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ペネロペ・クルス
スペインの女優 (1974-) ウィキペディアから
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ペネロペ・クルス[1]、本名ペネロペ・クルス・サンチェス(Penélope Cruz、Penélope Cruz Sánchez スペイン語: [peˈnelope kɾuθ ˈsantʃeθ], 1974年4月28日 - )は、スペインの女優。夫は俳優のハビエル・バルデム。身長162cm。「ペネロペ」の英語圏での発音は「ペネロピー」となる。
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生い立ち
マドリード県アルコベンダスにて生まれる。父エドゥアルド・クルスは商人、母エンカルナ・サンチェスは美容師[2][3]。妹は元ダンサー現女優のモニカ・クルス、弟は歌手のエドゥアルド・クルス・ジュニア[4]。 高校を中退し、国立芸術院で9年間[5]、ニューヨークで4年間クラシックバレエやスペイン舞踊を学ぶ[6][7]。 15歳の時に約300人の中からタレント・エージェンシーのオーディションで選ばれる[5]。
キャリア
1991年にフランスのテレビシリーズに出演後、1992年にスペイン映画『ハモンハモン』で映画デビュー。
1998年公開の『美しき虜』でゴヤ賞主演女優賞を受賞。同年公開のペドロ・アルモドバル監督の『オール・アバウト・マイ・マザー』で国際的に知られるようになる。その後、ハリウッドに招かれ、アメリカ映画にも出演するようになるが、典型的なラテン系の役ばかりで良い評価は得られなかった。
2006年公開のスペイン映画『ボルベール〈帰郷〉』でカンヌ国際映画祭女優賞、ヨーロッパ映画賞最優秀女優賞などを受賞。また、スペイン人女優として初めてアカデミー主演女優賞にもノミネートされた。
2007年には弟エドゥアルドのシングル「Cosas que contar」のミュージックビデオに妹のモニカやミア・マエストロと共に出演。同年10月、出演しているロレアルのマスカラのCMでイギリスの広告基準局ASAから監査が入った。同CMでは「まつげを60%長くする」と宣伝しているが、CM撮影ではペネロペが付けまつげをしていることから、誤解を招くと指摘された[8]。
2008年公開のウディ・アレン監督の『それでも恋するバルセロナ』でアカデミー助演女優賞を受賞した。これはラテン系女優として二人目、スペイン人俳優として二人目、スペイン人女優として初めての受賞者となった。また、英国アカデミー賞 助演女優賞、ゴヤ賞助演女優賞なども受賞。翌年にはロブ・マーシャル監督のミュージカル映画『NINE』で2年連続のアカデミー助演女優賞ノミネートを獲得。
2010年代に入っても幅広いジャンルで活動を続け、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011年)や『オリエント急行殺人事件』(2017年)といったハリウッドの超大作から『誰もがそれを知っている』(2018年)や『ペイン・アンド・グローリー』(2019年)といった祖国の文芸作品まで幅広く出演。
2021年にはペドロ・アルモドバル監督の『パラレル・マザーズ』でヴェネツィア国際映画祭 女優賞を受賞し、アカデミー主演女優賞に再びノミネートされる。同年には夫のハビエル・バルデムも『愛すべき夫妻の秘密』で主演男優賞にノミネートされており、夫婦揃ってのノミネートとなった。
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私生活
スペイン語、英語の他にイタリア語、フランス語が堪能で、イタリア映画『赤いアモーレ』やフランス映画『花咲ける騎士道』にも出演。
2000年、『すべての美しい馬』を撮影終了後、ベジタリアンに転向。 インドの少女たちを救うサベラ基金を支援し、他の著名人とともに、カルカッタのホームレスや結核の少女たちに学校や家、クリニックを建設した[9]。
過去に俳優のマット・デイモンやトム・クルーズ[10][11]、ニコラス・ケイジ、マシュー・マコノヒー[12]などとの交際歴がある。
2010年7月、度々共演し、旧知の仲であったスペイン人俳優のハビエル・バルデムと結婚[13][14]。同年9月半ば、妊娠4か月半であることを代理人を通して発表した。2011年1月21日、ロサンゼルスの病院にて第一子となる男の子(レオナルド)を出産した[13]。2013年2月には、第二子を妊娠していることが分かり[15]、2013年7月22日に女の子(ルナ)を出産した[16]。
主な出演作品
要約
視点
映画
テレビシリーズ
CM
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主な受賞
- アカデミー賞
- 2008年度 助演女優賞 『それでも恋するバルセロナ』
- ゴヤ賞
- 1998年度 主演女優賞 『美しき虜』
- 2006年度 主演女優賞 『ボルベール〈帰郷〉』
- 2008年度 助演女優賞 『それでも恋するバルセロナ』
- 英国アカデミー賞
- 2008年度 助演女優賞 『それでも恋するバルセロナ』
- ヨーロッパ映画賞
- 2004年度 観客賞(女優賞) 『赤いアモーレ』
- 2006年度 女優賞 『ボルベール〈帰郷〉』
- カンヌ国際映画祭
- 2006年度 女優賞 『ボルベール〈帰郷〉』
- 英国エンパイア映画賞
- 2006年度 女優賞 『ボルベール〈帰郷〉』
- ハリウッド映画祭
- 2006年度 女優賞
- ロサンゼルス映画批評家協会賞
- 2008年度 助演女優賞 『それでも恋するバルセロナ』
- ニューヨーク映画批評家協会賞
- 2008年度 助演女優賞 『それでも恋するバルセロナ』
- ドノスティア賞
- 2019年
関連書籍
- 『オールアバウト ペネロペ・クルス』(ブランドン・ハースト著、奥 めぐみ 訳、ACクリエイト 2010年3月)
脚注
外部リンク
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