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ハレンチ学園 (テレビドラマ)

1970年に東京12チャンネルで放送された日本のテレビドラマ ウィキペディアから

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ハレンチ学園(はれんちがくえん)は1970年10月1日から1971年4月1日まで、東京12チャンネル(現在のテレビ東京)で放送されていた学園ドラマである。毎週木曜 19:30 - 20:00まで30分間放送していた。全27回。明治製菓(現:明治)の一社提供[1]

概要 ハレンチ学園, ジャンル ...
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概要

原作は永井豪作の漫画『ハレンチ学園』である。ヒゲゴジラ、マルゴシらスケベな先生たちと、「十兵衛」ら生徒たちによるドタバタで性的な騒動を繰り広げる。

映画・テレビ版とも主人公「十兵衛」を演じた児島美ゆきは一躍人気者となり、彼女はこれと次番組『ワンパク番外地』の主演を経て、当時の人気バラエティ番組『TVジョッキー』(日本テレビ放送網)の初代アシスタントを皮切りに、女優・タレントとして数々のテレビ番組に出演するようになった。また出演者では教育評論家として名を馳せ、原作のジャンプ・コミックスの解説も書いていた阿部進(カバゴン)による毎回の次回予告も売りであった。阿部が次回の内容を視聴者に友達口調で語りかけ、「我らがハレンチ学園、オー!」と声を上げるスタイルは、反体制のポーズがある種ファッションであった当時の世相を反映したものとなっている。

原作がPTAからクレームがついた漫画のため、「低俗番組」とクレームがつけられていたが、最高視聴率は28.4%(1970年10月8日放送)[2]を記録している。これはテレビ東京歴代ドラマ番組最高視聴率であると同時に1993年のドーハの悲劇の中継の視聴率(48.1%)が塗り替えるまで、同局の歴代の最高視聴率でもあった。その人気から当初関東ローカルでスタートした番組も回を重ねるうちにネット局が増えていった。

なお、オープニング・エンディングはクレジットによると、ダイナミックプロ作画(担当者不明)によるアニメーション。連載時の永井豪のイラストやコマ絵を元に起こされた名場面集で、事実上初めて永井豪の絵がアニメ化された作品でもある。

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構成

  • タイトルはアニメーションで左卜全によるナレーションが入る。
  • OPとEDは、同じアニメーションと同じ主題歌が使われる。OPにはキャスト、EDにはスタッフがクレジットされる。
  • 本編の冒頭では、サブタイトルの後に、児童憲章の掲示板が映し出され「前文の3項目」が生徒たちによって読み上げられる。
  • アイキャッチもアニメーションが使われる。
  • 次回予告は、阿部進(書斎などにいる)が、視聴者に向かって、今回の話の感想と次回のあらすじを述べる(次回の映像は使われない)。ラストは万歳で締める。

キャスト

レギュラー

ゲスト

放送リスト

さらに見る 放送日, 話数 ...

第14回「新春ドバドバ大会」は、1970年12月31日に年末特番『なつかしの歌声』(19:00 - 21:54)が編成されたため、翌1971年1月1日金曜日)の18:30 - 19:00に差し替え放送、そしてその内容も特別企画(恐らくバラエティ)であるため、後年の再放送(地上波やCS放送)では「欠番」とされ放送されない。

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スタッフ・主題歌

スタッフ
  • 原作:永井豪
  • 企画・アニメーション:ダイナミックプロ
  • 監修:阿部進
  • プロデューサー:丹野雄二(ピロ企画)・前田兼利(日活)・近藤伯雄(東京12チャンネル) 
  • 音楽:山本直純
  • 撮影:有吉英敏
  • 照明:窪田彰
  • 録音:高橋三郎、川田保
  • 編集:岡田三知夫
  • 美術:川原資三
  • 助監督:横井洋
  • 色彩計測:喜田敏文
  • 記録:藤井美智江、麦谷静代、鶴岡資子、黒丸ヨシ子
  • 選曲:山川繁
  • 効果:市川利幸、帆刈幸雄、石田勝美
  • 制作担当:青木勝彦
  • 高津映画装飾、第一衣裳、山田かつら店、山王スタジオ、多摩美術センター、東洋現像所
  • 協力:富士観船原ホテル(8話)
  • 制作:東京12チャンネル、ピロ企画(現=ダックスインターナショナル)、日活
主題歌
  • 「ハレンチ学園ソング」(作詞:永井豪)
  • 「男十五はハレンチ仁義」(作詞:阿久悠
2曲ともに、作曲:山本直純、歌:河崎いち子とヤング・フレッシュ
番組では、OP・EDとも「ハレンチ学園ソング」が使われる(映像も同じ)
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放送局

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メディア

  • ハレンチ学園 DVD-BOX大作戦(実写版)(7枚組)(2003年3月21日、発売:ハピネット・ピクチャーズ/販売:テレビ東京メディアネット BIBJ-9063)
  • 昭和の名作ライブラリー第32集 ハレンチ学園 コレクターズDVD <デジタルリマスター版>(3枚組) (2018年6月29日、発売:株式会社ベストフィールド)

その他

  • ロケには世田谷区成城の科学技術学園が使われた。同学園を運営する日本科学技術振興財団は東京12チャンネルの設立に関わっていた(詳しくは東京12チャンネルの歴史の項を参照)。
  • 主演の児島美ゆきは、本編のパンチラシーンなどで見える白い下着のパンツは、自前であったと話している。「衣装(係)さんは用意してくれないし、自分はまだ子供だったから頼むことも出来なかった」とのことだったという[9]

脚注

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