ロバート・ドーンボス

ロバート・マイケル・ドーンボス（Robert Michael Doornbos, 1981年9月23日 - ）は、オランダ出身のレーシングドライバー。

ロバート・ドーンボス Robert Doornbos
ロバート・ドーンボス （2006年）
基本情報
国籍	オランダ
生年月日	(1981-09-23) 1981年9月23日（43歳） ロバート・マイケル・ドーンボス Robert Michael Doornbos
出身地	オランダ ロッテルダム
基本情報
略称表記	DOO
国籍	モナコ (2005) オランダ (2006)
F1での経歴
活動時期	2005,2006
所属チーム	'05 ミナルディ '06 レッドブル
出走回数	11
タイトル	0
優勝回数	0
表彰台(3位以内)回数	0
通算獲得ポイント	0
ポールポジション	0
ファステストラップ	0
初戦	2005年ドイツGP
最終戦	2006年ブラジルGP
チャンプカーでの経歴
1年の間14レース出場
活動年	2007
チーム	ミナルディ・USA
最高位	3位 - (2007)
初戦	2007年ベガスグランプリ （英語版） （ダウンタウン・ラスベガス） （英語版）
最終戦	2007年グラン・プレミオ・テカテ （英語版） （メキシコシティ）
初勝利	2007年モントランブラン・チャンプカー・グランプリ （英語版） （モントランブラン・サーキット）
最終勝利	2007年サンノゼグランプリ （英語版） （サンノゼ市街地コース）
優勝数 表彰台 PP 2 6 0

2006年はF1レッドブル・レーシングの第3ドライバーを務めていたが、中国GPからレッドブルの正ドライバーに起用されていた。

名字の「Doornbos」については、オランダ語の発音では「ドールンボス」が近い。

プロフィール

異色の経歴

少年時代からテニスプレーヤーを目指していた。しかし17歳のとき訪れたF1ベルギーGPで、ウィリアムズ・メカクロームのジャック・ヴィルヌーヴに会ってから、レーシングドライバーに転向した異色の経歴を持っている。

以後、イタリア出身の元F1ドライバー、ピエルカルロ・ギンザーニが運営するチームに入りイタリアF3選手権に参戦、好成績を残し頭角を現す。その後はF3000にステップアップする。

F1

2004年

F3000参戦中の2004年にF1のジョーダン・グランプリでテストドライバーを務めることとなり、その後同チームのサードドライバーに抜擢された。

2005年

2005年も引き続いてサードドライバーに起用された。 その後ミナルディのパトリック・フリーザッハーの金銭的理由（スポンサーの経営不振によるスポンサーマネーの未払い）による解雇に伴い、2005年のドイツGPでミナルディよりF1デビューした。

2006年

2006年はレッドブルの第3ドライバーとして金曜日のフリー走行セッションを走ることになったが、中国GPから正ドライバーであったクリスチャン・クリエンの離脱にともない、同チームの正ドライバーに起用された。

F1以降

2007年 アメリカへ

2007年はレッドブルF1チームのテストドライバーを務めつつ、アメリカに渡りミナルディチームUSAからチャンプカーに参戦し、参戦初年度ながら第6戦モントランブランで初優勝を達成した。

その後、第9戦のサンノゼ市街地レースでも優勝。シーズン全14レース中6レースで表彰台に上がり、シーズンポイントランキングでも3位とルーキーではトップの成績を残した。

2008年

2008年は、ミナルディチームUSAがチャンプカーと統合したインディカー・シリーズ (IRL) へ参戦しなかったために、スーパーリーグ・フォーミュラ、ACミランのクラブチームから参戦し、また2008年-2009年A1グランプリの第2戦・4戦・6戦に乗りジェローン・ブリーケモレンと共にオランダチームにも参戦してチーム3位に貢献した（ドーンボスの最高位、1位1回）。

前半戦に不振であったネルソン・ピケJr.の代わりにルノーF1チームのナンバー2ドライバーとして参戦するとの噂も持ち上がったが結果的には、オランダで行なわれるルノーのF1イベントでデモランを行なうためのドライバーとして契約を交わしたことが判明した｡これはオランダの大手金融グループでルノーのメインスポンサーであるINGグループがオランダ人ドライバーを望んだことによるものである。

