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ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード〜

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ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード〜』(Rasmus Faber presents Platina Jazz 〜Anime Standards〜)は、ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ演奏によるアニメソングジャズカバーアルバム2009年以降、ビクターエンタテインメントより6作 (Vol.1 - 6) が発売されている。

概要 『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード〜』, ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ の カバー・アルバム ...
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概要

「アニメソング(またはアニメサントラ)のジャズカバー」というコンセプトはビクター側が企画したもので、『妖怪人間ベム』や『ルパン三世』といった1960年代から1970年代のアニメ作品にジャズが関係していた、という点から始まっている[1]。制作に関しては、スウェーデン出身の気鋭ハウスプロデューサー、ラスマス・フェイバーにプロデュースを依頼した。ジャズピアニスト出身のラスマスは、幼い頃から日本のアニメ音楽にも親しんでおり[2]、本盤の趣向にふさわしい音楽家であった。ラスマスは「どちらのファンにも楽しめる、オリジナルに忠実で、全曲リアルでタイムレスなジャズにしようと試みたんだよ[2]」と語っている。

選曲については「日本独特の旋律の素晴らしさを最大限に引き出す」ことをテーマに、100曲以上の候補曲の中から厳選した[3]。対象は新旧問わず、聴きなじみのある名曲から通好みなナンバーまで幅広い。

演奏メンバーにはスウェーデン国内の実力派ジャズ・ミュージシャンが集まった。ラスマスが「ビル・エヴァンスの再来」と評価するマーティン・パーソン(ピアノ)と、マーティン・ホーパー(ベース)、オーラ・ボッゼン(ドラムス)から成るピアノトリオを中心として、ブラスセクションやストリングスセクションを加え、ラスマスの父親であるバリトン・サックス奏者グンナール・ベリィステーンも参加した。収録はかつてABBAが使用したことでも知られるストックホルムのアトランティス・スタジオで行った。

また、ボーカルトラックでは、ラスマスのヒットシングル"Ever After"や"Are You Ready"で共演したエミリー・マクイーワンをフィーチャーしている。『はじめてのチュウ』を歌うニクラス・ガブリエソンの本業はドラマーだが、フランク・シナトラのカバーバンドをリードしている美声の持ち主である[4]

アルバムジャケットのアートワークは『OVERMANキングゲイナー』や『交響詩篇エウレカセブン』のキャラクターデザイナーである吉田健一が手掛けている。

2014年11月19日には、演奏曲の中から人気のある13曲をセレクトした『プラチナ・ジャズ - アニメ・ヒット・セッションズ』(VICP-65273)が発売された。

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反響

Vol.1発売にあわせてスウェーデンのジャズクラブで行ったリリース記念ライブの模様をラスマスがYouTubeで公開したところ、ニコニコ動画に転載された「星間飛行」の動画がネット上で話題となり、再生回数が約25万回を数え、動画ランキングにおいて総合1位を記録するという出来事が起こった[5][6]。その後、再生回数は118万回を超えている(2013年1月末時点[7])。

1作目のタイトルに「Vol.1」と付けたのは、ヨーロッパのジャズ界では験担ぎの意味があったためで[4]、当初は単発企画の予定だったが、1作目のヒットによりシリーズ化され、後述の来日公演も実現した。Vol.1、Vol.2の2作はiTunesアニメチャート1位、Amazonジャズチャート1位を獲得[8][9]。Vol.3はBillboard JAPANのジャズアルバムチャートで週間1位を3回獲得した。

ジャズ専門誌『スイングジャーナル』からアニメ専門誌『ニュータイプ』まで様々なメディアで評価され[8]、原曲を手掛けた音楽家やアニメ製作者からも支持された[10]

2010年には同様のアニメソングカバー企画として、フランスのボサノヴァ歌手クレモンティーヌが『アニメンティーヌ 〜ボッサ・ドゥ・アニメ〜』、スウェーデンのポップシンガーメイヤが『アニメイヤ〜ジブリ・ソングス』をリリースしている(両作ともソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)。

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収録曲

要約
視点

Vol.1(2009年)

『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード Vol.1〜』(2009年11月25日発売、VICP-64778)

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Vol.2(2010年)

『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード Vol.2〜』(2010年11月17日発売、VICP-64900)。CD EXTRAの特典映像として「星間飛行」のストックホルムライブ映像を収録。

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Vol.3(2012年)

『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード Vol.3〜』(2012年2月8日発売、VICP-65036)

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Vol.4(2013年)

『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード Vol.4〜』(2013年6月19日発売、VICP-65155)

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Vol.5(2015年)

『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード Vol.5〜』(2015年11月4日発売、VICP-65337)

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Vol.6(2019年)

『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード Vol.6〜』(2019年10月23日発売、VICP-65552)

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ライブ/DVD

Vol.2発売後の2011年1月にプラチナ・ジャズ11名のメンバーが来日し、ビルボードライブ東京(11日)と大阪(13日)の2会場で公演を行った[9]。アルバム2作の収録曲のほかに「GO! GO! MANIAC」(『けいおん!!』前期OPテーマ)を演奏した[11]

同年7月6日には東京会場での模様を収録したライブDVD『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ〜アニメ・スタンダード・ライヴ・アット・ビルボードライブ東京〜』 (VIBP-118) が発売された[12]。また、配信限定でライブアルバムも発売された。

Vol.3発売後の2012年6月にはビルボードライブ大阪(6日)と東京(8、9日)にて再来日公演を行った。今回は『新世紀エヴァンゲリオン』のEDテーマでもあるスタンダード曲「Fly Me to the Moon」を男女デュエットで披露した。また、9日の公演には声優中島愛がゲスト出演し、持ち歌の「星間飛行」「アイモ〜鳥のひと」と「TRY UNITE!」(ラスマスプロデュース曲)を共演した[13]

同年7月には地元スウェーデンで行われたBangen Jazz & Blues Festivalに出演した[14]

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CM使用曲

脚注

外部リンク

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