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アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜
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『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』(アノニマス けいしちょうゆびさつじんたいさくしつ)は、2021年1月25日から3月15日まで テレビ東京系列「ドラマプレミア10」枠で毎週月曜 22時00分 - 22時54分に放送されたテレビドラマ[1][2]。主演は香取慎吾[1][2]。全8話[3]。
同年3月17日には、西条みつとしによる小説版が発売されるなど複数のメディアで展開された。
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概要
インターネットの誹謗中傷や炎上などを苦に、最悪の場合被害者が自殺してしまうキーボードによる殺人=指殺人が社会問題化していることに対応するため、警視庁内に創設された架空の部署「指殺人対策室」の活躍を描く。
香取のテレビドラマ出演はテレビ東京系列では『あぶない少年III』以来33年ぶり、民放他局では『家族ノカタチ』(TBSテレビ)以来5年ぶりとなる[1][2]。また、香取はジャニーズ事務所退所後、民放地上波で毎週放送される番組[注 1]への出演はこれが初めてとなった。
あらすじ
SNSの匿名利用率7割の匿名大国日本では、自ら命を断つ事件が後を絶たない。その為、キーボードによる殺人=指殺人が社会問題になっている現在、警視庁はこの社会問題に対応するため「指殺人対策室」を創設する。
- 元捜査一課の刑事の万丞渉は、ある事件がきっかけに捜査の第一線から外れた一匹狼で、彼をはじむたクセの強い「指対」メンバーたちと共に顔の見えない犯罪者=アノニマスを見つけ出し、事件を解決していく。
キャスト
要約
視点
指殺人対策室
警視庁生活安全部内に新設された悪質性、事件発生可能性、社会的関心の高いSNSトラブルを捜査する部署。通称「指対(ゆびたい)」
- 万丞渉(ばんじょう わたる)〈42〉
- 演 - 香取慎吾[1][2]
- 本作品の主人公。指殺人対策室に配属となった元捜査一課の刑事。階級は警部。
- 抜群の洞察力を誇り「捜査一課の狼」と呼ばれていたが、2年前に相棒の倉木が重傷を負った「大田区社長刺殺事件」を契機に第一線を外れ、倉木が言い残した「アノニマス」の正体を独自に捜査していた。
- 碓氷咲良(うすい さくら)〈25〉
- 演 - 関水渚[4]
- 本作品のヒロイン。指殺人対策室での万丞の相棒。階級は巡査部長。元交通安全課。
- 3年前、多忙を理由に相談を放置した高校からの友人が目前でトラックに飛び込み自殺する姿を目撃したことから、事件で関わる思い悩む人たちを救うことに熱心に取り組むようになる。
- 菅沼凛々子(すがぬま りりこ)〈39〉
- 演 - MEGUMI[4]
- 情報収集と特定を得意にする指殺人対策室のメンバー。階級は巡査部長。元総務部。
- 四宮純一(しのみや じゅんいち)〈27〉
- 演 - 清水尋也[4]
- 指殺人対策室のデジタル担当。階級は巡査部長。
- 特別捜査官採用でサイバー犯罪対策課に配属予定だったが指対に引き抜かれたエリート。
- 咲良に密かな恋心を抱いており、スピンオフドラマでは万丞を恋のライバルと思い込み奮闘する姿が描かれる[5]。
- 越谷真二郎(こしがや しんじろう)〈58〉
- 演 - 勝村政信[4]
- 指殺人対策室室長。階級は警部。
- 元捜査一課で「大田区社長刺殺事件」を捜査していたが[注 2]、城ヶ崎の圧力に屈し沢登を犯人とする捏造に加担する形となったため、「アノニマス」の名で正義感の強い倉木にホンボシと目星をつけた山室の情報をリークし操ることで逮捕しようとするが、銃撃戦で倉木が負傷してしまう。その責任を取るため警察を辞職しようとするが城ヶ崎から脅され[注 3]、城ヶ崎が指殺人対策室を新設し室長のポストを用意されるとその人事を受け入れる。倉木の意識の回復を待ち真実を告発する機会を伺っており[注 4]、その事実に辿り着いた万丞に「裏K察」へ情報を投稿している「アノニマス」は自分とは別人であることを告げる。
万丞の関係者
- 羽鳥賢三(はとり けんぞう)〈43〉
- 演 - 山本耕史(第1話・第2話・第4話 - 最終話)
- 万丞の元同僚。警視庁捜査一課刑事。階級は警部。
- 2年前「大田区社長刺殺事件」で山室がホンボシと目星をつけていたが、被疑者の沢登の指紋が検出された物証[注 5]が発見され、その後沢登が自殺したことで上層部から山室の捜査にストップをかけられた。
- 倉木セナ(くらき セナ)
- 演 - シム・ウンギョン(特別出演)[6]
- 万丞の捜査一課時代の相棒。帰国子女。
- 2年前「大田区社長刺殺事件」で「アノニマス」[注 6]が真犯人と告発した山室孝介を捜査し、彼との銃撃戦で重傷を負い心神喪失で意思の疎通を図れなくなるが、凶弾に倒れる直前、万丞に「アノニマス」とメッセージを言い残す。