IRL

2009年

旧チャンプカーチームのニューマン・ハース・レーシングからインディカー・シリーズにフル参戦した。ミッドオハイオからHVMレーシングに移籍した。第3戦のカンザスでは予選で2位に入り、決勝ではラップリードも記録した。

年間を通した成績では5度のトップ10フィニッシュを記録し、ランキング16位に入った。

2010年

インディカー・シリーズには参戦せず、スーパーリーグ・フォーミュラにSCコリンチャンス・パウリスタ・レーシングから参戦している。

レース戦績

イギリス・フォーミュラ3選手権

年	チーム	エンジン	クラス	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16	17	18	19	20	21	22	23	24	25	26	順位	ポイント
2001年	フレッド・ゴダード・レーシング	ルノー-ソデモ	S	SIL 1 21	SIL 2 21	DON 1 19	DON 2 Ret	SNE 1 Ret	SNE 2 18	OUL 1 19	OUL 2 22	CRO 1 Ret	CRO 2 17	ROC 1 19	ROC 2 17	CAS 1 19	CAS 2 Ret	BRH 1 17	BRH 2 18	DON 1 Ret	DON 2 19	KNO 1 17	KNO 2 14	THR 1 Ret	THR 2 19	BRH 1 19	BRH 2 18	SIL 1 Ret	SIL 2 Ret	5位	182

(key)

ドイツ・フォーミュラ3選手権

年	チーム	エンジン	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16	17	18	19	20	DC	ポイント
2001年	JBモータースポーツ	オペル	HOC 1	HOC 2	NÜR 1	NÜR 2	OSC 1	OSC 2	SAC 1	SAC 2	NOR 1	NOR 2	HOC 1	HOC 2	LAU 1	LAU 2	NÜR 1 17	NÜR 2 14	A1R 1 16	A1R 2 11	HOC 1 15	HOC 2 15	NC	0
2002年	チーム・ギンザーニ	無限	HOC 1 23	HOC 2 10	NÜR 1 C	NÜR 2 C	SAC 1 6	SAC 2 5	NOR 1 Ret	NOR 2 6	LAU 1 2	LAU 2 23	HOC 1 22	HOC 2 3	NÜR 1 9	NÜR 2 15	A1R 1 22	A1R 2 8	ZAN 1 Ret	ZAN 2 4	HOC 1 7	HOC 2 Ret	11位	17

(key)

F3・ユーロシリーズ

年	エントラント	シャシー	エンジン	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16	17	18	19	20	DC	ポイント
2003年	チーム・ギンザーニ	ダラーラ F302/052	無限	HOC 1 2	HOC 2 8	ADR 1 10	ADR 2 6	PAU 1 8	PAU 2 DSQ	NOR 1 12	NOR 2 4	LMS 1 NC	LMS 2 8	NÜR 1 3	NÜR 2 Ret	A1R 1 10	A1R 2 8	ZAN 1 5	ZAN 2 7	HOC 1 13	HOC 2 Ret	MAG 1 9	MAG 2 2	9位	40

(key)

国際F3000選手権

年	エントラント	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	DC	ポイント
2004年	アーデン・インターナショナル	IMO 3	CAT 14	MON 6	NÜR 2	MAG 5	SIL 10	HOC 4	HUN 7	SPA 1	MNZ 3	3位	44

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

F1

年	チーム	シャシー	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16	17	18	19	WDC	ポイント
2004年	ジョーダン	EJ14	AUS	MAL	BHR	SMR	ESP	MON	EUR	CAN	USA	FRA	GBR	GER	HUN	BEL	ITA	CHN TD	JPN TD	BRA TD		-	-
2005年	ジョーダン	EJ15	AUS TD	MAL TD	BHR TD	SMR TD	ESP TD	MON TD	EUR	CAN	USA TD											25位	0
		EJ15B										FRA TD	GBR TD
	ミナルディ	PS05												GER 18	HUN Ret	TUR 13	ITA 18	BEL 13	BRA Ret	JPN 14	CHN 14
2006年	レッドブル	RB2	BHR TD	MAL TD	AUS TD	SMR TD	EUR TD	ESP TD	MON TD	GBR TD	CAN TD	USA TD	FRA TD	GER TD	HUN TD	TUR TD	ITA TD	CHN 12	JPN 13	BRA 12		24位	0

(key)

関連項目

• ピエルカルロ・ギンザーニ
• ドライバー一覧
• F1ドライバーの一覧

外部リンク

• ロバート・ドーンボス公式ウェブサイト