トップQs
タイムライン
チャット
視点
叢書文化の現在
ウィキペディアから
Remove ads
叢書文化の現在(そうしょぶんかのげんざい)は大江健三郎、中村雄二郎、山口昌男が編集代表をつとめて、1980年から1982年に岩波書店から刊行された論集である。
概要
1970年代半ばから1980年前後にかけて、構造主義・ポスト構造主義の日本への受容にともない、その影響を受けた思潮が、雑誌『現代思想』『ユリイカ』などを拠点にして、脱領域的、学際的に展開されて、現代思想ブームを生んだ[1]。
現代思想の論者の一部らは、岩波書店の月刊誌『世界』のアレンジにより学者や文化人の会合「例の会」(磯崎新、一柳慧、井上ひさし、大江健三郎、大岡信、清水徹、鈴木忠志、高橋康也、武満徹、東野芳明、中村雄二郎、原広司、山口昌男、吉田喜重、渡邊守章)を組織する。
この会合で、協同的に学問と芸術を架橋し新しい文化のあり方を探る議論を行ったことが出版企画され、大塚信一(岩波書店編集者)が全体の構成を担当し『叢書文化の現在』全一三巻(編者代表は大江健三郎、中村雄二郎、山口昌男、1980~82年)[2]が刊行された。
1980年代前半から半ばの、浅田彰・中沢新一によるニューアカデミズム・ブームの興隆により、1984年に季刊『へるめす』創刊[1]となった。
Remove ads
構成
要約
視点
全13巻で、以下の構成である。
- 1.言葉と世界
- 2.身体の宇宙性
- 3.見える家と見えない家
- 4.中心と周縁
- 5.老若の軸・男女の軸
- 6.生と死の弁証
- 7.時間を探検する
- 8.交換と媒介
- 9.美の再定義
- 10.書物‐世界の隠喩
- 11.歓ばしき学問
- 12.仕掛けとしての政治
- 13.文化の活性化
Remove ads
出典
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads