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ジャスティンミラノ
日本の競走馬 ウィキペディアから
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ジャスティンミラノ(欧字名:Justin Milano、2021年4月9日 - )は、日本の競走馬・種牡馬[1]。主な勝ち鞍は2024年の皐月賞、共同通信杯。
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戦績
要約
視点
2歳(2023年)
2023年9月22日、栗東トレーニングセンターにてゲート試験を行い、合格する[5]。10月17日、ノーザンファームしがらきから友道康夫厩舎に帰厩した[6]。11月18日、東京競馬場第5レースの2歳新馬戦(芝2000m)で、鞍上トム・マーカンドにてデビュー。前団に付けてレースを進め、直線で後続を突き放し、新馬勝ちを収めた[7][8]。調教師の友道はこの勝利でJRA通算700勝を達成した[9]。
- 新馬戦出走時
3歳(2024年)
共同通信杯
3歳シーズンは初の重賞挑戦となる共同通信杯(GIII)より始動。道中ではスローペースとなり、ジャンタルマンタルやエコロヴァルツ、ミスタージーティーなど有力馬の折り合いがつかない中、冷静に前方から2番手を追走。直線では鞍上の鞭に反応し加速。前方を走るパワーホールを交わし、重賞初制覇を飾った[10]。2月28日、陣営はイギリスダービーへの登録を発表したが[11]、出走は行わなかった。
皐月賞
次走には4月14日の皐月賞を選択[12]。競走の前週に調教パートナーであった藤岡康太が落馬事故により急死する中で出走を迎えた[13]。レースでは好スタートを切ると、馬群の中団を追走。最後の直線に入ると、先頭を走るジャンタルマンタルを差し切り、外をついて追ってきたコスモキュランダの追撃も抑えて勝ち時計1分57秒1のレコードタイムで勝利。GI初勝利を挙げた[14]。騎乗した戸崎圭太は「2週前、1週前と康太が攻め馬をつけてくれた馬。競馬場で馬の状態について事細かく教えてもらっていました。(勝利は)康太が後押ししてくれたとつくづく思います」と話し[15]、友道も涙ながらに「この勝利は彼のおかげです」と[16]、それぞれ藤岡への想いを語った。また、この勝利によってキズナ産駒は八大競走・クラシック競走初制覇を達成した[17]。
- 皐月賞入線直後
- 皐月賞口取り式
東京優駿
→詳細は「第91回東京優駿」を参照
次走は優先出走権を獲得した東京優駿(日本ダービー)を選択[18]。単勝オッズは2.2倍の1番人気と、無敗の2冠への期待がかけられていた。レースではエコロヴァルツが先頭で引っ張る中、序盤から前目に付け追走。中盤は後方から上がってきたサンライズアースやコスモキュランダ等に包まれ馬群の中へ。最終直線に入ると馬群を抜け、先に抜け出したダノンデサイルを追ったものの交わせず2着となり[19]、無敗での2冠達成とはならなかった[20]。7月9日、菊花賞には向かわず、古馬との初対決となる天皇賞(秋)への直行を発表した[21]。
- 東京優駿パドック
故障、そして電撃引退
夏はノーザンファームしがらきへ放牧[22]。休養の後に帰厩し、9月15日から古馬との初対決となる天皇賞(秋)に向けて順調に調整を進めていた。しかし、10月11日に右前浅屈腱炎を発症している事が判明し、今後9か月以上の休養を要する見込みとJRAにより発表された。これにより北海道で再び放牧に出され、療養することとなっていたが[23]、11月14日、管理する友道より現役引退が発表された。友道は「競走成績は4戦3勝と立派なものですし、ダービーもいい競馬をしてくれた」「特に皐月賞で、あの位置から長くいい脚を使って差し切ったというのは、本当に心肺機能が高い馬だからこそ。精神的にも落ち着いた馬でした」「これからだと思っていたので残念ですが、フレッシュなうちに種馬になったので、その長所を子どもたちに伝えていってくれればと思います」とコメントした[24]。翌15日付でJRAの競走馬登録が抹消され、引退後は北海道沙流郡日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬として供用が決まった[25]。
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競走成績
以下の内容は、netkeiba.com[26]およびJBISサーチ[27]の情報に基づく。
- タイム欄のRはレコード勝ちを示す
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血統表
ジャスティンミラノの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系(ヘイロー系) |
[§ 2] | ||
父 キズナ 2010 青鹿毛 |
父の父 ディープインパクト2002 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
*ウインドインハーヘア | Alzao | |||
Burghclere | ||||
父の母 *キャットクイルCatequil 1990 鹿毛 |
Storm Cat | Storm Bird | ||
Terlingua | ||||
Pacific Princess | Damascus | |||
Fiji | ||||
母 *マーゴットディド Margot Did 2008 鹿毛 |
Exceed And Excel 2000 鹿毛 |
*デインヒル | Danzig | |
Razyana | ||||
Patrona | Lomond | |||
Gladiolus | ||||
母の母 Special Dancer1997 鹿毛 |
Shareef Dancer | Northern Dancer | ||
Sweet Alliance | ||||
Caraniya | Darshaan | |||
Callianire | ||||
母系(F-No.) | マーゴットディド(IRE)系(FN:13-c) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5×5・5・4 | [§ 4] | ||
出典 |
- 母のマーゴットディドは2011年のナンソープステークスの勝ち馬[30]。
- 半姉のMission Impassible(2015年生 父ガリレオ)は2018年仏G2サンドリンガム賞の勝ち馬。
- 半姉のMagic Attitude(2017年生 父ガリレオ)は2020年米G1ベルモントオークスの勝ち馬。
- そのほかの近親はフリゼット#トゥールジマ牝系を参照。
脚注
関連項目
外部リンク
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