- その後、心神喪失の状態から覚醒するが、警察組織から監視を受けていることを察し、監視の目を欺くため心神喪失を装い、今回は自ら「アノニマス」を名乗りSNS上のサイト「裏K察」へ警察内部の人間しか知り得ない情報をリークし社会悪を制裁することで世論を味方につけ、「大田区社長刺殺事件」で警察組織が沢登を犯人に捏造したことを告発、糾弾し、自分を裏切った警察組織に復讐する。
- 「裏K察」に犯人捏造の黒幕として刑事部長の城ヶ崎の顔写真と実名をアップすることで世間からの彼に対する非難を誘導し、その結果、城ヶ崎を自殺に追い込み復讐を果たしたかのように思われたが、万丞が城ヶ崎の遺族と顔を合わせ対話した結果手に入れた国務大臣で国家公安委員長でもある長谷部が賄賂を受け取っていたことを嗅ぎつけた沢登を犯人に捏造する命令を下した証拠を突きつけられる。正義を暴走させ長谷部から圧力を掛けられた被害者でもあった城ヶ崎を死に追いやったことを万丞から非難され、一時的に「裏K察」への捜査情報のリークの手を緩めるが、再び自分の信じるネットを使った「集合知による正義」を貫く機会が訪れることを伺い、万丞の前から姿を消す。
- 謎の男
- 演 - 田中要次(第3話・第4話)
- 釣り堀で万丞に黒い封筒[注 7]を渡す男。
警視庁刑事部
- 城ヶ崎明文(じょうがさき あきふみ)
- 演 - 高橋克実[7](第5話 - 最終話)
- 刑事部長。指対内部に「裏K察」へ警察の内部情報を投稿する「アノニマス」の内通者がいるのではないかと圧力を掛ける。
- 2年前の「大田区社長刺殺事件」の捜査責任者で沢登を犯人と捏造し捜査を終了させ、真犯人である山室の犯行を隠避していたが、万丞にそのことを突き止められ、けじめをつけるためマスコミとの定例会見で真実を告白することを約束するが、会見に現れず行方をくらませてしまう。その後「裏K察」に「大田区社長刺殺事件」の犯人の捏造を指示した黒幕であると顔写真付きの実名で告発する情報が「アノニマス」を名乗る倉木によりアップされたため、自宅に動画配信者たちが押し掛け、妻や娘が非難されネット上に家族の個人情報が晒されたことから、家族を守るため犯人捏造は自分一人が行ったと詫びる遺書を残し、車中でシアン化カリウムで服毒自殺した状態で発見される。
ゲスト
太字はネットで誹謗中傷をうける被害者。
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
最終話
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スタッフ
- 監督 - 及川拓郎、湯浅弘章、大内隆弘
- 脚本 - 小峯裕之、玉田真也、入江信吾
- OPテーマ - アイナ・ジ・エンド「誰誰誰」(avex trax)[5]
- 主題歌 - 香取慎吾 feat.WONK「Anonymous」(Warner Music Japan)[18]
- 音楽 - 山下宏明、丸橋光太郎
- 警察監修 - 佐々木成三
- アクションコーディネート - 横山誠
- 技術協力 - ビデオフォーカス、サウンドライズ
- 特殊効果 - 日本エフェクトセンター
- チーフプロデューサー - 阿部真士(テレビ東京)
- プロデューサー - 濱谷晃一 北川俊樹 合田知弘(テレビ東京)、稲垣護、佐藤満
- 制作 - テレビ東京、ギークピクチュアズ
- 制作協力 - ギークサイト
- 製作著作 - 『アノニマス』製作委員会
放送日程
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主題歌
当初はHYが主題歌を担当することが内定していたが、所属するユニバーサルミュージックが香取が退所したジャニーズ事務所との関係を鑑み提供を辞退していたことが週刊文春において報道された[28]。また、ユニバーサルはこれを「辞めジャニ案件」と称していたことも報道された[29]。
→詳細は「ジャニーズ事務所 § 関係各所のコメントと事実関係」を参照
その他
関連商品
映像商品
スピンオフドラマ
『アノニマチュ!〜恋の指相撲対策室〜』(アノニマチュ こいのゆびずもうたいさくしつ)のタイトルで、動画配信サービスParaviにて本編の『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』終了後に配信される。清水尋也演じる四宮が主人公[5]。
キャスト(スピンオフドラマ)
- 四宮純一 - 清水尋也
- 碓氷咲良 - 関水渚
- 菅沼凛々子 - MEGUMI
- 越谷真二郎 - 勝村政信
- 万丞渉 - 香取慎吾
ゲスト(スピンオフドラマ)
スタッフ(スピンオフドラマ)
配信日程(スピンオフドラマ)
小説
『小説 アノニマス 警視庁指殺人対策室』(しょうせつ アノニマス けいしちょうゆびさつじんたいさくしつ)は、テレビ東京系列で放送された同名のテレビドラマをノベライズした西条みつとしの小説である。
あらすじ(小説)
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登場人物(小説)
- 万丞渉(ばんじょう わたる)
- 本作品の主人公。指殺人対策室に配属された元捜査一課の刑事。
書誌情報
- 小説 アノニマス 警視庁指殺人対策室(2021年3月17日、光文社、ISBN 978-4-33-491396-0)
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脚注
外部リンク
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