小国八景
- 八石山遊歩道 - 1990年4月オープン[10]。
- 小国芸術村会館 - ふるさとC&Cモデル事業として整備され[11]、空き家を活用して1988年開館[12]。所在する山野田集落は中越地震の甚大な被害により全戸移転となった[13]。
- 民俗資料館 - 1990年8月オープン[14]。
- 法末自然の家やまびこ - 旧法末小学校校舎を改修し、1990年5月オープン[15]。
- ステーキハウス八石 - 1989年5月オープン[16]。
祭事・催事
- おぐに雪まつり - 1988年から開催[17]。
- おぐに秋祭り
- もちひとまつり
- おぐに大花火大会
- 小国町町民体育大会
- 雪上エンデューロ大会
「八石山遊歩道開設」(PDF)『広報おぐに』第253号、小国町、1990年5月15日、12頁。 「民俗資料館オープン」(PDF)『広報おぐに』第256号、小国町、1990年8月15日、6-7頁。 「おぐに雪まつり」(PDF)『広報おぐに』第227号、小国町、1988年3月15日、1頁。