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そして僕は途方に暮れる

1984年の大澤誉志幸のシングル ウィキペディアから

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そして僕は途方に暮れる」(そしてぼくはとほうにくれる)は、大沢誉志幸の5枚目のシングル。1984年(昭和59年)9月21日EPIC・ソニーよりリリースされ、大沢誉志幸を代表するヒット曲となった。その後も数多くのアーティストにカバーされている。オリコンチャートの最高順位は週間6位、累計28.2万枚のセールスを記録した[1]

概要 「そして僕は途方に暮れる」, 大沢誉志幸 の シングル ...
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解説

同年発売のアルバム『CONFUSION』からの2番目のシングルカット曲。シングル・バージョンとアルバム・バージョンはアレンジが若干異なる。アルバムの曲目掲載では、「そして僕は途方に暮れる」という、読点が入っているタイトル表記になっている[注釈 1]

大沢によると、元々この曲は「凍てついたラリー」[3]というタイトルで、他の歌手へ提供する目的で作られた曲で[4]、最初は鈴木ヒロミツ[5]、その後、鈴木雅之[注釈 2][4]山下久美子にそれぞれこの曲が一旦、提供された[5][注釈 3][4]。しかしながら、いずれもこの曲を歌う気配が一向に無く、その度に大沢の元へこの曲が戻され、最終的には「CONFUSION」のレコーディングの際、プロデューサーの木崎賢治に「今、空いている曲はないか?」と尋ねられて、この曲を引き出し、銀色夏生の詞と組み合わせて、大沢自身が歌うことになった[4]

プロデューサーの木崎賢治によると、この「そして僕は途方に暮れる」は、先に作った詞にメロディーを付ける、いわゆる詞先で作られた楽曲である。EPICソニーのプロデューサーの小坂洋二から銀色夏生を紹介され、大沢も銀色の独特な詞の世界を気に入ったため、当時、大沢の楽曲のほとんどを作詞するようになっていた銀色が、「そして僕は途方に暮れる」というタイトルで一度、詞を書いたものの、大沢がうまく曲を付けられないまま保留となっていた[注釈 4]。しかし、木崎はこのタイトルをとても気に入っており、ずっと気になっていた詞だったため、アルバム制作中に大沢が曲作りに行き詰まった際、前述の「凍てついたラリー」の最後の部分に、”そして僕は途方に暮れる”というフレーズがピッタリ入ることに木崎が気付いて、この曲に合わせて銀色が詞を書き直し、さらに大沢が大サビのメロディーを書き足して最終形となったという[3]。大沢自身もこの曲について、とても好きな曲だと述べている[4]

1984年(昭和59年)発売のシングルは当時、日清カップヌードルCMソングに起用され、その後、カップヌードルCMソングを集めたアルバム「CUP NOODLE CM SONGS COLLECTION」の3曲目にも収録された。

さらに、2008年(平成20年)にはデビュー25周年を記念して、新たにアコースティック・アレンジでセルフカバーもされ、「そして僕は途方に暮れる(25th ver.)」のシングルが発売された。

そして、2023年には、Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔が主演を務めて、1月13日に公開される映画『そして僕は途方に暮れる』のエンディング曲として『そして僕は途方に暮れる 2023 movie version』が使用された[6]

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収録曲

  1. そして僕は途方に暮れる (4分15秒)
  2. FREE WAYまで泣くのはやめろ  (3分41秒)

演奏者

収録作品

バージョン

「そして僕は途方に暮れる」にはいくつかのバージョンが存在し、各アルバム・シングルに収録されている。

  • シングルバージョン (4分15秒) - 編曲:大村雅朗
    • 『そして僕は途方に暮れる』シングル
    • THE LEGEND
    • 『TraXX -Yoshiyuki Ohsawa Single Collection-』
  • オリジナルバージョン(アルバムバージョン) (4分55秒) - 編曲:大村雅朗
  • Special Mixed Blend ―12 inch バージョン (6分39秒) - 編曲:大村雅朗
  • 1992 "naive" version (4分44秒) - 編曲:大村雅朗
  • 25th ver.(セルフカバー) (4分35秒) - 編曲:URU/ストリングスアレンジ:弦一徹
    • 「そして僕は途方に暮れる(25th ver.)」シングル
    • 『Season's greetings〜春〜』
  • 水月鏡花版セルフカバー (4分18秒) - 編曲:伊藤隆博
    • 『水月鏡花』
  • 2023 movie version (3分30秒) - 編曲:内橋和久
    • 配信のみ[7]
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主なカバー

そして僕は途方に暮れる
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脚注

参考文献

関連項目

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