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よろめき休暇
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『よろめき休暇』(Kiss Them For Me)は1957年のアメリカ合衆国の映画。
ルーサー・デイヴィスの戯曲『私に代って彼らにキスを』とフレデリック・ウェークマンの小説『上陸休暇』に基づいて製作されている[3]。
スタンリー・ドーネン監督の作品で、出演はケーリー・グラントなど。
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ストーリー
第二次世界大戦中のこと。勲章を受けるほど活躍した3人の海軍パイロットが、太平洋戦線からホノルルへ戻って来る。彼らは上手く立ち回り、戦友が操縦するPBYカタリナ飛行艇で往復する形でサンフランシスコへの4日間の休暇を手に入れる。3人はサンフランシスコ到着後、フェアモント・ホテルの豪華なスイートを確保し、諸々の調達に長けたクルーソン中佐が、酒と女性と音楽で部屋を満たす段取りをつける。
お色気ムンムンのブロンド娘アリス・クラッツナーも、クルーソンがナイロンストッキングを大量に隠し持っているという嘘の宣伝で呼び寄せられた女性の1人である。スイートに来た彼女は最初はクルーソンに惹かれるが、やがて既婚者のマッカーン中尉へと関心が向く。マッカーンは故郷マサチューセッツで連邦下院議員の補欠選挙に立候補している最中で、当選すれば直ちに除隊し民間人へと戻ることが出来る。
サンフランシスコで地上勤務のウォレス中尉は、2人にミシシップを加えた計3人のパイロットに、造船王エディ・ターンビルの造船所で士気高揚のためのスピーチをさせようとする。ターンビルが3人について海軍当局に対して良い口添えをしてくれることと、自分が除隊後に待遇の良い仕事を得るためでもある。しかしクルーソンたちは、戦争で肉体的にも精神的にも疲れ切っており、ただただ数日の休息を楽しみたいだけだった。
戦争神経症に苦しみ、戦争の恐ろしさを何度も思い出させられるクルーソンは、気晴らしにターンビルの魅力的な婚約者グウィネス・リヴィングストンへ言い寄る。彼女は最初こそ抵抗するものの、徐々にクルーソンに惹かれ、最終的には婚約指輪をターンビルに投げつけて婚約を解消する。
3人のパイロットに戦線復帰の命令が下るが、マッカーンは補欠選挙に勝利して下院議員となる資格を得て、2人の戦友に前線ではない安全な部署への異動を指示することが出来る立場になる。当選を祝うホテルのスイートでのパーティーで、3人は酔った水兵と会い、その水兵が乗務するはずだった艦が真珠湾で沈んだことを聞かされる。その艦は3人にも馴染みのあるものだった。
複数の旧知の仲間が戦死したのを知ったことから、クルーソンは地上勤務になることに気が引け、グウィネスへの愛を告白した上で、ミシシップと共に戦線へと戻るPBYカタリナ飛行艇に乗り込む。そして、民間人となったはずのマッカーンも背広姿のまま、同じ機に乗り込むのであった。
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キャスト
※DVD収録・正味約68分。
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スタッフ
- 監督:スタンリー・ドーネン
- 製作:ジェリー・ウォルド
- 原作:ルーサー・デイヴィス、フレデリック・ウェイクマン
- 脚本:ジュリアス・エプスタイン
- 撮影:ミルトン・クラスナー
- 音楽:ライオネル・ニューマン
出典
外部リンク
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