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MEGUMI

日本の女優、グラビアアイドル、歌手 (1981-) ウィキペディアから

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MEGUMI(メグミ、1981年昭和56年〉9月25日[1] – )は、日本タレント女優、映像プロデューサー[1]実業家、元グラビアアイドル、元歌手。本名:山野 仁(やまの めぐみ)[2]

概要 プロフィール, 愛称 ...

岡山県倉敷市出身(出生は島根県松江市[1])。倉敷市立中島幼稚園、倉敷市立中島小学校倉敷市立倉敷第一中学校卒業。私立倉敷翠松高校(在学当時は女子高)中退。

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来歴

要約
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学生時代

松江市で生まれた後、5歳の時に母と共に倉敷市に転居し、運送会社で経理をする母に女手一つで育てられた[1]。幼い頃から、考える前に体が動くというタイプで好奇心旺盛な性格だった[1]。小学生の頃は、そろばん、習字、バトントワリングなどの習い事をしていた[1]。小学校から高校1年まで陸上短距離選手で、岡山県大会にも出場した。中学時代は陸上部に所属。

中学生頃にR&Bのローリン・ヒルの他、ロックの忌野清志郎ジミ・ヘンドリックスなどの曲を聞いて音楽に夢中になった[1]。高校1年生の頃に週3日のバイトを始め、母から大学を出て安定した仕事に就くよう言われていたが、学校にはよく遅刻していた[1]

R&B歌手に憧れて歌を学ぶため母にアメリカに短期留学したいと告げると反対されたため、態度で示そうとバイトを週6日に増やし、学校にも遅刻せずに通うようになった[1]。約3か月後、母からアメリカへの短期留学の許可が下りて30万円を渡され、高校1年生の時に渡米して3か月間滞在[1]。これを含めて高校時代に計4回ニューヨークに短期留学し、滞在中は語学力不足やアメリカの食事に苦労しながらも、教会に通ってゴスペルを習った[1]

グラビアアイドルとして

R&Bやソウルミュージック系歌手を目指して18歳で上京し、バイトしながらヴォーカルオーディションに毎週のように応募するも、書類審査で不合格となる日々が続いた[1]。19歳の時、その様子を見ていたバイト先のオーナーが知り合いのイエローキャブの社長・野田義治に連絡を取ってくれたという[1]。イエローキャブがグラビアアイドルの事務所と聞いて一瞬迷ったが、「19歳で歌手デビューするには遅いかも。チャンスがあるならグラビアでも」と思い直した[1]。面談すると、野田から即採用されて「来週からサイパンに行ってもらうから」と告げられ、グラビアアイドルとしてデビューすることになった[注 1][注 2]。芸名は最初の写真集を撮る際、連れていかれた現場での野田義治の「お前は今日からMEGUMIだ!」の一言で決定。

グラビアを始めてからしばらくは、本人曰く「自分の写真は表情が硬く、いつも顔がむくんでいるように見えた」という[1]。グラビアタレントとして埋もれないために、他の女性タレントの写真集を買い漁って表情やポージングを研究した[1]。意図せず始めたグラビアだが、撮影スタッフなどとロケに行って作品を作り上げる魅力を感じるようになり、好きな仕事になった[1]。ほどなくして写真集を10冊以上を出すほどの人気グラドルとなった[1]

新人時代、バラエティ番組『明石家マンション物語』(1999年~2001年放送)に水着を着て立っているだけの出演をした際、トーク中の明石家さんまから突然「おね~ちゃん、胸大きいな~」と話を振られた[1]。予想外のことでとっさに「うるせ~な」と言ってしまい、内心「やばい、さんまさんに失礼なこと言ってしまった。終わった」と思ったが、さんまから手を叩いて「なんやお前!?(笑)」と面白がられた[1]。新人女性タレントらしからぬこの返しが功を奏し、これを機にバラエティ番組の出演依頼が増えた[1]

「甲高いアイドル声と可愛さを前面に出す」というアイドル路線が一般的であった当時において、グラビア活動主体の新人タレントとしては、体型以外で飛び抜けたセールスポイントはなかった。しかしながら、よく通る声と、「おっさんトーク」とまで揶揄された核心に触れるトークで人気を博した。また、2003年 - 2004年4月頃まで関根勤率いる「関根勤とパロディー集団」として『エンタの神様』にVTR出演。

