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ヤン坊ニン坊トン坊
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『ヤン坊ニン坊トン坊』(やんぼうにんぼうとんぼう)は、NHKラジオ第1で1954年4月11日から1957年3月31日まで放送されていたラジオドラマ。また、その主題歌。
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概要
日本のラジオドラマ史上初めて大人の女性が子供の声を演じた番組。また、黒柳徹子の初の主演番組でもある。
黒柳の著書『トットチャンネル』で当時の収録や反響の様子が詳しく語られている。中にはラジオで聞く「ヤン坊〜」の声を子供の声と信じた年配から「あの子供達のような純粋な演技をしなさい」と説教を賜ることもあったという。
音声はごくわずかだが現存しており、NHKアーカイブスや各地のNHK放送局に設置された「番組公開ライブラリー」で、1957年3月31日放送の最終回『アフリカの巻完結大会』を聴くことができる。NHK教育テレビジョンの飯沢匡に関する番組(ゲスト:黒柳)で黒柳が担当した末っ子のトン坊の部分が紹介された。
キャスト
ほか
スタッフ
- 原案 - ウォルター・デ・ラ・メア『サル王子の冒険』(1952年、岩波文庫より発行。翻訳は飯沢匡)
- 脚本 - 飯沢匡
テレビアニメ
要約
視点
『ヤンボウ ニンボウ トンボウ』のタイトルで、1995年4月5日から1996年1月24日までNHK-BS2の衛星アニメ劇場で放送されていたが、のちに地上波でも放送された。
あらすじ
白猿の仲良し3兄弟ヤンボウ・ニンボウ・トンボウは、自分たちの両親に会うため、虎の国(中国)から西の国(インド)への長い冒険の旅に出ることに。
登場人物
- ヤンボウ
- 声 - 福島おりね
- 本作の主人公で白猿3兄弟の長男。責任感が強く勇気がある。一人称は「俺」。
- ニンボウ
- 声 - 伊倉一恵
- 白猿3兄弟の次男。食いしん坊で力持ち。「…だもんね」が口癖。一人称は「オイラ」。
- トンボウ
- 声 - かないみか
- 白猿3兄弟の三男。純粋で心優しい。一人称は「僕」。
- キツネ男
- 声 - 千葉繁
- ずる賢く、人を騙すなどヤンボウたちの旅の邪魔をするキツネ。3兄弟からは「ウソつきキツネ」と呼ばれている。セールスマンを自称し、携帯するトランクには様々な物が入っている。虎の隊長と手を組むこともある。
- リル
- 声 - 潘恵子
- ツバメ。三兄弟の旅を時折見守る。
- フクロウおじさん
- 声 - 大木民夫
- 第6話から登場。冷静な性格。ヤンボウに「フクロウのおっさん」と呼ばれたこともある。
- トマト
- 声 - 西村ちなみ
- カラスの女の子。第5話から登場。なぜか赤いものに憧れて、自身の名前をトマトにした。饒舌で口うるさい。
- 虎の隊長
- 声 - 玄田哲章
- 元虎の国の警備隊長。虎城が火事になった混乱の中で、捕らえていた白猿たちに逃げられてしまい、その責任を問われて警備隊長を解雇された。逃げ出した白猿たちを探し続けるうちに落ちぶれて盗賊になってしまったらしい。ヤンボウたちを捕らえて再び警備隊長に復職しようと目論んでいる。盗賊としては全く上手くいかないらしく、着る物やその日食べる物すらろくにない貧乏暮らしである。「腹はペコペコ、服はボロボロ、靴の底は穴だらけ…」が口癖。ヤンボウたちを捕まえようとするが返討ちに遭い、次第にみすぼらしい姿となり、最後はツギハギだらけのボロ布で体を覆うだけとなる。キツネ男と手を組んでヤンボウたち3兄弟をしつこく付け狙う。
- キン肉虎
- 声 - 梁田清之
- 森に住む筋骨隆々の虎。短気な性格だが、意外と善良。
- バビ
- 声 - 高田由美
- 小鹿。旅の途中で通ったキン肉虎の住む森で出会う。
- バビのお父さん
- 声 - 中原茂
- エリフ
- 声 - 江原正士
- 名高い「砂漠のパトロール」のライオン。戦いでは鞭を使う。
- ヤンボウたちのお父さん
- 声 - 宇垣秀成
- ヤンボウたちより先に西の国へ出発してお母さんと再会し、息子たちがやってくるのを待っている。
- ヤンボウたちのお母さん
- 声 - 潘恵子
その他の登場人物
スタッフ
主題歌
- オープニングテーマ
『今日は昨日の明日』 (作詞 - CHIAKI / 作曲 - うぐいす / 編曲 - 松浦晃久 / 歌 - 工藤亜紀)
- エンディングテーマ
『たからもの』 (作詞 - CHIAKI / 作曲 - 松浦晃久 / 編曲 - 朝本浩文 / 歌 - 工藤亜紀)
各話リスト
VHS
CD
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関連文献
- 飯沢匡 著、土方重巳 絵『ヤンボウ・ニンボウ・トンボウ 1』宝文館、1955年7月15日。NDLJP:1624668。
- 飯沢匡 著、土方重巳 絵『ヤンボウ・ニンボウ・トンボウ 2』宝文館、1955年11月1日。NDLJP:1624669。
- 飯沢匡 著、土方重巳 絵『ヤンボウ・ニンボウ・トンボウ 3』宝文館、1956年3月20日。NDLJP:1624670。
- 飯沢匡 著、土方重巳 絵『ヤンボウ・ニンボウ・トンボウ 4』宝文館、1956年8月15日。NDLJP:1624671。
- 飯沢匡 著、土方重巳 絵『ヤンボウ・ニンボウ・トンボウ 5』宝文館、1956年11月15日。NDLJP:1624672。
関連項目
- チロリン村とくるみの木 (本作と同じ3人が主演を務めた)
- トットちゃん! (黒柳徹子の半生を描く連続テレビドラマ。一部の回で本作にまつわるエピソードもある)
外部リンク
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