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トズリ文字 (Unicodeのブロック)
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トズリ文字(トズリもじ、英語: Todhri)は、Unicodeのブロックの一つ。
解説
18世紀から19世紀ごろにかけて、かつてアルバニア中部のエルバサン地方においてアルバニア語を表記するためにセオドル・ハジフィリピ(Theodor Haxhifilipi)によって考案されたトズリ文字を収録している。この文字体系名はハジフィリピの愛称であったDhaskal Todhri(トズリ先生)に由来している[1]。
なお、アルバニア語を記すための独自の文字体系としては、他にエルバサン文字やビタクチェ文字がUnicode上に符号化されている。
トズリ文字はギリシャ文字及びラテン文字の筆記体から派生した文字体系であり[1]、音素文字のうち子音と母音とに独立した文字が割り当てられているアルファベットに分類される。ラテン文字などと同様に左から右への横書き(左横書き)であり、単語毎に分かち書きをする。
トズリ文字は強勢の位置や母音が帯気音かどうか、母音の長短などを表すために母音字はダイアクリティカルマークと結合して書かれることがある。トズリ文字と共に使われるダイアクリティカルマークには以下のものが存在する。
U+0301 ́ COMBINING ACUTE ACCENT……強勢の位置を表す。U+0304 ̄ COMBINING MACRON……母音を長母音として発音することを表す。U+035E ͞ COMBINING DOUBLE MACRON……二重母音など複数の文字で書かれる母音を長母音として発音することを表す。U+0311 ̑ COMBINING INVERTED BREVE……母音を帯気音として、すなわち頭子音[h-]を伴って発音することを表す。気息記号。ギリシャ文字におけるU+0313 ̓ COMBINING COMMA ABOVEに対応する。
符号位置の順序はおおむね伝統的なトズリ文字の順序に従っている。
Unicodeのバージョン16.0において初めて追加された。
なお、Unicodeのブロックとしては珍しく、バージョン17.0現在小分類が一つも設けられていない[2]。
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収録文字
要約
視点
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文字コード
| トズリ文字(Todhri)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
| 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
| U+105Cx | | | | | | | | | | | | | | | | |
| U+105Dx | | | | | | | | | | | | | | | | |
| U+105Ex | | | | | | | | | | | | | | | | |
| U+105Fx | | | | | ||||||||||||
注釈
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履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
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出典
関連項目
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