2004年、所属事務所をイエローキャブからサンズエンタテインメントに移籍。その後は女優業にも進出。

イエローキャブ分裂時には事務所残留を希望したとされるが、野田義治の知人の紹介で入社した関係上、野田に付いて行かざるを得なかったとされている。

2023年に出版した美容エッセイ「キレイはこれでつくれます」(ダイヤモンド社)が、幅広い層から支持され、累計発行部数が60万部を突破するベストセラーとなった[1]。また、2024年5月29日には、自身プロデュースのスキンケアブランド「オレリー」の商品が発売された[1]

歌手として

2003年から2004年の約1年間、歌手として活動した[1]

2003年7月16日坂本九の「見上げてごらん夜の星を」をダンスホールレゲエ調にアレンジし、日本のレゲエラッパーCORN HEADフィーチャリングしたマキシシングルと、同曲を含む5曲入りのミニアルバム『MY NAME IS MEGUMI』を同時リリースし、念願の歌手デビュー[注 3]。しかし、オリコン週間チャートにおいては、最高位130位という結果に終わった[1]

その後も、今度はCORN HEAD側からのオファーでフィーチャリングという形で参加したCORN HEAD名義のシングルでありラッツ&スターめ組のひと」のカバー曲である「め組のひと feat.MEGUMI」、Yellow Girls名義でリリースした「六甲おろし」のカバー「六甲おろし〜Yellow Girls Version〜」の他、2004年までにシングルを3枚、ケツメイシRyojiSILVA、"DOUBLE BLADES"名義のNao'ymtshungo.YANAGIMANといった第一線で活躍するアーティスト音楽プロデューサーコンポーザーリリシストがこぞって参加したフルアルバムLOVE ALL PLAY』を相次いでリリース、歌手活動を継続したが、ヒット曲には恵まれず、オリコンチャート上位などには無縁であった。

結婚後の芸能活動

グラビアやテレビタレントとして順風満帆だった2008年に結婚し、2009年に長男を出産[1]。以後ママタレ枠の仕事が増えたが、「自宅の冷蔵庫の中身を見せて下さい」のような仕事ばかりで、自分がやりたい仕事とのギャップが大きかった[1]。徐々に違和感を感じるようになり、ある時ママタレ枠の仕事を断ったのを境に、気づけばバラエティ番組出演のオファーがほとんど来なくなっていたという[1]

これによりバラエティタレントとしての仕事復帰がなかなかできない状況が続いたある日、白石和彌監督の映画『孤狼の血』(2018年)への出演を依頼された[1]。出演シーンは数分という短いものだったが、主役の役所広司演じる刑事と「取調室で背徳行為におよぶ人妻」という体当たりの役だったことから出演を決めた[1]。役柄の女性の話し方、生活感などを細かく想像しながら現場に向かい、命がけで撮影に臨むと白石から演技を認められ、これが白石作品『ひとよ』への出演に繋がった[1]。同作と『台風家族』での演技が評価され、第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞するなど、俳優として大きく成長した[注 4]

実業家として

2012年に「CALMA.」ブランドで子ども服のセレクトショップを展開[3]。これは上手くいかなかったが[4]、2016年には石川県金沢でパンケーキカフェ「Cafeたもん」をオープン[5][4]。2023年現在も経営している[6]

映像プロデューサーとして

2019年頃からのコロナ禍により映画界では撮影を中断する作品もあり、多くの俳優が休業状態となった[1]。これにより本人は「仕事を待つより自分で作品を作ろう」との考えから、上田誠に脚本・演出を、大東駿介に出演を依頼してドラマ『クラムジー・ジャーニー』をプロデュースすることになった[1]

以後、映像プロデューサーとして映画・テレビドラマ制作にも積極的に取り組んでいる[7][8][9][10]。特に短編映画「LAYERS」(2022年、内山拓也監督)の制作において自身は出演せずプロデュース業に専念し、作品はショートショートフィルムフェスティバル&アジア2022にノミネートされた[11]

2023年に単身でスペインバルセロナへ旅行した際には「スペインで日本人女性が主人公の映画を撮りたい」という願望が湧き、帰国後実現に向けて動き出した[12]。その一環として、まず『アナザースカイ (テレビ番組)』(現在の番組名はGoogle Pixel Presents ANOTHER SKY、日本テレビ制作)へのゲスト出演(訪問地バルセロナ)の企画を自らテレビ局に持ち込んで実現させ、2024年に当地を再訪して映像関係者と交流する姿が放映された[13]

家族

2008年7月7日にDragon Ashのボーカル降谷建志と結婚。所属事務所を通じてマスコミ向けに発信されたFAXにて「赤ちゃんを授かったので、本日入籍しました」と発表した[14]。妊娠のため舞台『悪い冗談のよし子』を急遽降板した(代役は山田まりや)。2009年2月6日に第1子男児を出産した[15]

