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サンポット

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サンポット
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サンポット株式会社: Sunpot Co., Ltd.)は、かつて岩手県花巻市に本社を置き、暖房器具などの製造販売を行っていた電機メーカーである。

概要 種類, 市場情報 ...
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学校の教室に設置されたサンポット製FF式石油ファンヒーター本体(左)および灯油タンク(右)
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概要

同社はもともと東京瓦斯トーメン(現・豊田通商)が共同出資して設立した、関東ガス器具(ガスター)の石油ストーブ部門がルーツとなっている。設立当初からポット燃焼(石油に点火した後に空気を混ぜて燃焼させ、排気ガスを煙突で屋外に排気する)方式の石油暖房器具を専門としており、寒冷地域である北海道、および青森岩手秋田各県での販売シェアが高い。学校の教室や、公共施設などの大きめの部屋向けの、業務用のFF暖房機などを中心に製造している。

三洋電機の石油暖房機撤退後は家庭用クラスでは唯一のロータリー式ファンヒーターの生産メーカーとなった。2018-2019シーズンは同業者であるトヨトミより同社のポット式燃焼バーナー(レーザーバーナー)の特許ライセンスの貸与を受け、「ハイブリッドバーナー」の自社名称で製造した。

ロータリー式は一旦全てカタログ落ちしたが、2019-2020シーズンからは気化器の駆動系を一新した「リニアロータリーバーナー」搭載の製品を投入予定。

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沿革

  • 1965年昭和40年)4月 - 東京都新宿区にガスター販売株式会社(資本金2,500万円)を設立。
  • 1967年(昭和42年)3月 - 製造部門を分離独立して、埼玉県川越市に株式会社サンポット(資本金2,500万円)を設立。
  • 1968年(昭和43年)7月 - 東京都品川区に本社移転。
  • 1969年(昭和44年)1月 - 株式会社サンポットとガスター販売株式会社が合併した後、現社名に改称。
  • 1975年(昭和50年)9月 - 埼玉県川越市に本社移転。
  • 2000年平成12年)12月 - ジャスダック市場に上場。
  • 2003年(平成15年)6月 - 東京証券取引所第二部(現在のスタンダード)に上場。
  • 2006年(平成18年)3月 - 岩手県花巻市に本社移転。
  • 2007年(平成19年)
    • 株式公開買い付け(TOB)により、長府製作所の子会社となる[1]。後に株式交換によって長府製作所の完全子会社となり、上場廃止。
    • サンデンからFF方式温風石油暖房機「ゼータス」シリーズの製造撤退に伴い、技術・商標を譲り受ける(ただし、すでに設置した分については引き続きサンデンが保守・修理を担当)。
    • 日本ガス協会北海道ガスなどの道内都市ガス事業者と仙台市ガス局と共同でFF方式ガスふく射暖房機カベックガス版を新発売し、販売を開始した。
  • 2022年(令和4年)4月 - 長府製作所と合併。以降は長府製作所のブランドとして存続[2]
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脚注

外部リンク

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