長男の降谷凪は、2020年1月公開の映画『ラストレター』で俳優デビューした[16]

2023年12月30日に降谷との離婚成立をInstagramで発表した[17][18]

受賞

2019年、映画『台風家族』と『ひとよ』の演技が評価され、第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞する[19]

2024年、第35回日本ジュエリーベストドレッサー賞 40代部門を受賞する[20]。10月、第20回クラリーノ美脚大賞2024 オーバー40ty部門を受賞する[21]。11月、anan AWARD 2024 エンパワメント部門と第53回ベストドレッサー賞 芸能部門とオリコン本ランキング タレント本1位を受賞する[22][23][24]

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人物

名前の由来・ニックネーム

両親は男の子が欲しかったので、名前も「(じん)」と決めていた。今でも母は娘を「ジン」と、友達は「ジンちゃん」と呼んでいるという。本名は「仁」と書いて「めぐみ」と読む。

子供のときのあだ名は、四股名風の「メグの花」だった[25]

趣味・特技

趣味:書道(八段)、乗馬、アイドルの写真集集め(約200冊)、そろばん

特技:料理(水餃子・炒飯)、スポーツ、英会話。 好きな色はピンク。

方言

岡山県育ちのため「おどりゃあ、ちばけな」(お前、ふざけるな)「でーれーうめぇ」(凄く美味い)などの岡山弁を話すこともある。

エピソード

  • 最初の写真集が発売された時、地元へ帰省してみたところ、書店の店頭に「近所のあの子が脱いだ!」という宣伝ポップがあったのがショックだった、というエピソードをトーク番組で紹介した事もある。グラビア活動に関してはかなりの勉強家であり、撮影の際には積極的にアイディアを提供している[注 5]。グラビア活動卒業後は、毒舌バラエティタレントで通っている。
  • 顔が森三中村上知子に似ているとお互いに言われている[26]。また、ピスタチオみたいな顔と言われたこともある[27]
  • 2003年12月テレビ朝日系『徹子の部屋』に出演した際、司会黒柳徹子がMEGUMIの大きな胸を触って、エンディングを迎えると言う前代未聞の演出があった[28]2008年及び2011年に同番組に再出演した際にもその話題が触れられた)。
  • 2005年7月18日、ドラマの撮影でロケ地に向かう途中、マネージャーの運転する車の後部座席で横になっていたところ、後続のバス2台とトラックに追突されるという交通事故に遭い、恥骨のみ骨折と診断され、2週間ほど入院。入院中は医者が回診に来ては恥骨の辺りを触るが、来ないと寂しかったという。退院後は静養し、8月下旬仕事に復帰した[注 6]。後に、フジテレビ系『森田一義アワー 笑っていいとも!』で「恥骨骨折をした」と語る。
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出演

テレビ番組

過去のレギュラー出演

配信番組

テレビドラマ

配信ドラマ

映画

舞台

声の出演

アニメ

吹き替え

ナレーション

  • 「NHK地域局発」 ラウンドちゅうごく「人々のために、人々とともに~岡山 大原美術館~」(NHK総合

ラジオ

CM

連載

  • PIVIm特集・連載(2025年、PIVIm[89]
    • SATOKOがPIVImなソウル旅をきっちりコーディネート! やっぱり楽しい!アガる韓国、YOU&MEGUMIとご案内します
    • SATOKO Presents YOU&MEGUMIがリアルに楽しむ PIVImなソウル旅 (Vol.1・2)

その他

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ディスコグラフィ

本人名義

  • 1stシングル「見上げてごらん夜の星を feat.CORN HEAD」[2003.07.16/PICL-0038]週間130位(オリコン
  • Miniアルバム『MY NAME IS MEGUMI』[2003.07.16/PICL-1278]週間90位(オリコン)
  • 2ndシングル「No Limit」[2003.12.12/GNCL-0001]圏外(オリコン)
  • 3rdシングル「好きなのに」[2004.07.14/GNCL-0003]週間119位(オリコン)
  • 1stフルアルバム『LOVE ALL PLAY』[2004.08.25/GNCL-1014]週間234位(オリコン)

参加CD

  • CORN HEAD 3rdシングル「め組のひと feat.MEGUMI」[2003.07.23/UPCH-5198]
  • Yellow Girls「六甲おろし〜Yellow Girls Version〜」[2003.08.27/COCA-50763]

ビデオ・DVD

  • Swing Beat [DVD:LCDV-20034/VIDEO:LCVR-10034]
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書籍

写真集

著書

脚注

参考文献

外部リンク

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